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【Arentで働く人たち】スーパーゼネコンの現場監督からArentへ|渋谷大樹

 本記事は、2022年8月にwantedlyに掲載したものに一部加筆修正を加え、転載したものです。


 納まり検討工数を従来の90%削減することのできる自社プロダクト『LightningBIM 自動配筋』の開発チームの中心にいるのは、スーパーゼネコンで施工管理を務めた渋谷さんです。自身の施工管理経験をどのようにプロダクトに活かしているのか、詳しく伺いました!

プロフィール

渋谷大樹
千葉大学 工学部 建築学科卒
大学卒業後、建築施工管理職として大成建設に入社。再開発、病院など幅広く担当。その後、BIMによる施工図の作成や、現場でのデジタルモデルやデータ活用に取り組む。ArentではLBIMシリーズやその他建設系プロダクトのアプリケーションスペシャリストとして活動。
一級建築士、一級建築施工管理技士、岡山理科大学非常勤講師



Arentなら建設業界を大きく変えられるんじゃないか

ー渋谷さんのこれまでのキャリアを教えてください

 建築学科を卒業後、新卒で大成建設に入社しました。札幌支店に配属となり、初めての現場は帯広のサービス付き高齢者住宅でした。その後、北広島市の病院や大学の体育館、そして大通の「さっぽろ創世スクエア」などを経験しました。全ての現場に思い入れがあり、北海道旅行の際は必ず自分の建築に立ち寄ります。

 現場では主にAutoCADで施工図を作成していましたが、北広島の病院現場の所長がBIMやデジタルツールに積極的で、その影響でBIM、特にRevitに興味を持つようになりました。
 その後はRevitでの設計図や施工図の作成、ゲームエンジンを用いたデジタルモデルの活用なども行いました。そして、もっと楽にモデル作成を行いたいと思い、アドイン開発に携わりました。

ーArentに入社した理由を教えてください

 外部委託としてLightning BIM 自動配筋の立ち上げに携わっていましたが、その過程でArentのメンバーのレベルの高さに衝撃を受けたのがきっかけです。

 私自身、鉄筋の知識はあったので、その知識をメンバーに話して、「こんなアドインだったら売れるよね」「こんなの建設業界では欲してますよね」といった話をしていました。メンバーと仕様とデザインをある程度詰めた後、「その次の週には動くものができている」。それはこれまでの社会人人生でも忘れらない程の衝撃の瞬間だったことを今でも覚えています。その時、

「Arentに行けばいろんなものが作れるんじゃないかな」
「業界を本当に大きく変えてしまえるのではないか」


と思って入社しました。

自分の携わったプロダクトが世に出て、業界を大きく変えることができることも醍醐味

ー渋谷さんのポジションである「アプリケーションスペシャリスト」の業務内容を教えてください

プロダクトの品質向上と市場競争力強化に貢献していただきたいと考えています。

具体的には、

●クライアントとのミーティングに参加し、製品についてヒアリング、深堀り。
●プロダクトとユーザーの接点を深め、最適なユーザーエクスペリエンスを追求
●他社のプロダクトを研究し、市場動向や競合情報を収集。
●収集した情報を社内で共有し、戦略的な資料を作成。
●建設業界の最新トレンドをキャッチアップし、上流の市場調査を実施。
 ●画面の遷移図を作成し、ユーザーインターフェースの最適化を図る。

 つまりは、メインは社内のさまざまな案件のサポートです。
「クライアントが求めているものと乖離はないか」ここが非常に重要だと思います。

 ありがたいことに、現在建築系の案件が非常に増えています。更に、これまで以上にクライアントに対して手厚くサポートする必要があると考えています。そのため、建設業の知識やニーズを社内に展開して開発に落とし込み、クライアント目線でPMやエンジニアとやり取りができる人が必要なのです。

ーどのような人がマッチすると思いますか

 ひとつは、「クライアントと会話ができるか」です。私はクライアントに「どんどん使いづらい点を教えてください!」と腹を割って話しているので、良い関係を築けるかは大事な要素だと思います。


良い関係を築くためにはクライアントが話す内容を理解しなければならないので、建設全体の最低限の知識は必要です。社内外ハイレベルな人が多いので、わからないことをすぐに調べたり、向上心や学ぶ意欲がある人が良いと思います。

 もうひとつは、「ユースケースを想定できるか」です。アプリは、使ってもらい、問題解決を果たすことで初めて価値が生まれます。ただ単に、機能が備わっている、使いやすい、だけでなく、その先のユーザーの気持ちを意識してアプリを触ることができ、それを楽しむことができる人が良いと思います。
私は、例えば施工系のアプリであれば、ヘルメットをかぶり仮囲いの中にいる自分を想像しながらアプリを触っています(笑)

ー今のこのフェーズのArentに「アプリケーションスペシャリスト」としてジョインする面白さはどのようなところだと思いますか

 さまざまな案件に携われることだと思います。Arentでは建築だけではなく土木、設備、その他の分野も扱っているので、建築以外にもさまざまな案件に携われるところは大きいです。
また、自分のプロダクトが世に出て、業界を大きく変えることができることも醍醐味です。例えば、Lightning BIM自動配筋では、インフラDX大賞をいただき、国土交通大臣から表彰もされました。この経験は私の中でも非常に重要なものとなっています。

インフラDX大賞の授与式にて
左:Arent 代表取締役社長 鴨林広軌 中:国土交通大臣 斉藤鉄夫氏 右:渋谷大樹

ーArentへの入社を検討されている方へひとことお願いします!

 Arentの社員はとにかく優秀な社員が多いので、やりがいはあると思います。優秀な人に囲まれて仕事をするのは面白いですし、自分自身の成長にもつながります。私もそんなところに惹かれて入社しました。

 世間にも技術力が評価されつつあるので、さまざまなクライアントから「一緒に開発しよう」とお声がけをいただいています。クライアントの多くは日本を代表する会社なので、日本を代表する会社を裏で支えているところはやりがいを感じる部分です。

 この属人化された業界を大きく変えることがArentにはできると思ってます!

最後に

Arentは「暗黙知を民主化する」というミッションのもと、エンジニアを中心としたメンバーで業界の課題解消に取り組んでいます。今すぐ転職をお考えでなくても構いません。
Arentはみなさまのご連絡をお待ちしております!


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