開業への準備
いつ?どこで?だれが?なにを?
開業準備の話の前に少しだけ違った話をします。
いつ?(When)どこで?(Where)だれが?(Who)なにを?(What)するか。
私が17年間麻雀店を経営してきて辿り着いた答えの一つ。
上記のような言葉、もしかしたらビジネスの世界では「〇〇〇論」みたいな戦略があるのかもしれませんが、恥ずかしい事に私は本を全然読まずに過ごしてきたので難しい事は分かりません。
ただ、17年間麻雀店を経営してきて思ったのは、
1~2個以上該当すれば→短期的(1年位)には結果が出やすい
2~3個以上該当すれば→中期的に(3~5年位)に結果が出やすい
4個該当すれば→長期的に相当な成功を収めるのではないだろうか。(ここは私も想像の世界)
麻雀店の場合は飲食業と同じで参入しやすい世界である。
私もそんな一人であることは「麻雀店を開業した経緯」でお話しましたが、この17年間の間だけでも、新しく出来ては閉店、新しく出来ては閉店、こんなのを沢山見てきました。
特に私のような個人でスタートした所で10年以上続けるのはとても大変だと思います。
勿論、成功しているお店もあります。
大成功の例で言えば「マーチャオ」さんが群を抜いておりますね。今でも付き合いのある親友がたまたまマーチャオさんの1店舗目のオープニングスタッフだったので、規模の大きくなる様子を色々聞いていたので本当に尊敬しました。
話は逸れましたが、この「W」4つのうち(本当はもっとある?)、1つも無いと結果を出すのに難しいのではないかと私は思っております。この「W」についての話はいつか詳しく書きたいと思います。
物件探し(Where)
麻雀店をする(What)という事は決定したので、次はどこでやるか?(Where)
私の場合、「横浜市内」「大学の近く」この2つがキーワードでした。
繁華街でスタートしたいのは山々ですが、資金にも限りがある。個人でやるには物件に資金を相当持っていかれる事は後々のリスクにも繋がるのでそこは避けました。今思うとこのリスクを取ることが安定に繋がるのでは?と思っておりますが、24歳当時の私にこの考えをするのが無理でした。
横浜市内にした理由は実家からも通う事が出来る事、知人経由で少しでも口コミが広がるかも?と思った事。
大学の近くにした理由は客層を若者にしたかったから。
これが関内とか伊勢佐木町だと必ずヤンチャな人達が来るので。もうそういう世界では生きる事は無いと心に決めていたので、関わること自体の確率を下げようと思った事。
上記の理由から候補の大学が、「横浜国大」「関東学院」「神奈川大学」この3つの近くを探すことになりました。
まず最初に横浜国大が候補から外れました。横浜国大はとても立派な大学なのですが、いかんせん立地が辺鄙。バスを利用するような場所であり、最寄りの電車も相鉄線か横浜市営地下鉄。横浜はその他にも京浜急行、JR各線、東急東横線などがあるのですが、相鉄線と地下鉄が少し見劣りする事、駅から学校に近くない、駅が小さい。商売をするのには少し厳しいかなと感じました。
二つ目は関東学院。実は殆ど話したこと無いのですが、アリスは最初関東学院近くの金沢文庫で決定していたのです。しかし申し込みが終わってからビルのオーナーが「麻雀店はNG」と突然態度を変えてしまい振出しに戻ることに。
途方に暮れている余裕なんて無いので気持ちを切り替え再度探していると、家賃も敷金も格安の物件に巡り合う。
それが今の麻雀アリスの場所。白楽には縁もゆかりもないが、調べてみると、
・大学までの経路であること
・商店街の中心のいわゆる路面店
・各停しか止まらないが東急東横線
・何より家賃が安い(当時)
上記の理由で即決した。
運や巡りあわせはコントロール出来ないが、必ず付いてまわるもの
物件探しをしている時は無我夢中で分からなかったが、今思うと最初の物件である金沢文庫でスタートしていたら、こんなに長くアリスを続けることは間違いなく出来なかったと思う。
立地もそうだが、人との出会い、様々なものが良い結果に繋がったと今更ながらに思う。
こればかりは麻雀の配牌やツモと同じでコントロール出来ないが、必ず結果に付いてまわるものだからこそ、きっちり受け入れる心構えをすることをお勧めします。
独立することは全ての結果(責任)を受け入れる事。
長くなってしまったので、設備や風営法の許可の話は続編として次回にします。
最後に一言。
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