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思い出の音楽 / 015

小学生の時、夢中でやったゲームは『ドラゴンクエスト5』か『クロノ・トリガー』か『天地創造』だと言えるくらい、この3作品が大好きだ。

幼少期、両親……特に母が何故か、マンガやゲームを買い与えてくれた。

今にして思えば、両親が自営業だったこともあり、大人しくさせておく手段のひとつだったんじゃないかと思わなくもないけど、子ども時代にマンガやゲームに触れられたことは感謝しかない。

弟がいたこと、同じマンションにゲーム好きの幼なじみがいたことも相まって、とにかくゲームが大好きだった。

幼なじみとはよくお互いが持っているゲームを貸し借りしたり、お互いの家でそれぞれの親に怒られるまでゲームをやっていた。

なので幼なじみとは通ってきたゲームがほぼ同じなのだ。

そんな幼なじみから数カ月前、LINEがきた。

「妹がクロノオーケストラのチケットが当たったけど、余ってるみたいだから行かない?」

というのだ。

最近は、住んでる場所も離れて、職種が違ったこともあり、そこそこ疎遠になっていた彼女からの突然のお誘い。

それも2人で夢中になってやったゲームのオーケストラコンサート。

嬉しくないわけがない。

二つ返事でOKをし、忘れないようにGoogleカレンダーに書き込んだ。

ということで、行ってきました!!

クロノオーケストラ!!

クロノ・トリガーのサウンドトラックが大好きで、小学生だった当時、母におねだりしてサントラCDを買ってもらうくらいには大好きだった。

1曲1曲に思い出が刻まれていて、物語やマップ、プレイしていた時の気持ちをうっすらと思い出す。

今から約25年前の自分の心を震わせてくれた作品。

この作品があったから、サントラ好きになったと言っても過言ではない気がする。

大好きな音楽に身を委ねている隣には、幼なじみがいて。

今も同じものを好きなことが嬉しかったりもして。

昔ほど、お互いの時間が重なることはなくなったけど、それでも変わらないものがあるということ。

そういうことを気づかせてくれる時間だったような気がする。

もちろん音楽もよかったのだけども。

そんな贅沢な時間を過ごせたことが本当に嬉しかった。

今は昔ほど、時間も集中力もないから、ゲームをやりたいとは思っていてもなんだかんだ手をつけないと思う。

だからこそ、時間を忘れて夢中になってゲームをできた日々があったことは、人生の宝物のひとつだ。

会場内を見渡せば、同じ作品を遊んで、その作品を愛する人達がいて、その人なりの思い出が音楽に刻まれていて、音楽を聴くことで当時を振り返り感動している。

それは、とても素敵なことだと思った。

私もそんな作品を作れるようになりたいと思う。

ゴリラにバナナを買うための愛の手を(*ノωノ)