桃源郷
私らしさのまとめです。
私は、自分が所属するある組織が好きなんです。 なぜか?それは「違和感」を、理論なしに愛する世界だから。みんな少しずつおかしくても、そんな誰もを受け入れる世界。 言葉なしに受け入れたいものがある。 それに言及するのはナンセンスだと思う。 所属するその組織は否応なく代替わりを迎えて、トップが変わって、変わってしまうものが私の大切なものじゃないといい。この組織が、何も考えなくても自然に違和感を愛する組織であり続ければいい。 きっと変わった後の組織も、違和感を積極的に排除する空
今年の人を限りにして、ありったけの愛を詰め込んだ大きな宝箱をひとつ、いつかあの秋の日と私たちの深く眠る夜に、そこには何も無いのだと教えてください。
口に触れる、粘度の高い甘いチョコレート。 雨の香る11月の冷え込み。 あったはずのたくさんの幸せが、語り継ぐにつれて不幸せに置き換えられていくこと。 恋愛の「すき」とは、ちがうけど。その痛みが少しでもわかる立場として救ってあげたい夢も、その先に未来がなくてもあまりに悲しくないくらいに大切だということを、きっと未来の私が全部の私を愛していられるために、確かめたいのです。 このまま、もうずっと眠っているうちにあの日が来たら、今年の小さな魂たちも、そしていつか祈った全ての華に、
それは、全部幻だったのでしょうか。 その群青は時折宝箱からさえ抜け出して、持っていたことなんてないですという顔をして笑顔を貼り付けることもあります。 それじゃあ、思い出せなくなったらどうしましょうか。外付けのメモリーに保存しておくとして、その置き場くらいなら覚えておけますか。 それとも、いつか話したあの青への憧れなら覚えておけますか。憧れ続ける限り、相手が持っていると信じることならできますか。 この世の誰も、もう夏空の青に目を細めなくなっても、きっとこの世のど
「願いは何?」 「わからない。」 願いごとがわからなくなること。 /『月影』(瀬戸瑞貴)
すべての人を善なると信じること。それは、この世が美しく見えるための大切なルール だから、願うのならば、大切な人みんなが、何一つ憎まなくて済みますように。
さあ演奏いましょう、舞台はすぐそこ。 出典 紅玉いづき『今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる』
「死にたい」とか「絶望」とか、どうして言えなくなってしまったんだっけな。noteを見返したら、2021冬にはまだ言えていたみたいなんだけど。
迷ったら必ず正しい方を選ぶこと。 たとえそれで、私のほかの部分が息もできず押しつぶされてしまうとしても。そして、運悪くそちらの私が優位な時には、私ごと壊れてしまうとしても。 だって理想を信仰していれば、いつかそこにたどり着くかもしれないから。そこをめざしている途中に躓きそうになったとき、そのためにもう一度立ち上がるかもしれないから。やっぱりそうやって、生きる理由になるべきだと思うんだ。 ただ、あの頃の私が思っていたよりもそれは無慈悲なものではなくて、正しい方がどちらか知っ
十六時半、まだ少し明るい空の中夏祭りに向かう最中、チリン、と鈴の音がした気がして振り返った。ふいに眩暈がして、聞こえたのがあなたの声だった気がして首をかしげる。甘くて誘惑なあなたの音色。視界が暗く落ちる前に電柱に手を伸ばすと、思考は身勝手に真白に戻る。 そんな勘違いをしてはいけないような気もしたけれど、夜闇に溶けた端正な睫毛が閉じられては、もう真実がどれだったかわからない。祭りの喧騒に浮く、流れるような金髪が目についた その耽美からつい目を逸らしたのは、その延長線上に未来
明日からの日々を素敵にするのは私だけれど、明日もいい日になりますように。
蒸し暑くて吸いづらい空気、それに乗せて身体じゅうをめぐる吐き気、冷房で不健康に冷えた部屋、永遠のように感じられる夕暮れ、夏、夏、夏、
忘れてしまうことが怖かったから、いつもなるべく写真を撮ったし、なるべく的確な文字を書いていた。 だけど君が、忘れてもまたやればいいって、捨てちゃってもまた書けばいいって教えてくれたの。 いいんじゃない?忘れても。また同じことをすればいいよ。眠れないなら手を引いて、一緒に夜の街に溶けてしまおう。 そんな、魔法の話のことを。 海の見える大きな窓に椅子をよせたら、波音を辿るように眠りましょう。焦がれて、見上げて、そんな微睡みが星になるような恋でした。
全て私のせいなのかもしれないけど、貴方とは敵同士なのかもしれないけれど、それでも私はこの春にまたひとつ音楽をおしえてくれたあなたのことを、賛否なんかよりもずっと手前で夢だとおもいました。それしか捧げられるものはありません。
正解を出すのに時間がかかったね。 私たちの永遠に、愛を込めて。
それを、真っ向から幸せと呼べるくらいには私大人になったんだよ、ほんとだよ