お気に入りのシャツを着た。
遅番で昨日は、帰りが遅くなった。
今朝は、起きたのが昼過ぎで、頭は低血糖状態。
ぼんやりと、休日である今日の過し方を考えた。
気持ちをサッパリとしたい、そんな一日。
社会人になって2か月弱。部屋は大学生活の名残が残っている。
ものが溢れる部屋に、休日のウキウキ感が吸い取られそうだったから、いつしか寝るだけの部屋になっていた。
でも、今日の僕は違う。
なぜなら、お気に入りのシャツを着ているから。
溜まり溜まった、紙資料。
積んどくされた本。
ものを残す意味って何だろうと考えながら、断捨離を始めた。
一年前の日記が出てきた。
今読むと、訳のわからない日本語ばかりだけど、
そこには自分の言葉があった。
進路に悩み、絞り出した言葉があった。
忘れていた記憶が湧いてくる。
昨日のことのように。
ものっていうのは、過去の自分に出会うチケットのようなものなのかもしれないなと思った。
お気に入りのシャツを見つけて、この先もいいことが起きそうな気分だった自分。
悩み苦しみながらも、気づかぬうちに大切なことを学んでいた自分。
記憶装置。
そう思った一日も、このシャツの思い出として上書きされる。
そんな愛くるしいものたちが収まる部屋をこれからは、
きちんと整理整頓、手入れしようと思う。
いつまで続くか知らんけど。
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