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あの時の私がいた。


私はかなり酷いうつ病経験者だが、
この「わたしの美しい庭」に、
あの時の私がいた。


凪良ゆうさんの書く人間描写はすごい。苦しくてえぐられることが多々ある。どうしようもなくやり場もなく、ただただ生きるしかない状況の人たちが沢山出てくる。



それでも、光がある。
と、私は思う。



読む人によって、どの人物に自分を重ねるか違うだろうし、その場面場面で共感する部分があるだろう。そして、生きている闇を得体の知れない恐怖を自分も一緒に味わう。




そんな中でもユーモアがあったり、助けになる存在があったりする。
私たちが今生きている世界もそうだ。



あぁ、
私が、これを書いた理由を忘れるところだった。


はじめに、私はかなり酷いうつ病だった、と書いたが、その時の私と全く同じ気持ちを表現している部分があった。そこに、泣いた。忘れられないあの時の自分がいた。



うつ病が酷い時、私はとにかく全部自分が悪いと思っていた。あり得ない考え方で全身全霊で自分を責めた。
それが書かれているのが、P266 のところ。
引用しない。
実際手にして読んで欲しい。
なんなら、全部読んで欲しい。



もちろん、うつ病になった彼の気持ちと同じく他者を批判することも多々あったし、暴れたし、罵ったし、感情の振れ幅があまりにすごくて、今でもあれは何だったんだろう?と自分でも理解できない。でもあの時はそうしか考えられなかった。


気持ちが高ぶって抑えられなかったら強い薬を頓服して急激に眠くなって寝る。そして、ぼんやり起きて反省する。常にもやの中。たまに気持ちが上がりすぎて、ハイになる。




うつ病がいつ治ったとかは、色々ありすぎて正直自分でも分からない。
うつ病が酷すぎて離婚し、散々な生活の後に今の主人に出会い結婚して2人の子どもを授かった。妊娠した際にきっぱり薬をやめて出産したものの、産後うつらしきものになり、そこからも大変だった。上の子は、私が精神的に弱いところを目にしていたのでよく分かっている。下の子は、壊れた母を殆ど知らない。(数回過呼吸などあったから今は分かるかな。)
家族には本当に支えてもらっている。感謝しかない。



今、こうやってSNSに出てきて自分を出せるようになって、感情の起伏もだいぶゆるくなったし、落ち着いている。
飲んでいる薬は少しの抗うつ薬などあるが、それは歯に関する治療の方。
(また治療を始めたので、完了したら歯の方は別に書こうと思う)



うつ病の人の思考をあまりにも上手く表現しているから、それを伝えたかっただけなんだけど、だいぶ自分のことを詳しく書いてしまった。
まぁ、いいか。



最後に、
うつ病や色んな病気、身体も心も、本人が1番大変とかいうけど、私は看病している方や周囲の方が大変だ、と思っている。これは、私がうつ病を経験して生きてきて感じたこと。どちらが大変と比べることはないのだけど。



夜中に書いたから、重くなってしまったかもだけど、今だから向き合って書けたのかなと。
読んで下さった方本当にありがとうございます。


人生山あり谷あり。
人生いろいろ。


この記事が誰かの役に立つことがありますよう。心から願う。



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