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【全国大会使用候補】白単カウンター解説

どうも、アーチーです。

今回は6月12日に行われた全国大会2019のアドバンスフォーマットにて、使用候補だった【白単カウンター】の解説をしていきます。

立ち位置からデッキリスト、プレイングまで解説していくので良ければ最後まで見ていってください。

今回、"新機能"を使用しているのでこちらの記事もチェックよろしくお願いします!

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①デッキリスト


②立ち位置

公認CSのアドバンス環境では【4cドラグナー】の入賞数がとても多く、これこそが環境の中心と思われていました。

しかし上位層は前々から《ボルバル・モモキング》を4枚積んだ【JO退化】が【4cドラグナー】に有利が取れ

【赤単我我我】も【4cドラグナー】に微有利が取れていることに気づいていました。

そのため私は、環境の中心は【JO退化】と【赤単我我我】で、それを知らないプレイヤーは【4cドラグナー】を選択してくると考えてました。

【JO退化】【赤単我我我】【4cドラグナー】全てに有利なデッキがあれば良いのですが、そんなものあるわけなく新デッキを考えるか、この3つから選択するか考えている矢先にインターネット大会で妙なデッキを見つけました。

そう、そのデッキこそ【白単カウンター】

このデッキです。


試してみるとまあ不思議なことに【JO退化】【赤単我我我】【4cドラグナー】の3つのデッキに95%以上の勝率を叩き出すことができました。




あったんです。3強全てに有利がつくデッキがここに。







【赤単我我我】【JO退化】【4cドラグナー】の3強に対してまず負けません。

デュエル・マスターズにおいて一般的に有利と言われるマッチアップでは7割ほどの勝率であることが多いのですが、それを上回る9.5割の勝率です。

流石に使えばアドバンスフォーマットを無双できるデッキだと思いました。



ただ、このデッキを使うにあたって問題点があったのです。

それは環境内のデッキほとんどには圧倒的な勝率を出して勝てるのですが、環境外のデッキには逆立ちしても勝てないことです。

例えば【5cモルト】などの《ロスト・re:ソウル》が入っているデッキや【アナカラーダークネス】などの《とこしえの超人》が入ったデッキ、【赤白我我我】などの《奇石ミクセル》が入ったデッキなどが露骨にきついです。

実際私がこのデッキを使わなかったのもここが理由になります。

全国大会2019の開催日の2週間前あたりからインターネット大会で【5cモルト】が流行したこともあり、少なからず使うプレイヤーがいるのではないか?

と考え、割り切ることが出来ずに【赤単我我我】という無難な選択肢を選びました。

当日は【JO退化】が45人中23人、不利対面が【5cドラグナー】2人、【ガイアッシュ覇道】1人、【ギャラクシールド】1人という【白単カウンター】を使うにあたって理想的な環境でした。

仮に【白単カウンター】を選んでいれば、3戦目にフィーチャーマッチにもなったナツメ戦に勝利し4-0又は3-1でアドバンスフォーマットを終えれていたことは間違いないでしょう。

まあたらればを言っていても仕方ないのでデッキ解説に移ります。

③採用カード解説

《ミラクル・ミラダンテ》×4

デッキコンセプトとなるカウンター札①

後述するブロッカーを狙いにいきます。

出た時には自身にブロッカーを付与しながら《我我我ガイアール・ブランド》や《最終龍覇グレンモルト》などのコマンドに攻撃不可を与えることができるので打点を止める際にも役立ちます。



《革命の絆》×4

デッキコンセプトとなるカウンター札②

NEOクリーチャーなので、カウンターで《ミラクル・ミラダンテ》や《革命の絆》の革命0トリガーでめくれた時のハズレにはなりません。

カウンターをして殴る時にカード除去ができるのでS・トリガー付きD2フィールドなどをケアするために後の方に殴りましょう。



《獅子王の紋章》×4

デッキコンセプトとなるカウンター札③

上記の2種とは違い、めくった後にシャッフルを挟むため、山から《ミラクル・ミラダンテ》や《獅子王の紋章》などのハズレがめくれたとしてもリセットをかけ直すことができます。

また山回復にも使えるため、山札を《獅子王の紋章》だけに固定して山札を切らさないプレイングもあります。



《真実の名タイガーレジェンド》×4

ノーチャージで貯めた手札から革命0トリガーを経由して、このクリーチャーを出しゲームエンドまで持って行きます。

環境デッキにはほとんどガチンコ・ジャッジで負けることはないので、大体手札のブロッカーを全て場に出せますね。



《天門の精霊ヘブンズ》×4
《歴戦の精霊龍カイザルバーラ》×4
《光の兄弟るる&ルシファー》×4
《闘門の精霊ウェルキウス》×4

ブロッカーを連鎖させるブロッカーです。

《天門の精霊ヘブンズ》はドロー無し
《歴戦の精霊龍カイザルバーラ》は7コスト以下
《光の兄弟るる&ルシファー》は8コスト以下
《闘門の精霊ウェルキウス》は制限無しだがバトルに勝った時ドローが強制

