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全国大会使用"青緑ジャイアント"解説【全文無料】

どうもアーチーです。

今回はデュエル・マスターズ全国大会2024のオリジナルで中部勢で調整し、"もるる(ももぐま)"と2人で使用した【青緑ジャイアント】の解説をしていこうと思います。

メタ読みからカードの採用理由、各対面プレイングまで解説するので良ければ読んでいただければ嬉しいです。

〜メタ読み〜


全国大会用のデッキ選択で決めていた一つのテーマが『Tier2より下に全敗でもいいからTier1だけには勝てるデッキ』です。

全国大会はCSやGPとは違い、選ばれし強者のみが出ることが出来る大会です。

そこには真剣に勝ちを追い求めて日本一を取りに来る人しかいません。

なので彼らに信用を置いて【黒緑アビス】と【赤青マジック】、この2つだけに勝てるデッキを作ろうと考えました。

【黒緑アビス】ミラーで5割勝負を続けるよりは、ガンメタデッキで【黒緑アビス】に当たり続ける方が全国大会優勝できる確率が高いと判断したからです。

そこで3/1から毎日5時間以上のデッキ開拓を行い、全国大会1週間半前に完成したのがこの【青緑ジャイアント】です。

【青緑ジャイアント】の相性はこちらです。

【黒緑アビス】有利
【赤青マジック】五分〜微有利
【アナカラーDOOM】五分
【巨大天門】五分
【青黒コンプレックス】不利


ここに加えて相手が【青緑ジャイアント】に対してプレイを知らなければもっと優位になるイメージです。

【青緑ジャイアント】は上位勢による開拓が進んでいません。

よって不利対面や5割近い対面と当たっても、基本的には"ジャイアント側のみがその対面を練習している"状況になるので、相性表よりもアドバンテージを得られた状況で戦うことができます。

基盤の強さ、初見狩り両方とも満たしているこのデッキが持ち込みに相応しいと判断しました。

CSやGPでも活躍できるアーキタイプだと思うので、是非読んでいただけると嬉しいです。

〜デッキリスト〜

初動枠の考え方・・・【黒緑アビス】と【赤青マジック】に強いカードで3→5の動きを意識。

4 x 《豊潤フォージュン》

初動枠①

【黒緑アビス】の《謀遠テレスコ=テレス》や《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》などのハンデスに対抗するためのリソース重視の《豊潤フォージュン》が刺さる。

アグロ系以外には手札を減らさずにブーストできるこのカードを優先する。


メタ枠の考え方・・・《アエヌ=マクア》から《アビスベル=覇=ロード》に当てられるカードは採用しない。

4 x 《救済のカルマ ミルク/リリーフ・水晶チャージャー》

初動枠②兼メタ枠①

メタ枠の採用条件は《アエヌ=マクア》からの《アビスベル=覇=ロード》の的にならないカードに絞りました。

呪文面は【赤青マジック】にゲームを長引かせるバウンス+マナブーストを評価。

クリーチャー面は【アナカラーDOOM】の《流星のガイアッシュ・カイザー》、《超新星DOOM・ドラゲリオン》や【赤青マジック】の《芸魔王将カクメイジン》、【巨大天門】などに刺さる。

"出る時"ではなく"出た時"なので効果解決時の相手のマナを参照することを忘れずに。


4 x 《デスマッチ・ビートル》


メタ枠②

【青緑ジャイアント】に目をつけたきっかけ。

こちらも《アエヌ=マクア》からの《アビスベル=覇=ロード》は効きません。

メクレイドの踏み倒しにも反応するためパワー11000以下が中心の【黒緑アビス】へのキラーカードであり、【赤青マジック】にも刺さる1枚。

相手がコストを支払わずに場に出した時に反応するのでメクレイドなどの召喚にも反応。

ガードマンを忘れないようにしましょう。


4 x 《チアスカーレット アカネ》
2 x 《チアスペース アカネ》

デッキのメインギミック、【黒緑アビス】【赤青マジック】は盤面にクリーチャーを残すことが多いのでそこにしっかり革命チェンジ込みで当てたいので6枚採用。

《超重竜ゴルファンタジスタ》へのチェンジで盤面制圧することをメインにしているため、手札に1枚はキープしておく。


4 x 《超重竜 ゴルファンタジスタ》

ジャイアントのみに許された4枚使える《蒼き団長ドギラゴン剣》。

終極宣言、ブロックされない、6以下踏み倒しとカードパワーの鬼。

《蒼き団長ドギラゴン剣》と違いターン1回の制限もないし、《チアスカーレットアカネ》のメクレイド8から出るのも良い。

【黒緑アビス】に盤面の取り合いで負けない12000ラインも優秀。

ブロックされない効果が非常に優秀なので忘れないように・・・

~基本的プレイ~
①《チアスカーレットアカネ》×《超重竜ゴルファン》
《チアスカーレットアカネ》攻撃時に《超重竜ゴルファン》に革命チェンジ。メクレイド効果とマナから6以下を出す効果で展開していく。


