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「長所」と「短所」

「あなたの長所は何ですか」
「あなたの短所は何ですか。またそれをどう改善しようと努めますか」

就職その他で必ずと言って聞かれるこの質問が苦手でしたん。

そもそも長所や短所を自覚する、定義つけるものって何なのか少し思いを馳せてみたのです。その結果導き出されたきっかけは以下。

①世間一般にみて、常識から判断して自覚
②自分以外の他者と比べた時に自覚
③同じく他者から言われたことがあるから自覚

これらってちょーーーーーーー揺らぐものであり、確実性のないものではないでしょうか。確実性のないものを軸に私たちは自分の長所と短所を定義づけている。

まず、①に関して言えば、日本で生まれ日本で育った人が日本の価値観や常識で短所だと定義したものが、アメリカではめっちゃ長所になり得ることだって大いにあり得る。その逆もある。日本で生まれたけどアメリカでずっと育ってきた人はまた自覚している短所が違ったりする。

それと同じで②③も、その時関係のあった人が言ったことで現在短所と自覚していることを、長所だよ!と褒めてくれていた人だったら、それは今頃自分の中で大きな長所として自覚していたかもしれない。

そもそも今世界にある単語でピタリと言い表せるほど、人ってわかりやすいものでもないと思っていて。もっとさまざまな面があってグラデーション。

こう思うといかに「長所」や「短所」というカテゴリが揺るぎやすいものであるかわかりますねえ。そしてその「長所」や「短所」に縛られて、無意識のうちに自分の可能性を制限している人間という生き物。

私は、自分含め、他の人にも長所も短所もないって思っていて、ただそのまま「その人」としてみている。そのまままるっとゆるゆると認識しているかんじ。

それにこのことを考えだしてみたら、私が私に現在思っている長所の反対がそのまま短所になってた。笑
好奇心旺盛で行動力があることが長所だけど、計画性がなくて飽きっぽいのが短所だと思っているとか。

自分が思っている短所って他の人から見たら喉から手が出るほど羨ましいと感じていることかもしれないし。その逆も。以上!




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