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尾鷲ひのきのまな板

突然ですが

「尾鷲市」

読めますか?
三重県南部にある地名です。


「おわせ市」と読みます。

雨がとても多いところでも有名です。
(台風中継でよくTVで映ります。そして、私の地元でもあります。しつこい😂)

雨がめっちゃ降るんだぜ。っていうお話は前回の
「三重県伝統工芸品 ぬし熊さんの尾鷲わっぱについて」でもお話しています。

尾鷲の特産品として「尾鷲ひのき」があります。
「尾鷲ひのき」は、ブランド材として有名なのですが、他のひのきとは何が違うのか。

特徴としては、油分を多く含み赤味が強いこと。
ひのきは木材の中では柔らかい分類になりますが、尾鷲ひのきは、他のひのきよりも油分が多く、身がしまっていることから、強度もあるとされています。

雨が多い尾鷲の山々で育つひのきは、急峻な地形で、やせた土壌。
その山でゆっくりと長い年月をかけて育つので、身がしまり、油分が多いのが特徴です。
そんな特別なひのきを使って、作られているのが「尾鷲ひのきのまな板」です。

尾鷲ひのきのまな板 オリジナルサイズのもの

以前、店頭でお客さまに「包丁変えなくても、まな板変えたら、切れ味変わったように感じますよ!」とお話させていただき、お求めくださった方が「本当だ!」と、お友だちのプレゼントにも、選んでくださったことがあります。

包丁は野菜を切って刃こぼれしているのではなく、まな板(固いもの)に当たって刃こぼれしています。
(固い食材は別でっせ)

もちろん、包丁を研ぐ(セラミックの簡易的なやつじゃなくて、ちゃんと砥石で)など、包丁の定期的なメンテナンスは必要ですが、プラスチックのまな板を使ったことしかない方には、是非一度お試しいただきたいです。

尾鷲ひのきのまな板については、私のインスタグラムでもお話しています。
https://www.instagram.com/p/CZYw34irtgH/

私もずっと(何年も)この、まな板しか使っていません。
作ってくださっている職人さんがご高齢ということもあり「あと、2年くらい出来たら良いなぁ」とのこと。

いつもお願いしている山本木工さんも、跡継ぎがおりません。
便利で安価なものが増えるばかり。
良いものがどんどん減っていくの、どうにかしたいです。




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