4 x 《五番龍 レイクポーチャー ParZero》

《アエヌ=マクア》から《アビスベル=覇=ロード》が効かないジャストダイバーかつ、リソース札。

何回も使い回すのでボトムを覚えるテクニックは必須です。

ジャイアントかつドラゴンなので、革命チェンジ元として非常に優秀。

上記の革命チェンジギミックを活かすための縁の下の力持ち的役割。

ジャストダイバー×ブロッカーは《アエヌ=マクア》の攻撃の当て先にもならないし、《赤青マジック》の除去の対象にもならないので現環境ではハイスペック。


2 x 《同期の妖精/ド浮きの動悸》

メタ枠や《超重竜ゴルファンタジスタ》を守る役割。

ジャイアントなので《チアスカーレットアカネ》などの恩恵を得れる。

S・トリガーとして一応最低保証程度の受け。

下の呪文もジャイアントなのでメクレイドで使えることを忘れずに。


3 x 《銀河竜 ゴルファンタジスタ》

大きい《ボン・キゴマイム》。

革命チェンジ先として5〜7枚目の採用で、【アナカラーDOOM】や【赤青マジック】などに積極的にプレイしていきたい。

基本的には《超重竜》を優先し、最後の詰めなどに使用する印象。

自分のターンの詰めの際に出たブロッカーもブロックできなくなるため、【巨大天門】相手にも強い。

《超重竜》と違い常在ではなくトリガー効果なのを忘れずに。

《デスマッチ・ビートル》のガードマンなどのバトルを肩代わりできるのでメタの場持ちを良くできる。

《超重竜》とは違い、自分の展開に寄与しないメタカードなので枚数を抑えめ。

1 x 《裏斬隠カクシレシピ》

【赤青マジック】に対するシノビ。

【青黒コンプレックス】にワンチャン作る際にも、活躍する。

最後まで入れるかどうか悩んだ枠。

1 x 《光牙忍ハヤブサマル》

《レイクポーチャー》などで回収可能なため、山から拾いやすいので上振れではなくゲームプランに組み込む場合はが多い。

何度も使えるので、パワー負けする際は横の生き物にブロッカー付与する場合もある。

ブロックを《銀河竜ゴルファンタジスタ》に吸わせれるのを忘れずに。


1 x 《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》

【赤青マジック】、【ラッカゴスペル】などに対する詰めカード。

7コストのゴルファンタジスタ2種類と《レイクポーチャー》からチェンジ可能。

フィニッシャーで山一周できるデッキなので1枚採用。


2 x 《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》

【黒緑アビス】【赤青マジック】【アナカラーDOOM】【ラッカゴスペル】への墓地リセット。

タマシード状態でも《チアスカーレットアカネ》で使い回すことが可能。

SAなどで即時打点が作れないこのデッキで場にいながら潜伏して打点を作れるのは優秀。

ゲーム中盤から絡めれれば良いので2枚。

2 x 《飛翔龍 5000VT》

【赤青マジック】や【アナカラーDOOM】に対する詰め札であり、《ボンキゴマイム》や負け盤面捲れるカード。

《レイクポーチャー》で探しに行く時に1枚採用だと掘りに行くプレイを取りずらいので2枚。

2 x 《「根性」の頂 メチャデ塊ゾウ/「大親分、ここにあり!」》

ブーストの9〜10枚目、予選3戦本戦最大9戦なので安定感が重要視される。

多色事故を起こさずに受け札にもなるこのカードを選択。

メクレイドの上を固定することも可能なので器用。

~不採用カード~

《雲の超人》

4コスト3ブーストと強そうに見えるが、《アエヌマクア》からのマッハファイターの的になるため現環境では評価低い。

山の中のジャイアント比率を上げなければいけないので、構築の自由度が狭くなり強いカードを採用できなくなる点も微妙。

《首領竜ゴルファンタジスタ》

