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データイーストのアーケードゲームが12本!合法的にエミュレータで遊ぶ方法を解説

今回のゲームはアーケードゲームです。
アーケードゲームは剥き出しの基板にROMチップが載っているイメージです。
ゲームを吸い出そうとするとROMリーダライタが必要ですし、エミュレータで遊べるようにするには決まったファイルを作る必要があります。
BIOSが別途必要な場合は、さらに手間がかかるのです。
アーケードゲームのROMデータを合法的に入手するには、基本的には基板を入手することが必要です。

難易度設定
★      とても簡単 (何も考えなくてもできる)
★★     簡単 (初歩的なパソコンの知識があればできる)
★★★    普通 (ある程度の技術が必要)
★★★★   難しい(パソコンの知識があまりないと難しい)
★★★★★  かなり難しい(パソコンの知識と他の知識も必要)
★★★★★★ とても難しい(複合的な理解力が必要)

今回の難易度 ★ とても簡単

データイーストという会社

データイーストはすでに倒産した会社なので、同社の新作ゲームが出ることはないと考えられます。
ゲームメーカーとしては、他の小規模なメーカー同様にコピーゲーム基板の製造からスタートしています。
その後は独自のゲームを多く出していて、「変なゲームを作らせたら日本一」と言われるようなメーカーの代名詞になりました。
データイーストはDECO(DATA East Corporationの略)名義でもゲームを出しています。
いくつも変なゲームを出していますが、名作もたくさんあります。
いくつかのゲームを挙げますと、1982年の「バーガータイム」、1983年の「幻魔大戦」が挙げられます。

1983年発売でプロレスゲームの始祖と言われる「ザ・ビッグプロレスリング」はプロレスっぽい演出を格闘系ではない方法で実現している素晴らしいゲームです。

1984年の2本レバーのみの操作で技を繰り出すのが斬新だった「空手道」、同年発売の名作「B-WING」や「のぼらんか」、「Darwin4078」が代表作です。

1987年発売の「カルノフ」も人気でしたが、翌年の「チェルノブ」は設定などがヤバすぎて、当時でもそのままでは発売出来ないゲームでした。

近年、ゲーセンミカドで紹介されて人気に火がついた「ダークシール」もデータイーストです。
シューティングの「空牙」もBGMが人気のゲームです。
ファミコンやメガドライブなどにも多くのヒット作を持っている同社のゲームですが、今回、秀逸なゲームが手に入る機会に恵まれたのは良いことだと思います。
余談ですが、ピンボールも作っていて、データイーストのピンボールは「デコピン」と言われているのだとか。

ゲームを手に入れる

最初にSteamのアカウントを持っていることが前提です。
Steamのアプリかブラウザからログインします。
Steamのストア検索窓に「retro classix」と入れて検索します。
いくつもゲームが表示されますが、価格が表示されているのが現在発売中のゲームです。

下記のリンクからも検索できます

そして、赤線のタイトルこれが今回ターゲットのゲームです。
1タイトルだけ買うと価格はちょっと高めの720円ですが、アーケードの基板を買うと思えば格安です。

まずは、数本がセットになったバンドルパックを買うのがいいと思います。
3本か4本パックになっています。

個人的には「Data East  Arcade Collection#1」をオススメします。
8本パックで3,456円なので、一本あたり432円と格安で手に入ります。
セールの時には真っ先に買うべきセットですね。
「SRD - Super Real Darwin」と「Gate of Doom(日本名:ダークシール)」がパックになっているので、これだけでもとが取れると思います。

試しに数本買ってみるかという気になった時には、「SRD - Super Real Darwin」を真っ先に買うといいでしょう。
データイーストのシューティングゲームでは先に発売された「Darwin4078」に並ぶ秀作で、自機のパワーアップが進化という形式で強くなっていくのが特徴のゲームです。
買うのに迷ったらコレですが、格闘ものやアクションなどいくつもあるので気に入ったものを買うといいですね。

ゲームのインストール

Steamからゲームをインストールします。
とりあえず、普通に遊んでください。
遊んでからが本番です。
一通り遊んでから次の作業へ移りましょう。

ゲームを取り出す

C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Retro Classix SRD - Super Real Darwin\Retro Classix SRD_Data\StreamingAssets

ここに該当のROMが入っています。
「.zip」に圧縮されていますが、エミュレータで遊ぶときはそのまま解凍せずに使います。
ほかのゲームも同じような場所にROMがあります。
ここまで出来たら、あとは楽勝ですね。

ROMデータはコピーして、分かりやすくまとめて置くといいですよ。

ゲームを動かそう

今回はPCのRetroArchとラズパイのRetropieで動かしました。
BIOSは不要です。

RetroArchの設定などは下記の記事を参考にしてください。

スーパーリアルダーウィン!進化がめちゃめちゃかっこいいです!

ケイブマンニンジャですが、アクション系のゲームです。
高橋名人の冒険島を洋風にした感じのゲームですけど、キャラが濃いですね。
ケイブマンはまぁわかるけど、ニンジャって何でしょうね?

まだまだ出るぞ

「Retro Classix」このシリーズはまだまだ出るらしいです。

2023年1月現在未定ですが、CAPCOMがストリートファイターⅡと酷似していると著作権を争った曰く付きのゲーム「ファイターズヒストリー」がエントリーしています。
格闘ゲームはSNKが乱発していた感がありますが、この時期にはどこのゲームメーカーも格闘ゲームを出しています。遊んだことがある人なら買ってもいいかもしれないですね。

まとめ

ゲーム自体はPS4やNintendo Switchのアーケードアーカイブスのようなものだと思って購入すればいいと思います。
エミュレータで遊ばなくても普通に面白いゲームがたくさんあるので、レトロゲームが好きっていう人や、見た感じで面白そうと思ったら買って遊んでください。
多少コストはかかりますが、アーケードゲームがPCで遊べるのはもちろんですが、Androidやその他のエミュレータ専用機でも動きます。
特に、アーケードゲームはROMの入手が極端に難しいので、このくらいの投資は十分元が取れますね。

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