身体の材料の話

身体は
 ・水 60%
 ・タンパク質 20%
 ・その他 (栄養素、脂質など)

を占めています。

その中のタンパク質に注目。

タンパク質は全身に存在している物質です。例えば筋肉、皮膚、髪、爪などはすべてタンパク質からできています。心臓を含む人間の臓器も全てタンパク質が含まれています。

タンパク質は人間が生きるために必要な臓器から使われていき、そこで余った分が髪や皮膚、爪に行きわたります。
タンパク質が不足すると、≪髪がパサつく≫≪爪が割れやすい≫≪皮膚・腹部のたるみ≫などの症状がみられることがあります。

タンパク質をつくるプロテイン
アスリートや運動をしている方は『プロテインを飲む』イメージがあるでしょう。『筋肉の素』というイメージが強いかもしれません。
しかし、プロテインとは、タンパク質の英語名≪Protein≫といい、ギリシャ語では≪もっとも重要なもの≫という意味である≪Proteios≫に由来する言葉です。
語源からもタンパク質は生体に欠かせない物質といえるでしょう。
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必要量
厚生労働省の【日本人の食事摂取基準】(2010年版)による、1日に摂取するタンパク質の推奨量は成人男性で60g/日、女性で50g/日です。おおよそ体重の1/1000gの摂取が望ましいでしょう。男女ともにタンパク質の摂取は毎日必要でなのです。

必要なたんぱく質を摂取するには?
この必要量を食べ物から摂取しようと思うと卵7個、サーロインステーキ350g、納豆10パック。
これを毎日続ける必要があります。金銭面もですが、脂質やカロリーも過剰摂取になりますね。
こういったこともあり、市場ではプロテインドリンクを活用して脂質やカロリーを出来るだけ抑えて、普段の食事からタンパク質を補うことが望ましいということになったのです。

プロテインの種類
・ホエイプロテイン(動物性)牛乳を原料としています。筋肉の主成分となる『必須アミノ酸』や『BCAA』を含んでおり、体内への吸収が速く筋トレ後の筋肉修復に効果的です。

・ガセインプロテイン(動物性)牛乳を原料としています。運動後の疲労回復に効果的なアミノ酸の『グルタミン』を含みます。ホエイプロテインよりもゆっくりと体内に吸収されるので、その分腹持ちがいいです。

・ソイプロテイン(植物性)大豆を原料としており、吸収は緩やかで腹持ちがいいという特徴があります。大豆に含まれる大豆イソフラボンには美肌や脂質代謝の促進による脂肪燃焼効果が期待できるため、ダイエットや美容目的の方、体型・筋肉量を維持しながら体重だけを落としたい方におすすめ。

*動物性たんぱく質は牛乳や肉類といった比較的食事で摂取しやすいと言えるでしょう。
対して、植物性たんぱく質は納豆や味噌、豆腐など食事で充分な量を摂取するのは難しいため、ソイプロテインの摂取をオススメします。