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【建築探訪】vol.5 『すみだ北斎美術館』
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設計:妹島和世
こんばんは、ひろです。
今回は妹島和世が設計したすみだ北斎美術館を紹介する。
設計者の妹島和世は、日本を代表する女性建築家だ。
建築家の西沢立衛とともにSANAAというユニットでも活躍している。
国内外で多くの賞を受賞しており、建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞も受賞している。
墨田区の緑町公園の一角にある。
アルミパネルに包まれた外観が印象的な建築作品だ。
両国駅から美術館までは、住宅街を歩く。
すみだ北斎美術館は写真では見たことがあった。
歩きながらこんな住宅街にあんな鏡面張りの建物があったら、街に溶け込まないだろうと思っていた。
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公園に着いて見ると、街に溶け込んだ美術館が出迎えられた。
アルミパネルの外観が周りの景色を柔らかく写していた。
圧迫感といったものは感じられず、柔らかく周囲に溶け込んでいた。
まずは、周囲をぐるりと回った。
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キューブの四方にスリットが入っていて、そこを進むと入り口に向かう。
各スリットごとに違う表情を見せていて、心地よい
ぐるりと回ったあとは、一度下がり全体像を眺める。
立方体にスリットを入れたのではなく、立方体をところどころ削り落としてからスリットを入れているから柔らかく溶け込んでいるのかなと思いつつ、入り口へ向かう
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スリット同士を繋ぐパネルも一定ではなく、時折り変化してリズムを刻んでいるのも良い
中に入る。
入館料は企画展と常設展をあわせて700円だ。
企画展によって入館料は変動するらしい
まず、地下一階に降り、ロッカーに荷物を預けてエレベーターで3階の企画展示室に向かう。
フロア間の移動は基本的にはエレベーターなのも特徴だ。
限られた空間の中で展示スペースを最大にする工夫なのだろうか。
行った時には、企画展ですみだ北斎美術館が所蔵しているニ大コレクション、ピーター・モースコレクションと楢崎宗重コレクションが展示されていた。
浮世絵も油絵や水彩画にはない趣きがあって面白いなと思いつつ、展示室を進む。
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ホワイエのスリットからは、東京スカイツリーを覗くことができる。
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螺旋階段を上がり、4階へ上がる。
4階には企画展示室と常設展示室がある。
美術館を満喫し、外へ出ようとする。
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スリットの中に入ると、入館時とはまた違った姿を見せてくる。
ガラスに反射した外の姿が美しい。
みなさんにも、街と共生する近未来的な佇まいの美術館をぜひ楽しんでいただきたい。
すみだ北斎美術館
東京都墨田区亀沢
JR中央・総武線 両国駅から徒歩13分
都営地下鉄大江戸線 両国駅から徒歩8分
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