現環境で出れば強いものの革命チェンジを持たないのでメクレイドのみの運用になる点が評価低い。

レイクポーチャーで山1周して固定してメクレイドや8マナ溜まって出している時には他カードで勝っていると判断。

《奇天烈シャッフ》

採用候補になるカード。

マナカーブの噛み合わなさと《マーダンロウ》から効果を取られてきつい展開などを考慮し《ラフルルラブ》に枠を譲った。

《とこしえの超人》

【黒緑アビス】への詰めで強いが、《アエヌマクア》からの《覇ロード》の的になることが評価低い。

なくても勝てることが発覚したので不採用。

《ボンキゴマイム》

【黒緑アビス】、【赤青マジック】に刺さるメタカード。

マナブーストの3-5基盤だとこのクリーチャーを出すことがテンポロスにつながるので不採用。

《軽減クリーチャー》

【黒緑アビス】の《アエヌ=マクア》の的、《ヒメカット》などで除去されたときの損が負けに直結するので不採用。

※他にも多数あります。特定のカードについて知りたいときはTwitterのDMに質問お願いします。

(①聞きたいこと②自分はどう考えているかの2つを書いてくれていると答えやすいです)

例:《フェアリーギフト》はなぜ採用されていないのですか?私はコスト軽減による《アカネ》や《ゴルファンタジスタ》の早期着地が勝ちに繋がると考えているため確定枠と思っています。

Q&A

同期の妖精を2枚にした理由はありますか?個人的には3枚欲しいとも思いました。また、トライクラブを採用しなかった理由もいただければ幸いです。

同期はあくまでフィニッシャーや大型、メタカードに添える補助的な役割(必須ではない)をしています。

そのためブーストでマナに見えたり、山札に盾落ちせずに山1周した際に拾えるであろう2枚の採用にしています。

《トライクラブ》に関しては今の環境は殴ってくるデッキが少なく、【赤青マジック】に対しても踏んでもマナが無くて回答にならない場合が多いです。

しかも受け札を踏ませる前提で採用するとなると約8枚以上の採用を求められるので、このようなデッキは走られないように対策する方向でデッキを組む方が良いと考えて不採用にしています。

①ギフト不採用の理由
②ミラダンテ不採用の理由
③マジック側先手の時のプレイング
お時間あればお答えいただけると幸いです


①《ギフト》は全国1日前まで採用していました。不採用理由としては、【黒緑アビス】などは3マナでギフトを唱えて動き、4ターン目にも《力が欲しいか》《マーダンロウ》等強いムーブをすることができます。

しかし【青緑ジャイアント】は3で動いた後に4マナ目で動けるカードはどうしてもメタやブースト等1ターンをパスしてしまうカードになってしまいます。

そのため《ギフト》をブーストカードとして採用することは難しく、他のブーストカードを採用することになりました。

(もちろんブーストして5マナでギフトゴルファンタジスタの動きができるのは評価しています)

②《カクシレシピ》と交換するか前日まで迷ってました。

今回は他の39枚のバランスを見て【赤青マジック】に少し比重を置く必要があると考えて、《カクシレシピ》にしました。

【黒緑アビス】への安定感を上げたいならその枠で採用できると思っています。

③基本3キルは割り切って動きます。

先攻だと2ターン目にメタクリ、3ターン目にブースト、4ターン目に5コスのクリーチャーと動きづらいですが、最大値寄りの動き目指してプレイします。

多色が嵩張った場合などはメタクリを諦めてマナとして使い3-5を目指します。

3→5ルートの【ジャイアント】には《ダンテ》が入っており《ラフルル》の代わりに《ウルトラボールジャイアント》を採用しています。《チアスカ》の上振れ要因と《チアスカ》の効果でマナから出せることを評価しています。《ラフルル》である理由もあればお願いします。

