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京都散歩12:東本願寺から西本願寺に。「お西さん」の埋め木捜索を途中でリタイアした。
お立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今回の京都散歩は東本願寺から西本願寺、梅小路公園まで巡ります。
そろそろ人の流れも落ち着いてきたと思いきや、京都駅は大混雑でお目当てのランチは軒並み入れず。。。
どこか途中で良い店があればと思いつつ、空腹のままお散歩です。
【2024年6月1日】
そんなこんなで京都駅周辺は割愛して東本願寺から。
東本願寺
言わずと知れた京都でも有名なお寺です。
とても好きな場所で、コロナ前は駅周辺での営業中ちょっとした合間時間によくお邪魔して、夏でも涼しい畳敷きの御影堂で足を延ばしてました。
(ナイショの話。)
阿弥陀堂門を通り過ぎて、御影堂門から境内に。
学習メモ
宗派:真宗大谷派
ご本尊:阿弥陀如来
国宝:教行信証
重文:御影堂、阿弥陀堂、御影堂門、阿弥陀堂門、鐘楼、手水屋形、
親鸞聖人像、本願寺聖人伝絵
庭園:渉成園(池泉回遊式庭園)
飛地境内地庭園。石川丈山の趣向を入れた作庭。
「十三景」と称される。
メモ:
2023年答申を受けた建物
・内事3棟〔洋館・日本館・鶴の間〕
・殿舎群14棟〔宝蔵・大玄関及び大寝殿・白書院・黒書院・宮御殿・桜下亭・能舞台・議事堂(現東本願寺出版建物)・表小書院・菊門・玄関門・寺務所門(現宗務所門)・内事門・十三窓土蔵〕
もうすべてが重要文化財。。
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いつ見ても荘厳です。
ヨドバシカメラのすぐそこにあるというのが、京都の恐るべきところ。
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御影堂門は木造の三門としては最大です。
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御影堂門の前は広場になっていて、開放的な空間になっています。
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それでは境内に。
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手水屋形は重文なのですが普通にあります。
御影堂
境内のほぼ中央に建つ、宗祖親鸞聖人の御真影ごしんねいを安置する真宗大谷派の崇敬の中心をなす重要な建物です。
正面76m、側面58m、高さ38mの規模をもつ世界最大級の木造建築物で、2019年に国の重要文化財に指定されています。
現在の御影堂は、蛤御門の変による焼失の後、 1895(明治28)年に再建されたもので、阿弥陀堂、御影堂門とともに2011(平成23)年の宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の特別記念事業として大規模な修復がなされました。
堂内の正面中央に親鸞聖人の御真影が安置されており、左右には歴代門首の御影や第8代蓮如上人の御影、また十字・九字名号が掛けられています。
内陣・外陣に敷かれた畳をあわせると927畳にも及びます。
外と比べて風が心地よい堂内にてご参拝。
次は阿弥陀堂です。
阿弥陀堂
御影堂の南側に建ち、御本尊・阿弥陀如来を安置するお堂です。
御影堂と同じく1895(明治28)年に再建され、正面52m、側面47m、高さ29mの規模をもちます。
阿弥陀堂の内陣は、『仏説阿弥陀経』の世界が表現され、天井から柱にいたるまで金色で荘厳されています。また、御本尊・阿弥陀如来の左右には、法然上人をはじめとする七高僧や聖徳太子の御影像が掛けられています。
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どちらも撮影に関しては注意書きがありますがNGではない様です。
ただ、この厳粛な中で携帯を出すのは気が引けます。
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この付近はだれも立ち寄らない。
ご参拝を終えて、七条通りを西に向かいます。
京都検定試験にも出題されましたが、東本願寺と西本願寺の間には仏具を販売してるお店が多数あります。
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堀川通まで来ました。
なかなかランチできるところがない。
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モチーフはトリビアと関連はしていないよう。
興正寺
西本願寺の隣にあります。
こちらもご参拝です。
学習メモ
宗派:浄土真宗 興正派本山
山号:円頓山
ご本尊:阿弥陀如来
あまり参拝客がおらず、静かにお参りできます。
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女性二組の参拝者が、何やらこの境内が聖地巡礼の様におしゃべりしていました。
なんだろう。
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こちらも堂内のしつらえがとても素敵です。
境内に会館の様なものがありそこで休憩できるようでしたが、学生さんが一人黙々と勉強していたのでお邪魔しない様にしました。
なかなか良い勉強場所を知っておる。
