とっても敏感な人のための敏感さを強みに変える方法(入門編)

この記事を読んでくださり、本当にありがとうございます。
あなたが、「何事にも敏感になって考え過ぎてしまい、つい落ち込んでしまう」という気質の持ち主であるなら、本書があなたにとって人生の選択肢を大きく広げるものであってほしいと心から願っています。
この文章を読んだあなたが少しでもご自身の気質を理解し、その気質を武器に能力を発揮して活躍してくだされば、私にとってはそれに勝る幸せはありません。
では、「敏感だからこそ充実できる世界」へ足を運んでみましょう!


1.ようこそ「敏感」な世界へ 

           
世の中には物事に非常に敏感な方々が数多くいます。
例えば、
・他人の言動を深読みしてしまい、必要以上に気にしてしまう。
・仕事などでささいなことが気になると、先に進めなくなる。
・気にしないでと言われても気になって仕方がないことが多い。
・場の空気をつい読んでしまって疲れる。
・相手が何をしようとしているのかがわかってしまう。
・飲み会に行くとグッタリする。
・表情から相手の感情を読み取ってしまい、自分も同じ感情になってしまう。
・一つのことを深く処理するのは得意だけど多数のことを同時にこなせない。
・人から「考えすぎだよ」とよく言われる。
・感情の起伏が大きくて自分でも疲れてしまう。
……など。
もし、こんな気質があなたに当てはまるとすれば、あなたは精神的に疲れやすく、今までの人生でどこか「生きづらさ」を感じていたり、何となく「人と違う」といった違和感を持ち続けて生きてきたのではないでしょうか?
人によっては、「他の人が我慢できることがなぜ私にはできないの?」「こんなささいなことも気にしてしまう私はなんて弱い人間なのだろう。」と自分を責めて生きてきた方もいると思います。
そして、「もっと努力しなければ!」「もっと強くならなきゃ!」と自分に喝を入れながら頑張るのだけど、やっぱり途中で力尽き、「どうせ私はみんなと違ってダメなんだ」と落ち込む日々を繰り返してきたのではないでしょうか。
実は、私もその一人です。
しかし、私はある言葉を知ってから、「この敏感さを武器に人生を生きないなんてもったいなさすぎる!」と思い、堂々と能力を発揮して自分の人生をよりよく幸せに生きようと決意しました。
そしてその言葉とは、
「HSP」
でした。

HSPとは、Highly Sensitive Personの頭文字をとったものです。
元々は、アメリカのユング派の心理学者でセラピストでもある、エレイン・N・アーロンという方が提唱した用語で「非常に敏感な人」という意味です。
HSPの方々には、次のような特徴があります。

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