かきもの「ライブを久々に」

人前で久々に歌った。

言い訳はしない。

ギターのにおいの件は、すべっていた。
カポのつけ忘れで何とかなった。

そして、私はもうハタチではない。
塩分とお酒は注意しなければ。
無垢は、浮腫になるんだな。
出た、名言。

お客様の99.9%は私の事など知らず。
3曲20分勝負は、少し燃えた。

その瞬間をこちらに預けていただく感覚が
リアルのライブの醍醐味で
だからこそ、その返りには歓びと
居た堪れなさが同居する。

ただ単に曲・声・演奏等の魅力などの
事前準備では対応しきれない
空間に存在する意味でのアドリブ性に挑む事が
楽しいんだった、そういえば。と思った。

一人での弾き語りの場合は、特に。
バンドの場合は、二人称までがステージにいるので
少し意味合いが違う。

そして、コロナ禍における外出自粛は
曲作りに影響があったのだと
今回の準備を通して気づいた。
テンポや言葉の詰め方に表れている。
跳ね感がある曲は「あわない」くらいか。
もう少し暑苦しいテーマの曲を書いてもいいな、
という気分になった。

ただ、感情をほじくるような制作は
私にはもう似合わない。
ストーリーとかジャンルとか
私には乗っかるフォーマットがない分
今までとは違う新しい術で
粛々と挑んでみたいと思う。

また近々人前で歌う機会が出来た。
本当に嬉しい。


またお目にかかる日を願って。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?