という特徴があるので、連続してブロッカーを連鎖させる際には順番に気をつけましょう。



《神聖龍エモーショナル・ハードコア》×4

相手の打点を止めるために相手の能力を無視させます。

また2体並ぶと選べなくなるため、S・トリガーケアにも使えます。

また相手のS・トリガークリーチャーケアや《闘門の精霊ウェルキウス》を宣言してLOケアなどの用途があります。


《聖闘の精霊龍セイント・カイザー/ライブラ・シールド》×3

主にクリーチャー除去として採用しています。

《勝利龍装クラッシュ"覇道"》などは《神聖龍エモーショナル・ハードコア》で宣言して効果を消しても、破壊され墓地で効果を発動するため意味がありません。

なのでクリーチャー除去を採用する必要がありました。

他の相手にもクリーチャー除去として無難な強さがあります。

クリーチャー面で出したい時には《ライブラ・シールド》をS・トリガーで踏んだ際は打たない方が良いです。


《提督の精霊龍ボンソワール》×2

ハンデス対策、展開時のリソース補充のため2枚積んでます。

また山上を入れ替えてハズレカードを山下に逃すことができます。

自由枠なので他の枠と入れ替えても良いと思います。



《星門の星アケルナル/スターゲイズ・ゲート》×4

不利対面をまくるためのカードです。

5マナ貯めて連鎖系ブロッカーだして横に広げて次のターンに殴りに行きます。

有利対面でも相手のプレイ次第ではマナを貯めることがあるので、その際にも5ターン目に動き出せるようになります。



〜超次元〜

《轟く覚醒レッドゾーン・バスター》×4

《神聖龍エモーショナル・ハードコア》以外の全てのクリーチャーから侵略することができます。

《ミラクル・ミラダンテ》以外W・ブレイカーなので、他のクリーチャーで3点いきたい時や、相手のクリーチャーをフリーズさせたい時に使います。


《13番目の計画》×1

基本的には不利対面以外ノーチャージ戦法を取るので、後攻だと山札が1枚少なくなり待つことが難しくなります。

相手が攻めてくれるきっかけ作りのための1枚です。

またブロッカーの枚数も増やすことができるのでより多くのブロッカーを展開しやすくなりますね。


他3枚の超次元は【アナカラー墓地退化】のブラフになります。


④プレイング解説


基本的なプレイングとしてこのデッキは"ノーチャージ戦法"を取っています。

マナを埋めず、ターンドローだけを行なってターンエンドします。

そうすることで手札にブロッカーを持ち続けることができ、相手の打点を上回るブロッカーを展開できるのです。

相手も《13番目の計画》を採用していないと相手の方が山札切れが早いので、どこかで攻めてくるタイミングが生まれそこをカウンターするという狙いです。

勝ち方

(1)革命0トリガーでブロッカー連鎖できる状態になった場合

《真実の名タイガー・レジェンド》を出して手札のブロッカーを場に出しましょう。

相手の攻撃を受け切れる余裕があれば、第二陣の攻撃がくる可能性があるため他のブロッカーは手札に抱えて置いて大丈夫です。

(2)《神聖龍エモーショナル・ハードコア》でS・トリガークリーチャーを宣言してダイレクトアタック

信じられない打点が並ぶので《終末の時計ザ・クロック》や《天命龍装ホーリー・エンド》など入ってそうな全体が止まるクリーチャーを宣言して無視おきましょう。

各対面プレイング

vs.【JO退化】9.5割

キーカード
・《聖闘の精霊龍セイント・カイザー》
・《神聖龍エモーショナル・ハードコア》

相手はどれだけ貯めても《未来王龍モモキングJO》が3体までしか並びません。

なのでブロッカーでカウンターした後に負ける要素としては《禁断英雄モモキングダムX》の下に5枚入り全体-99999されることだと思います。

カウンターした際は忘れずに《神聖龍エモーショナル・ハードコア》で《禁断英雄モモキングダムX》を宣言しておきましょう。

《未来王龍モモキングJO》を宣言しても発動しているシンカパワーの効果は消えないので注意が必要です。

なので万が一の為に《聖闘の精霊龍セイント・カイザー》で走っている《未来王龍モモキングJO》を2回目走らないように除去できると良いです。


vs.【赤単我我我】9.5割

キーカード
・《神聖龍エモーショナル・ハードコア》
・《ミラクル・ミラダンテ》

〜相手が打点を蓄えるプレイを取った場合〜

相手が《カンゴク入道》で5枚の盾を取り切った後も走ってこず、山札ギリギリまで溜めてくると察知した場合は途中でマナを貯めていくプランに変更し5マナ《スターゲイズ・ゲート》からスタートするプランを匂わせましょう。

山札ギリギリで殴ってくると連鎖系ブロッカーのドローでLOしてしまう可能性がある理由からこのプレイングを取ります。


〜相手が早いタイミングで殴ってきた場合〜

変わらずノーチャージで手札にブロッカーを溜めてダイレクトアタックを待ちましょう。


両方のプランも【JO退化】と違い注意しなければいけないのは《闘門の精霊ウェルキウス》の自分のクリーチャーがバトルに勝った際に強制ドローする効果による山札切れです。

《神聖龍エモーショナル・ハードコア》でしっかり《闘門の精霊ウェルキウス》を宣言して能力を消しておきましょう。


vs.【4cドラグナー】8割

キーカード
・《神聖龍エモーショナル・ハードコア》
・《ミラクル・ミラダンテ》

相手がガン待ちをして《音卿の精霊龍ラフルル・ラブ》+《時の法皇ミラダンテⅻ》+ドラグハート展開しても勝てます。

気をつけなければいけないのは《百族の長プチョヘンザ 》《禁断〜封印されしX〜》《蒼き覚醒ドギラゴンX》の3枚です。

《禁断〜封印されしX〜》は禁断解放して全てのクリーチャーを封印されること

《蒼き覚醒ドギラゴンX》はブロックされない効果でダイレクトアタック

《百族の長プチョヘンザ 》は採用されていることは少ないですが、もし入っていた時に盤面を一掃されながらダイレクトアタックされます。

しっかりその3枚を《神聖龍エモーショナル・ハードコア》で宣言しておきたいです。

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