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ハードシンセに対して思う事

ソフトシンセが充実している昨今のハードシンセに対して思う事を綴ります。
自分は演奏とかライブしないので完全にDTM目線です。
んで今回は先に結論を書きますが、欲しいなら迷わず買う。以上。


このご時世必要なのか

SerumSpireなどを筆頭に今やソフトシンセは欠かせない存在であり、
アナログ名機をエミュレートしたソフトシンセも充実してる時代。
もう「ソフトシンセは音が悪い!」なんていう老害偉い人もほぼいなくなった(と思っている)しPCの性能も上がっているのでハイスペックなCPUがあればやりたい放題です。
それでもBehringerは名機のクローンを作ったりMoogも新しいアナログシンセを発表してるし909808303も未だにイカれた値段で市場に出回っていてハードにはハードなりの需要はあるが、正直嗜好品的な用途の方が多い気がする。
一般人は909サウンドが欲しければサンプルパック買うかもう少し自由度欲しいならDrumazonで十分事足りると思う。
そんな感じで殆どのものはソフトウェアに置き換えられるので現代のハードウェア事情は上記の通り嗜好品の範疇であろう。

ハードシンセの優位性

よく言われるソフトシンセには無い(出来ない)事についての自分の感想です。

直感的に操作出来る

要はマウスでポチポチやるよりも実際にツマミをグリグリした方が良い的な話だがこれはフィジコンにアサインすればソフトシンセだって出来るし今ならオートマッピングもかなり進歩してるのでこの部分のアドバンテージがほぼ無いかもしれない。

音が良い

アナログシンセに関しては物理的な基盤があるのでシフトシンセでは再現されない「音の太さ」が現れるし、ソフトシンセは所詮プログラムが「大体こんなもんやろ」って再現しているものなので100%同じ出音を作ることは不可能だが、ガンガン加工された2mix内でその差異を聞き取れる人は殆どいないしオーディエンスはほぼ判別出来ないので実機至上主義はもはや作者の自己満足に近い。
この域までいくと差異は良し悪しというよりキャラクターになるので個人の感想じゃないのと思う。

ハードゆえの悩み

ここまでハードシンセをこき下ろしてきたわけですが追い討ちを掛ける様にハードならではの懸念点もピックアップ。

アナログシンセはノイズとの闘い

スーって鳴って気になっちゃいます。
良い電源タップ買ったり良いオーディオケーブル買ったり大変。
あと最近はMIDIケーブルの代わりにUSB接続できる奴が多いですが、
グラウンドループノイズ
が発生するので自分はあえてMIDIケーブルを使用している機材もあります。(おま環説は十分ある)

スペースの確保

物理的に侵食されます。
数が増えると今度はミキサーも必要になってきて余計にスペースを取られます。

故障する

自分はまだ経験ないですが故障したら修理しないといけないですね。

電気代

考えたくもない。

ハードシンセは不要なのか

最後までハードに対する不平不満を垂れ流してきたわけですが、
自分自身もいくつかハードウェアは所有しているので別に否定しているわけではないです。
例えば303などのアシッドベースサウンドがソフトシンセだと思うような理想の音にならなくてTD-3TD-3-MOを所有していますし、おまけにギター用のディストーションまで持ってます。(ギター弾けません)
Virus TIみたいなVAシンセも使用してますがこれは今のPCスペックを考えるViperとかあるので必須ではないかも。

迷ったら今買う理由

ここまで引っ張って本題に入ります。

自分にとって必要だと思えば購入をお勧めします。
それが別に「かっこいいから」とかそんな理由でも構わないです。
どちらかというと上記で書いたネガティブな要素を求めるよりはそれくらい漠然とした理由の方が健全なんじゃないかなと思います。

市場に出回らなくなる可能性

生産終了したものは時間が経つにつれて故障や破棄で絶対数が減っていくので市場に出回る数も減っていき最終的には殆どで回らなくなります。
この状態ではどんなにお金があっても入手出来ないか法外な値段でしか売られていないです。
なのでそうなる前に欲しいと思うものは買ってしまった方が良いです。

最後に

昔実機でスパソ欲しいなと思ってJP-8080とかSH-201を指をくわえながら眺めていたころがあって、その時は4万円くらいだったんですが今15~20万くらいになっててプルプルしてます。しかも出回ってる数めっちゃ少ないし。
現実的な金額で入手出来る状態であるなら今手元においておかないと将来いくらお金を出しても入手出来なくなる可能性があるよというお話でした。

欲しい


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