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福袋に3Dプリンタ住宅、道路無限生成ドライブシミュレータの話(コンワダさん57週目)

 こんにちは、株式会社アーキロイドのコンワダです。今週も社内で話題になった事例(コンワダさん)からいくつかをご紹介します。バックナンバーはこちら

3Dプリンターハウスが2023年高島屋の福袋に!

来年の高島屋の福袋に、セレンディクス社がデザインした3Dプリンター住宅「Sphere」が採用されました。販売価格は330万円だそうです。住宅が懸賞になるというのも新しいし、3Dプリンター住宅がこうしたマス向け商品に乗ってくるというのも時代が動いた感じがしますね。セレンディクスの「Sphere」はオープンイノベーションで研究開発を進めており、開発コンソーシアムの参加企業は既に140社を超えています。技術はクローズドにステルスに、というのが当たり前のような気がしますが、住宅のイノベーションに向けて手を取り合って進めていく姿勢も、新時代的な空気をまとっていていいですね。セレンディクスについて取り上げたコンワダさんはこちら↓

道路が無限生成されるドライブシミュレータ「Slow Roads」

クリエイターansloによって作成された「Slow Roads」です。プロシージャル生成、3Dアプリケーションの境界の思考、Webブラウザでの可能性の模索などを目的に、個人プロジェクトとして16ヶ月に渡って開発されたようです。天候や季節、車の種類も選択出来る他、オートドライブモードも搭載しております、ただ走らせるだけでも結構楽しいです。

秋の夕方、バイク
冬の午前、バス
月の土地、ロードスター

 スマートフォンの普及により高度なことを不具合なく、快適に利用できるようにするには、ネイティブアプリの開発・提供が当たり前のなか、最近はインストール不要でWEBブラウザで完結できることもフォーカスされているように感じます。3Dグラフィックをふんだんに使い、インタラクティブな操作と、プロシージャルなワールド生成、そして物理演算とがwebでサクサク動くと言うのは感動モノですね。
 このクリエイターは支援を受けて、技術的研鑽と挑戦のためにこのプロジェクトを実行したようです。先週はクリエイターエコノミーに関する調査事例を取り上げましたが、商業的論理とは別で、こうした先端的な取り組みが実行可能なのも、クリエイターエコノミーが根付いてきた良い例ですね。なお、開発ブログも公開されています。

まとめ

 今週も読んでくださりありがとうございました。Slow Roadsは色味や空気感も心地よくて、週末はこれを眺めながらお酒が飲めそうです。最後に「スキ♡を押してくださると幸いです。皆様良い週末を。

(文責:つ)


「今週、社内で話題になった事例」 について
株式会社アーキロイドの社内で話題になった事例(ニュース、リリース、書籍、動画、論文などなど)のうち、いくつかをご紹介します。元記事の配信時期は必ずしも今週とは限りません。数ヶ月前、数年前のものもあるかもしれません。

社外にこれを発信することで、
①アーキロイドメンバーが日々どのようなことに目を向けているのか、を知ってもらいたい。
②せっかく読んでもらえるなら有益な情報をお届けするために、自分たちの情報感度をもっと高めていきたい。
という目論見があります。

メンバーも大半が30代に差し掛かってきたので、備忘録という意味合いが一番強いかも。ご笑覧ください。

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