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#C103 お知らせ&新刊サンプル''新種牡馬で優位に立ちたいPOGの記事 Season24-25 シスキン編''

毎度様でございますよ!
一時はコミケ参加が怪しかったのですが、入稿手続きは済ませてあとは大大大大大栄光印刷様がアウトにならなければ新刊を出せる状態になりましたので告知とサンプルを兼ねて新種牡馬シスキンについて考察していこうと思います。
是非お付き合いください。


1.C103 冬コミについて改めて

お品書き

C103(以降冬コミ)にちゃんと参加します!
お品書きは上記の通り、新刊「新種牡馬で優位に立ちたいPOGの本 Season24-25」夏の既刊「サンデーサイレンスって何?」の2冊各500円での頒布となります。

※夏の既刊「サンデーサイレンスって何?」については前の投稿をご覧ください!

問題無くいけば左側の新刊が出る予定です。
ここでの問題は後程説明させてください。

掲載種牡馬は
アドマイヤマーズ
ゴールドドリーム
サートゥルナーリア
ルヴァンスレーヴ
ミスターメロディ
フィエールマン
ナダル
モズアスコット
ウインブライト

の全9頭になります。

本投稿ではこの中に入れられなかった新種牡馬からシスキンについて解説・考察していこうと思います。

2.新種牡馬で優位に立ちたいPOGの記事 Season24-25 シスキン編

シスキン Siskin

Sir Ivor 5・4 Northern Dancer 5×5 Mr.Prospector 5×5

父:First Defence 母:Bird Flown 推定ミオスタチン遺伝子:CC or CT型
2017年2月25日生 米国産 Juddmonte Farm生産 生涯競走成績 8戦5勝
主な競争成績 2019 マーブルヒルS L 1着
          レイルウェイS GⅡ 1着
          フェニックスS GⅠ 1着
       2020 アイリッシュ2000ギニー  GⅠ 1着

シスキンの血統概要

父First Defenceは2008年米ダートGⅠフォアゴーHを制した他同国芝GⅢジャイプールSを制す等重賞2勝、芝ダート問わず主に短距離でGⅠ2着1回GⅡ2着1回を含む計6勝馬で近親にエンパイアメーカーがいる良血馬。
4代母Best in Showはトライマイベスト・El Gran Seniorやアーモンドアイ-フサイチパンドラへと続くSex Appealに繋がる名牝系で母母Silver Starは名種牡馬Xaarの全妹という正に超良血馬といった血である。
配合的な部分について一番に目に付くのはSir IvorのクロスとUnbridled's Songが並び立っているところだろう。
ディープインパクト産駒との間でコントレイルを始めとした多くの活躍馬を輩出してきたUnbridled's Songだが、これはAlzao内のSir IvorとFappianoの3代母CequilloとUnbirdled's Songの3代母Incantationが相似の配合であり、これがHaloと相まってより瞬発力を高めることでスタミナ性の強いディープインパクトから俊敏性を引き出すことで成功してきた背景がある。

Sir Ivor・Cequillo・Incantation3代血統表
CequilloとIncantationはRoyal Chargerを持たないが、
Sun Princess≒Mahmoud・Princequilloを持ち、4代目にMan o'Warを持つ等共通点が多い

そんなSir IvorとCequillo≒Incantationの7・5×5・4クロス、ダンシングブレーヴ内のDroneも含めると7・5×6・5・4のクロスから生じる強烈な俊敏性・スピード性、そこに1997年欧州2歳王者に輝いたXaarと同血の血やHonest Lady内でクロスしているコントレイルの牝祖にあたるStrikingとBusherの全姉妹クロス、更にはBest in Showの6×4が重なることでよりスピードに磨きがかかり、欧州に於いて愛2000ギニーまでノンストップで勝ち続けることが出来たと言えるだろう。
古馬との直接対決となったサセックスS、ムーラン・ド・ロンシャン賞、引退レースとなったBCマイルと何とも言えない負け方をしており、正直ピュアスプリンターなのかCアレルが半部なマイラーなのか何とも言えない為、ミオスタチン遺伝子はCC or CT型両方で見ておけるように考えたい。

産駒の配合ポイント考察

やはりUnbridled's Songの父系の為いの一番に「ディープインパクト×Unbridled's Song」の配合を!と言いたくなるが、前述した様にSir Ivorを既に2本持っている為かなり瞬発力型に寄っている。
特に今現在ではディープインパクト産駒の牝馬にStorm Catを持つロードカナロアを配するケースが多い為、尚更俊敏性・スピード性に振り切らせてしまいかねない。
その為、まずは順を追って「スピード・瞬発力のシスキン」に対してスタミナや底力といった重厚さに振られた牝馬というところから考えるのが良いだろう。
その上で改めてディープインパクトとの配合を考えるのであればタッチングスピーチやワールドプレミア等に代表される様なスタミナ系ディープインパクトとの配合を、という様に当てはめていくのが納まりとして良いところじゃないだろうか。
同様の原理でトニービン×ノーザンテーストによるHyperion色の強いルーラーシップや若駒時にスピード・瞬発力が不足していたオルフェーヴルやゴールドシップを含むステイゴールド肌と組み合わせていくのが基本パターンと考えられる。
余談だが、早いタイミングでシスキン産駒の繁殖牝馬が出ることによって前述のルーラーシップやオルフェーヴル・ゴールドシップ等の俊敏性に乏しいタイプが出がちな種牡馬やディープインパクトと同じTT型とされるエピファネイアやワールドプレミア等の所謂長距離砲種牡馬は大助かりするのではないだろうか。
めまぐるしく変わる種牡馬の勢力図だが、今や中堅・古株に入りつつある種牡馬が盛り返す可能性は十分に考えられ、良い意味で我々を悩まさせてくれそうだ。