西本願寺
西本願寺に到着です。
京都では17の社寺が世界遺産に登録されていますが、そのうちの一つです。
【学習メモ】
宗派:浄土真宗 本願寺派本山
山号:龍谷山
ご本尊:阿弥陀如来
国宝:御影堂、阿弥陀堂、飛雲閣、親鸞親鸞聖人影像 鏡御影、三十六人家集
唐門
重文:総門、御影堂門、阿弥陀堂門、経蔵、太鼓楼、手水舎、御成門、目隠塀
築地塀、教行信証
メモ:
・世界遺産
・本願寺伝道院(重文)
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門を潜ると大きなイチョウが。
とても背の低いイチョウです。
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天然記念物
低い位置から水平、斜上に伸びている珍しい形です。
案内によると植栽時から剪定等が行き届いていて、御影堂建立の時期から、樹齢400年と推定されているそうです。
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イチョウ越しに御影堂を。
堂内の写真も禁止ではない様なのですが中の撮影は控えます。
今回訪問した三山はすべて装飾が素晴らしかったです。
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沓石。
柱や縁側の束柱を受けるための石です。
木の中に石があるそうです。
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境内を巡ります。
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こちらもとても広い境内です。
京都駅から徒歩圏内に、いくつもの名寺があるというのが驚きでしかない。
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埋め木
御影堂、阿弥陀堂の縁側や廊下には、木材の補強・修復のために、亀裂や穴を木片で繕う「埋め木」が施されています。
当時の大工さんの遊び心で、動物や植物をかたどったものがいろいろ見つかります。
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早速捜索。
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お魚かな?が泳いでいるような。
探してみるとあちこちに。
どうもどこかに、象さんまでいるようで。
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暑い日なのと空腹でくらくらしてきたので、捜索はこちらで打ち切りました。
もう少し見つけたかったけど。。
何故東西の本願寺がある?
一度外に出て唐門に。
西本願寺と興正寺の間を進みます。
この道、その昔なら辻斬り出そう。。。
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唐門に到着。
ちよっとこれは圧巻。
見惚れた。
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何故、東と西の本願寺があるのか?
どちらも浄土真宗ですが、東本願寺は「真宗大谷派」、西本願寺は「浄土真宗本願寺派」です。
いきさつは織田信長と石山本願寺との争い「石山本願寺一揆」が発端とのこと。
争いのさなか、石山本願寺では信長と和睦するか、徹底抗戦するかで意見が分かれました。
和睦を主張したのは、石山本願寺の宗主であった顕如と、三男の准如。
徹底抗戦を主張したのが、長男の教如です。
最終的に顕如が和睦を決め、結果石山本願寺は信長に明け渡されます。
このことが発端となって、顕如は宗主の座を長男ではなく、三男の准如に譲ってしまいます。
ここで両者が対立してしまうことになりました。
信長没後、和睦を決めた顕如は豊臣秀吉から七条堀川に土地の寄進を受け、御影堂と阿弥陀堂を建築しました。
これが現在の西本願寺の始まりです。
一方、教如は徳川家康から七条烏丸に寺の寄進を受けます。
こちらが東本願寺となります。
現代でも通じる話ですね。
権力争いと派閥。。。
今は「お東さん」、「お西さん」と呼ばれているそうです。
さて、そろそろ空腹も限界なので次に進みます。
梅小路公園
西本願寺から、梅小路公園に向かいます。
距離はさほど離れていません。
水族館には一度来た事があります。
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天気もよく、芝生の広場では子供たちが駆け回り、園内はマルシェが所狭しと連なっています。
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途中カフェがあったので今度こそと思いましたが、すでにランチの時間は終了。
残念です。まじやばい。。
こちらでの捜索はポケモンマンホール。
園内のどこかに隠れてます。
お好きな方は探してみてくださいね。
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駅に到着しました。
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今回のお散歩はこちらで終了です。
この後やっと食事にありつけました♪
それではまた。
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