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プロポーザルのリ・デザイン

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#マッチング

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#013:審査委員会は匿名か顕名か

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#013:審査委員会は匿名か顕名か

自分が提案する側のプロポーザルの準備があったり、審査委員を務めるプロポーザルがあったりと少し余裕がなく、前回から日が空いてしまいました。

さて、人選等を述べた審査委員会ですが、委員を匿名とするか、顕名とするかについて述べていませんでした。結論から言うと、プロポーザルをリ・デザインする場合は当然顕名にします。これは絶対です。

そもそも従前のプロポーザルで顕名にせず匿名にする理由がわかりません。よ

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#012:行政の無謬性から脱却する

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#012:行政の無謬性から脱却する

プロポーザルとは行政が一方的に設計者を選ぶのではなく、実はそのプロポーザルに参加するかという時点で行政も選ばれているのだと前回、書きました。だから、互いに選び合うマッチングという意識が重要なのですが、もう1つ、大事にしたいことがあります。

それはプロポーザルを実施中に規定や解釈に不確かさや誤りがあった場合、勇気を出して誤りを詫びて行いを正すことです。行政としては誤りを認めるのは非常に難しいことで

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#011:互いに選び合うマッチングという意識

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#011:互いに選び合うマッチングという意識

さて、ゴールデンウィークでも、いやゴールデンウィークだからこそ、時間を確保して書き進めていきたいと思います。ここからしばらくは提案書類についてふれていきますが、その前にプロポーザルとはなにであり、なにでないか、私の原点的な立場を示しておきます。

プロポーザルとは、設計者や設計チームを選ぶものであって設計案を選ぶものではありません。

プロポーザルとは、実施する自治体側が設計者や設計チームを一方的

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