注目血統

日本の主流血統の一端を担ってきたキングカメハメハは名牝Best in Showを三重にクロス出来るのは中々に面白いのではないだろうか。
現にBest in Showを7×4でクロスした名牝アーモンドアイがいる上に配合上無理矢理詰めてクロスさせる訳ではなく、Mill Reef等異系の血が入るのでより存分に血が活きるのではないだろうか。
あとは前項でいいだけ書き連ねたので名前を挙げる程度に留めるが、ディープインパクトを持ってくるのであればスタミナ系ディープインパクト
ルーラーシップに触れている分余り強調する必要はないだろうが、トニービンの影響により少なからず緩さが出るハーツクライにも有効だろう。
前項まででは触れなかったが、Seattle Slewの血は雄大なフットワークに繋がり、スピードの持続力の部分に繋げることが出来る。
実際ハーツクライ産駒の活躍馬の中からダービー馬ドウデュースを筆頭に今ホットな種牡馬であるスワーヴリチャード、GⅠに手が届いていないものの好走を続けるダノンベルーガらが出ている。
ディープインパクトとの間でもグランアレグリアを筆頭にアルアイン・シャフリヤールと引けを取らないラインナップではあるがカレンミロティックやハーパー等の存在を考えるとここは1つハーツクライ、延いてはトニービンとの間に分があるのかなと思う次第である。

POGの+1

いいだけ瞬発力・スピード性・俊敏性と謳ってきた為、シスキン産駒自体がPOG向きだというのが何となく察していただけていると思うのでここはワガママ勝手に好き放題言ってみるところからスタートしてみたい。
個人的に思うのが「シスキン×キングカメハメハ×ディープインパクト」である。
出来れば牝系が欧州色強めだと望ましいが、それを抜きにしても瞬発力を極限に引き上げたところにBest in Showが三重でクロスする、というのは鬼が出るか蛇が出るかという怖いもの見たさでついつい考えてしまうところである。
そんな冗談はさておき、現実的なところを見るのであればロードカナロアあたりが無難にしてベストなのかなと思うところである。
スプリンターの血ではあるのだが、Secretariat=Syrian Seaのクロスにより柔軟で距離に融通が利き、尚且つHis MajestyとIn RealityがNureyevと伴って底力を補う、という見方をすると早熟ながらも早枯れしない産駒を出しそうで実にコツコツと稼いでくれそうだなと考えたりするところだ。

…てな感じのものを見開き2ページないしは1ページで無理矢理まとめました!
(去年出したのが余りにも端折りまくりで入稿直後から後悔しまくりだったので頑張った。よくやったぞ、俺。でもまだ書き足りてないけどな。)

3.新刊に関するアナウンス

新刊の表紙
色々とキーになるような血統をデザインとして並べたつもりですが多分癖が出てる…

大見出し1で「問題無ければ」新刊が出ると書きましたがそれに関しての説明です。
私が言うよりどういう状態か見て頂く方が手っ取り早いか。
こんな状態です。

初参加・2回目と印刷をお願いした大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大大株式会社栄光様がパンク状態です。
正直他社さんに依頼するのも考えたのですが、身の回りの問題その他諸々を進めながらだったので切り替え先が全く無く、無理矢理入稿してしまっている状態です。
現時点(12/13 18:00頃)で注文・入稿受理の連絡は頂いたものの支払いが出来ていない状態にあります。
こう書くと栄光様が悪い様に映ってしまいますが、どっからどう考えても一番悪いのはコロナなんです。
引用RPを見るだけでも「コロナ禍明けでサークル参加が戻りつつある中、コロナで廃業してしまった印刷会社の分が回ってきてるんじゃないか」という声がかなり見受けられました。
正直私も今から何とかインチキ…じゃなかった、別の印刷所を当たるべきかと思ったのですが、既に入稿受理の通知が来ている手前逆に変にキャンセルなりすると余計手間を押し付けてしまうのではないのかと思ったりする訳です。
その為、新刊が出るも八卦、出ないも八卦のスタンスでいこうと思っています。
もし間に合わないということであればBOOTHを使うなりなんなりしようと思います。
それこそ春コミティアとか申込んでみるか?とかも考えつつ。

そんな訳でもし新刊が出なかったらごめんなさい!複数社選択肢を持っていなかった私が悪かったです!という感じです。

応援の気持ちを届けたいけど今代表メールに応援メッセージ飛ばしたところで絶対迷惑にしかならんやろなぁ…
なんとかしてエールを送りたいんだけどこのジレンマたるや…

てな感じでございます!
もしかしたらnoteの更新は年内これがラストかもしれませんが、何はともかく12月31日大晦日は「東ホ34a Galileo」にてお待ちしております!
是非競馬談義しにも来てね!私がいる間しかできないけど!
それでは!!!

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