麻雀チャレンジ97日目解説

前回の記事に引き続き、昨日の麻雀チャレンジの解説をしたいと思います。
今回の問題は私の実践譜(私は東家)なんですが、解説というより反省です。

まずは問題を振り返ります。

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南4局、トップ目の南家と7900差。
上下が大きく離れた点況で西家と北家が仕掛けております。
北家は着順アップは相当厳しく、ラス目は満貫ツモor北家から5200直撃条件。
南家は満貫を放銃すると2着へ着ダウン。

北家の仕掛けは!?

七をリャンメンでチーされた時は、「タンヤオで流しに来たのかな?」くらいに思ってました。
こんなリャンメンをチーする位なので割と整っていて早いのかも?と思っていたら、
一をリャンメンチー→打⑦
これを見て私は「ラッキー」と思いました。
というのも、北家の役がかなり自風の「北」だと思ったからです。
写真をもう一度見てください。ドラが北なんです。
それ以外の役牌が全部切られております。(白槓子からは除く)
これが安い仕掛けだとすぐに南家に差し込まれて終わってしまう事が多いのですが、トップ目の南家が満貫を差し込めない状況にラッキーと思ったわけです。

西家の仕掛けは?

これはソーズに染めているのが普通なんでしょうね。
まだソーズはおろか字牌すら余っていないのでテンパイしていることは少ないでしょう。
ただし先程も述べましたが、
・役牌が切られていてる
・ドラの北は北家が持っていそう
そう考えるとソーズに染めているけど、西家は清一色っぽい。
となると、ここにも万が一テンパイしていたら南家は放銃できないのでこれまた私はラッキーな展開。
(余談ですが、清一色は混一色と違って余らないでテンパイする事が多いです。適当に同色を13枚とると結構テンパイします。確率がどれくらいかは計算したことが無いので詳しく数字は出せませんが、試しにやってみて下さい。麻雀牌が無ければ適当に紙に数字を1~9まで4枚ずつ書いて13枚取ってチャレンジしてみてくださいw)

テンパイしたが何を切る!?

分かりやすくする為に写真を再掲載します↓

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さて、何とかテンパイまでこぎつけたわけですが、どうするか?
まずは、
・三と七どちらを切るか?
南家は情報がありませんが、西家と北家はどちらも持っていなそうだと思いました。
という事で、一盃口の1ハンは惜しいですが枚数で選ぶことにし三切りとすることにしました。
次にリーチするか否か?
私から立直棒が出ると、
南家→親以外へ満貫放銃してもトップで終了。
西家→満貫をどこからでも和了って3着、北家からは3900直撃で3着へ。
北家→2着目の親から跳満直撃で2着へ。
私からのリーチ棒が出ることによって私以外の3人の条件が緩和されます。
つまりリーチ棒を出す事は私にとってかなり損になります。
しかし私はリーチに踏み切りました。
理由はいくつか有り、
・トップ目との点差
・北家を降ろしたい
・西家はまだテンパイしていなそう
・待ちはカンチャンとはいえそんなに悪くない
など色々あるのですが、一番大きいのは南家が北家に差せないのでは?と思った事です。
もう一度河を見てみましょう。

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北家の2フーロ目のチー出しの⑦が関連牌だと私は思ってます。
九を先切りして⑦を引っ張りマンズの染め手をボカしているのでは?というご意見もありましたが、今局はあまりボカしても他家に与える影響って少ないと思いました。
トップ目の南家は万が一マンズで放銃したら着ダウンするのでマンズは打たなそう。
私と西家は放銃しても着順には影響がないのである程度自分の都合で打つであろうこと。
そしてボカす為に引っ張る⑦が、真っすぐ来るであろう私に対してとても危険な牌であること。
ボカすことがあまり北家に得になるとは思えませんでした。
そんなわけで⑦が関連牌だと思ってました。
そこへ私が1シャンテンから③を通しました。
③も一応、
二三③④⑤⑥⑦北北北
こんな雀頭の無い形からの、一チー→打⑦もあるので危険牌である。
(この局の場合は打③で④⑦に受けそうな気もしますが…)

⑦が関連牌なら残る候補は、
・⑤⑧リャンメン
・⑤と何かのシャンポン
・カン⑥やカン⑧、カン④
ただ、カン⑧なら⑦と⑨が一枚ずつ切れているので、⑦と⑨の切り順が逆になりそうかな?と。
カン⑥なら⑤⑦⑦⑨から⑨を切っているのでもう一つの対子が鳴きやすい牌じゃないとピンズをリャンカン形にしそうかな?と。
カン④は不明です。
ということで、一番多そうなのは⑤⑧のリャンメンかなと。
(※都合よく解説している可能性があるので十分気を付けてください)
北家の手牌がドラの北暗刻の⑤⑧リャンメンの可能性が高いとすれば、ここで私がリーチしても⑤⑧は私に通ってないので南家は差し込めないのでは?と思い、結局三切りリーチに踏み切ることに。
その結果が以下のようになりました↓

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なんとビックリ四を一発ツモで和了逃ししているではありませんか。
挙句の果てに南家に⑤を差し込まれました。

考察

さて、この結果を受け私がとても悔やんだことは「リーチ判断」です。
七切りのカン四に受けなかった事は全く気になりませんでした。確かに打点を落としているわけですが、今局は枚数に比重を置いたので仕方ないと思いました。四の和了逃しと同様の結果論になってしまうのかもしれませんが、六は山に3枚有り四より1枚多かったです。
問題はリーチはした事。
もっと言えば人読みを欠いたこと。
⑤って私に通っていないのに切ってくるんですよ。そういうことをしてくる人って私はかなり分かっていたのに。
ダブロンが無いルールなので最悪北家の頭ハネで終わると思ったんでしょうね。
これは相手を称えるレベルですが、それでもリーチはダメだったなと反省しております。

ところで、⑤を切って差し込みされた局面、私は「あ~やっぱり差し込まれちゃった^^;」ということでリーチ判断の事がすぐに頭に浮かんでいたので記憶が定かではないのですが、この⑤って少考して手出しで切られたような気がします。
もし手出しであるとするならば、前巡に⑤を切ることは可能だったわけです。
前巡切らなかった⑤を次巡切るという事は、この南家のバランス(押し引き)が垣間見れる瞬間ですよね。
・大体北家に当たるだろう⑤
・親には2筋にかかる無筋
・親の一発目
・ドラの北は親が持っていない
一発で押すのは見合わないけど、二発目なら押した方が良いと思っているのでしょうね。こういうのも面白い発見ですよね。
(※⑤が手出しだった場合です)

普段の麻雀チャレンジの問題は、私の実践譜から難易度ではなく選択肢のありそうなモノをピックアップしています。
たまに他家の手牌だったり他の方から頂いた問題を使いますが、今回は自分のミスを自分なりの解説でピックアップしてみました。
正しい解説かどうかは一切保証しませんので!

では、アディオス!


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