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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編04>香美市立美良布保育園建設事業 設計委託業務 公募型プロポーザル

ゴールデンウィークですので、本論の合間の話題提供・情報提供です。

・香美市立美良布保育園建設事業 設計委託業務 公募型プロポーザル
https://www.city.kami.lg.jp/soshiki/47/birahupuropo.html

この2023年度は年度当初から非常に多くの設計(者)プロポーザルが公告されていますが、これは特筆すべき内容です。
なんといっても、参考資料として公開された「本プロポーザルの画期的(ユニーク)な特徴-高知県内における今後の理想的なプロポーザルの実施に向けての試行として-」が素晴らしいのです。

・「本プロポーザルの画期的(ユニーク)な特徴-高知県内における今後の理想的なプロポーザルの実施に向けての試行として-」https://www.city.kami.lg.jp/uploaded/attachment/39253.pdf

この文書では、次の7点について見解がまとめられています。

1. 参加資格を高知県内の一級建築士に絞ったこと
2. 審査委員会委員の半数に建築専門家が入っていること
3. 審査委員会の委員の氏名を公表していること
4. 設計委託料は、国土交通省告示に基づく金額としたこと
5. 第2次審査に報酬が支払われること
6. 第1次審査の提案書は、A3-1枚、第2次審査用の提案書は、A3-3枚としたこと
7. 第2次審査のプレゼンテーションを公開としたこと
8. 審査委員の全員が審査講評を公開すること

特に3. の「審査委員会の委員の氏名を公表していること」と8. の「審査委員の全員が審査講評を公開すること」には大いにうなずかされます。
この文書は行政文書の堅苦しさがなく、本音が伝わってくるものです。ぜひ全体をお読みください。
このプロポーザルをとりまとめた委員長の大谷英二さん(高知工科大学名誉教授)や香美市役所の方々に敬意を評します。高知県内の設計者の方々、奮ってご参加ください。

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