A∩C:デジタルで建設をDXする[083]

 DTS(中央区)では、ハウスメーカーや中小工務店及び協力会社が活用できるクラウド型施工管理システム「Walk in home CUMOE(ウォークインホーム クモエ)」の販売を開始しました。本システムを援用することで営業・施工・アフター管理の各工程を一気通貫で支援し、業務の効率化を実現します。

「Walk in home CUMOE」は住空間プレゼンテーションCAD「Walk in home」と連携して稼働

 「Walk in home CUMOE」は、施工管理システムとして単体でも稼働するが、住空間プレゼンテーションCAD「Walk in home」とクラウド連携することによって一層の業務の効率化に貢献する。
図面連携では、変更した図面をクラウド上にアップロードすることで常に関係者間で最新図面として共有でき、自動通知機能で確認漏れも防止できる。3Dパースを共有することで現場での複雑な収まりなどの見える化を実現、無料アプリ「Walk in home PLAZA」を用いてスマホやタブレットからVR空間を閲覧し、ウォークスルーによって完成イメージを確認できるなどアプリ連携も可能にしている。
 営業プロセスから施工、アフター管理までを支援する。営業工程において施主に提案した建築プランに関する情報から、施工工程での現場写真や工程表などの情報やアフター管理情報までをクラウド上で一気通貫に一元的に管理できる。
 図にあるように、全体スケジュールや工程表の自動生成機能、スケジュール変更を関係者間で容易に共有できる機能を始め、現場監督の負荷を軽減する各種機能を実装している。モバイルアプリで工事写真の共有も可能だ。

ユーザー限定で基本料金と追加オプション料金が半年間無料となるキャンペーンを実施中

 「Walk in home」の既存・新規のユーザーに限定して23年3月31日までに申し込んだ場合、基本料金と追加オプション料金が半年間無料となるキャンペーンを実施中である。
 価格は税別で月額のサブスクリプション方式となっている。
◇基本料金
・8,000円(利用可能ユーザー数50ユーザー・容量50GB)
◇追加オプション料金
・4,800円(追加30ユーザー)
・4,800円(追加容量30GB)

中小工務店や現場監督者へのヒヤリングを実施するなど現場の生の声を活かして開発

 DTSは、住宅・建築業界におけるシステムインテグレーターとして業界特有の課題解決に向けて、営業工程からアフター管理工程までのデータを一元管理し、現場監督の負担削減を実現するシステムの開発に取り組んでいる。  
 具体的には、住空間プレゼンテーション CAD「Walk in home」や住宅建設業界向け基幹システム「HOUSING CORE」などの各種システムやサービスを提供している。グループ会社のDTSベトナムでは、CAD システムの開発の一部や図面入力代行サービスなどを行っている。
 住宅・建築業界においては、労働人口の減少などによる現場監督の負担増加に伴い、サービス品質と生産性の低下が深刻化しており、それらの課題解決のために業界全体でのDX化推進が急務となっている。住宅市場の業界動向の調査と共に、中小工務店や現場監督者へのヒヤリングを実施するなど現場の生の声を活かして完成したのがクラウド型施工管理システム「Walk in home CUMOE」である。


左:工程管理画面(パソコンブラウザ版)・右:工事写真共有画面(モバイルアプリ版)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?