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手放すと得られるもの

本日、ずっと憧れていたベルリン在住の音楽ライター兼ジャーナリストの方と連絡を取り合う機会をいただきました。

きっかけはざっくりまとめると、2018年12月、現在勤めている会社のオーディオ機器のフェスにて。私の事を知って声をかけてくださったNAVYSの代表取締役の方とお話をしているなかで、私が長年、メンターとして目標とする女性がいる事を話したことがありました。すると、たまたま「その彼女と僕は一時期同じ媒体で働いていたことがあるんだ」という、なんとも奇跡のような偶然の繋がりに声が出るほど驚きました。

「ぜひその方を紹介できると思うのでまた東京に来てください」

その言葉をいただいた翌月、2019年1月に私は私用で新幹線のチケットを取り大阪から東京へ向かいました。

その夜、とあるイベントでずっとファンで愛読していたインディペンデント系の音楽事務所の「大変凄い方(役職とかでなくこの表現がふさわしいのかもと思った)」に出会い、そして先日、3月末にその女性と連絡を取る機会が巡ってきたという事です。

まるでずっと憧れていた方に贈るファンレターのような、ぎこちなく、堅い文章。ただ伝えたい事はしっかり、長くだらだらと書くのではなく、簡潔にシンプルに伝わる事だけを意識した。翌日、いただいたメールの返信の内容は、即このような繋がりのきっかけを作ってくださったお二人に報告をした。

ずっとお話ししてみたいと思っていた女性から「ぜひ何か一緒にできたらいいですね」と仰っていただいた事で、私もまた大きな目標が出来ました。


私は動き出すまでが非常に腰が重く、ただ直感的に「やる!」と決めた時の行動力は粘り強く、ちょっとやそっとじゃへこたれない。こんな性格だから「今まで持っていた技術を手放す」ことや「安定しているその場所から離れる」決断をするまでがとても遅い。

ただ、2019年になって一番学んだことといえば、「今必要なものを得るためには、恐れずにいらないものや今までの習慣を手放すことが変化の第一歩」だという事だった。

私は、プライドを捨てる事で自由への脱皮を迎えたのだ。

今日のこの日をいつまでも忘れないように、ささやかな記念日にしようと思った。

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