天鳳振り返り2020/08/30

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もう少し危険を察知できるべきだったかという場面について。

現状全員に鳴きが入っている場面。状況を整理しよう。

ちょうど今上家が8sをチーしたところ。対面の親が北家の3pを5巡目にチーして打1s。下家は5sポンして打2m。

さて、ここで警戒すべきは親だ。

ドラが1mで字牌が北以外は2枚切れor3枚切れ。よって上家はほぼタンヤオで安手が濃厚。下家は赤入りで鳴きが入っているがドラを切っておりこちらが赤5mを使っているのでトイトイでも絡まない限り満貫には届かなそう。また捨て牌もおとなしいのでノーテン濃厚だろう。

で、親だがここは字牌がほぼ切れての4p先ぎりからのペン3pチーなので手役がらみ。ドラ1mを上下が使ってなさげなことからドラを持ってるとしたら親で純チャンか下の三色狙いが濃厚。また1sが出てきておりその後上家の9pラグが入った。その後親が2mの手出し。

そして巡目が進み、9pを引いたところだ。

さきほど発生が無かった9pだがこれを止めるかどうか。下家が9p単騎とかでない限り、あたるとしたら対面だけだ。ここで親の2m手出しをどう見るかが今回のポイントだ。

まず2mがくっつき候補だったパターンについて考えてみよう。

親が純チャンだと仮定すると2mの相方となるくっつき候補にはなにがあるか。ピンズは3pチーして,8pを切っているのでない。ソーズは1s,8sを切っているのでない。よって2mの相方はあるとしたらマンズの上(789)しかない。そしてくっつきに絶好の1sを切ってることから2mの相方としては9mが濃厚となる。9mに789いずれかがくっついての789mいずれかの待ちになりそうだ。9m重なりなら9m,9pシャンポンになる。

と考えてみたがとなると9pポンラグがおかしい。2m9mのくっつきシャンテンなら9pポンしてまずは9m単騎に取るはず。よってくっつきはないと考えられる。

次に2mが関連牌だとすると形としては12,112,122,223というところだろうか。

ここで親の上家である北家が1mをきっているので223はあり得ない。
122はなくはないが三色か純チャン以外役がないのでこの2mが残っているの違和感がありあまりなさそうだ。
112はいま1mを引いて9pとのシャンポンに受け変えというパターン。
12から9s,9mがアンコになり1m単騎へというパターン。
ありそうなのは1m,9pシャンポンか1m単騎といったところ。

まとめると親がテンパイしているなら1m>9p>3mの順で危ない。ペン7sもあるか、それだと2m手出しが空切りだろう。そしてやはり9pのポンが入っていないのでテンパイ濃厚とみて1m,9p,7sあたりは止めて3mだけ勝負ぐらいがちょうどいいバランスだったように思う。

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で答え合わせだがこの9pが当たるんだよな。対局中は14m両面はないけど1m単騎はあるのでそこは抑えよう、一応7sもあるなぐらいには構えてたんだけど、9pはポンされなかったから~とか思って切ってしまった。

ラス牌待ちになるので9p,1mシャンポンに受け変えないというのもありそうだが9pポンラグがかかったなら止めるべきだった。むしろラグらないなら8p,1sの順番が逆なのでまず通るだろう。ちなみにペン7pも同様の理由でないとみている。

今回は警戒すべき相手がほぼ純チャンと読める状況で、そうなるとくっつき牌が限定され、かつポンラグとのコンボでくっ付きが否定されるというめずらしい状況だった(ポンラグを信用すればだが)。2m手出しなのでその周りは危険という短絡的な読みはできるがその相方までは考えられていなかった。開けられて、あーそれね、待ちかえあるよね、という奴だ。

こういうのは相手の手出しごとに読みを修正していくということをしないと天鳳ではまず思考が間に合わねえ。

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