《レイクポーチャーに》よる山からのサーチ能力が高いデッキなので0コストで使える革命チェンジが非常に相性の良いデッキだと考えており、《超球の超人》は評価低めです。

メクレイドで出そうとすると4枚採用しなければいけないため枠の消費が激しいです。

《ダンテ》→【黒緑アビス】に強いが、アビスはトリガーが薄いためなくても勝てる
《ラフルル》→【マジック】に強い、マジックはトリガーが強いため無いと勝ちづらい

このため《ダンテ》不採用の《ラフルル》採用になっております。

もちろん環境によって黒緑を重く見たい場合は【ダンテ】にする可能性もあるのでメタ読み次第かと思います。

~プレイング~


基本的にはマッハファイターからの革命チェンジや、ジャストダイバー、メタカード、パワーの高いカードで盤面優位を継続して作り出していくデッキです。

《超重竜ゴルファンタジスタ》の終極宣言をいかに通すか、相手のやりたい動きを如何に通されない盤面を作るかを意識しながらプレイすると良いでしょう。

vs.【黒緑アビス】 有利

こちらはメタもあり、相手の盤面をボコボコできるが相手側はできないところで差がついている対面。

到達点は有利盤面を形成し、《超重竜ゴルファン》の終極宣言を目指していきましょう。

3-5を狙うイメージ。《豊潤フォージュン》などでリソース量意識して立ち回らないとハンデスが刺さって負ける。

《デスマッチ・ビートル》→《豊潤フォージュン》の流れが組めるときのみ2ターン目にメタを出すこと許可。

《チアスカーレットアカネ》《レイクポーチャー》《チアスペースアカネ》はハンデスケアで2枚以上はキープしておきたい。

《謀遠テレスコ=テレス》や《深淵の壊炉マーダン=ロウ》進行させたところに《レイクポーチャー》や《チアスカーレットアカネ》当てれば盤面強くて優位になる。

基本盤面に出すのは《アエヌ=マクア》→《アビスベル=覇=デスロード》されない生き物のみ。

ジャストダイバーが取れた《レイクポーチャー》などは、《チアスカーレットアカネ》で戻して《超重竜ゴルファンタジスタ》で出しなおしてジャストダイバー復活させるプレイは覚えておくこと。

ハンデスが刺さってしまった場合はマナをできるだけ伸ばしてトップ解決できる回答を増やしておく。

《邪幽ジャガイスト》先に出されても後から捲れるため慌てない。


vs.【赤青マジック】 五分〜微有利

対戦相手の練度が非常に求められる対面。

5マナ目が来たら盤面優位が取れてゲームを作れるので、2ターン目でメタ置いて3-5の動き作る。

一度盤面取っても【赤青マジック】対面は勝ちではなく、手札の量さえあれば突破可能なため、《ラフルルラブ》や《飛翔龍5000VT》使って丁寧に裏目消していく。

《ヒメカット》で2面は簡単に処理されるので3体以上の除去したいクリーチャーを建てることを意識。

《レイクポーチャー》には《やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》、除去は《4コスキューブリック》《ヒメカット》で行われるので、相手の負け筋の動きを想定することが大事。

《ボンキゴマイム》にしっかり《レイクポーチャー》を当てれるように意識しよう。

シノビは必ずキープ。こちらの展開は相手の盤面を必要とするため、必要に応じて相手の盤面をわざと残すような止め方をする。


vs.【アナカラーDOOM】五分

相手が《キーナリー》を着地させるのが先か、こちらが盤面を並べてリーサルを作るのが先かの勝負。

相手は《ボンキゴマイム》を展開し、こちらの《ミルク》を処理しながらゲームを進めるため、リソースがかつかつになる。

こちらはリソースを意識しながら3-5の繋いでいき、《ミルク》や《銀河竜ゴルファン》を置いていきたい。

革命チェンジは《ガイアッシュ》に引っかかり、《DOOM》の早出しや《キーナリー》につながるため基本的には行わない。

ただし《ミルク》で手札に帰る際は盤面展開のために積極的に行なっていく。

《超重力ゴルファン》の終極宣言までおおよそ行えるのでそこをメインの中継地点としてリソース確保を行う。

相手の《ボンキゴマイム》はリーサルターンに《5000VT》から《ドルゲユキムラ》などで処理する。


vs.【巨大天門】五分

基本的には2種類のゴルファンタジスタのブロックされない効果を活かしていく。

3-5-7で《超重竜ゴルファンタジスタ》に繋いでリソース確保からリーサル。

3-5で《レイクポーチャー》に繋いで次ターン《ミルク》や《デスマッチ》を並べながら《超重竜ゴルファンタジスタ》にチェンジなどのプレイを取りがち。

《ミルク》がメタになるので2ターン目にキャストした場合は《スイトン》ケアで1点ずつ刻みながらブーストしていくことを意識。

(相手にリソースが足りていない場合は殴らない択があります)

《ミルク》を建てながら殴っていく時にS・トリガーから《ウェルキウス》が出てきた際は、アクティブプレイヤーから効果処理の影響で《ウェルキウス》をバウンスするとその《ウェルキウス》を出して使いまわされてしまいます。

→《ウェルキウス》が盤面に残った場合負けてしまうときはバウンスし続ける

→《ウェルキウス》が盤面に残っても負けない場合はバウンスしない

という点を意識しましょう。



以上になります。
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