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   『心の扉開く、面目躍如の力!』

2023/03/22(水)

禅語:「面目躍如」《No.29》

            (めんもくやくじょ)

【この禅語で解消される悩み事】
□1.自分の本質を見失った悩み
□2.他人とのコミュニケーション不安
□3.真実に目を向ける勇気の欠如
□4.偽りの自分に縛られる苦悩
□5.素直な心を持つことの難しさ

【禅語の要約】
面目躍如(めんもくやくじょ)は、禅語のひとつで、元々は中国の禅宗で生まれた言葉です。「面目」とは顔や表情、または本質を指し、「躍如」とは跳び出るように現れることを意味します。禅語としての「面目躍如」は、真実の姿や悟りの状態がはっきりと見える瞬間を表現しています。
この言葉は、禅宗の修行において、心のありのままの姿を示すことが重要だとされています。禅の教えによれば、無意識のうちに隠れている真実を見つけ出すことが、悟りへの道であるとされています。この真実を見つけた時、面目躍如となり、悟りの境地に至ることができると言われています。
この言葉はまた、人間関係やコミュニケーションにも通じる智慧が詰まっています。他人と接する際に、素直で率直な心を持ち、相手の本質を理解することで、より深いつながりが築けるとされています。禅語「面目躍如」は、真実を見極める心の在り方や、人間関係のあり方に対する示唆を与える言葉として、現代にも通じる教えです。

【悩み事の解消法】
□1.自分の本質を見失った悩み
  ○1-1 瞑想や瞑想の習慣を通して内省し、自己を探求する
  ○1-2 素直な気持ちで過去の行動や経験を振り返り、自分を理解する
  ○1-3 身近な友人や家族と本音で話し合い、自分を客観的に見る機会を持つ
  
□2.他人とのコミュニケーション不安
  ○2-1 積極的に相手に質問し、共感や理解を深める努力をする
  ○2-2 自分の意見や感情を素直に伝え、オープンな態度でコミュニケーショ
      ンを図る
  ○2-3 相手の立場に立って考え、対話の中で柔軟な思考を持つ  

□3. 真実に目を向ける勇気の欠如
  ○3-1 自分の恐れや不安と向き合い、無理に逃げずに受け入れる勇気を持つ    
  ○3-2 サポートを受けながら、段階的にチャレンジを続けて前進する
  ○3-3 小さな成功体験を積み重ねることで、自信を持ち勇気を育む
    
□4.偽りの自分に縛られる苦悩
  ○4-1 他人と比較せず、自己受容を促し、自分を大切にする心を持つ
  ○4-2 素直さや謙虚さを大切にし、偽りのない自分を大切にする
  ○4-3 自分の価値観を見直し、再構築して偽りのない人生を歩む基盤を作る
□5.素直な心を持つことの難しさ
  ○5-1 感謝の心を育てる習慣をつけ、ポジティブな感情を持つことを意識す
                    る      
  ○5-2 心のブレーキを解放し、自分を許すことで素直な心に近づく 
  ○5-3 周囲の意見や感情に耳を傾け、自分と他者とのつながりを大切にする

【まとめ】
禅語「面目躍如」は、真実の姿や悟りの状態がはっきりと見える瞬間を表現し、人間関係やコミュニケーションの智慧も示唆します。悩みとして、自分の本質を見失うこと、他人とのコミュニケーション不安、真実に目を向ける勇気の欠如、偽りの自分に縛られる苦悩、素直な心を持つことの難しさがあります。これらの悩みを解消する方法として、瞑想や内省を通じて自己探求を行い、オープンで素直なコミュニケーションを心がけ、勇気を持って真実に向き合い、自分を受け入れ、感謝の心を大切にすることが重要です。このようにして、面目躍如の精神を通じて、人間関係や自己成長に役立てることができます。

【作者と来歴】
「面目躍如」は、特定の作者によって創作された言葉ではなく、禅宗の教えの中で生まれた表現です。禅宗は、中国で発展した仏教の一派であり、その教えは禅語や公案を通じて伝えられてきました。禅語は、言葉を超えた悟りを追求する禅宗の特徴を反映した独特の表現であり、「面目躍如」もその一例です。
「面目躍如」の成立時期や具体的な由来については明確な情報はありませんが、中国の禅宗が発展する過程で生まれ、その後日本にも伝播しました。日本では、特に鎌倉時代以降に禅宗が広まり、禅語も多くの人々に親しまれるようになりました。「面目躍如」は、このような歴史的背景の中で、禅宗の教えを表現する言葉として使われるようになったものです。

【追記】
当サイトは個人的な見解や意見に基づいたものでは一切ありません。多様な文献や資料、そしてインターネット上の情報源を参考にして、可能な限り柔軟かつ包括的な観点から、正確な情報を提供することを目的としています。また、実践しやすい形で箇条書きで構成しています。

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思わぬ出会いに感動。雑司ヶ谷霊園でのお弁当タイムに、薄紫のフウリンソウ(?)にとまるてんとう虫を発見しました。忙しそうに動き回るその姿に、自然の営みを改めて感じました。


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