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#095 街を綺麗にしないと、海は綺麗にならない


高松市のうみまち商店街内にできた「SICS サステイナブルラウンジ」へ。
https://www.setouchi-sics.com/ja/news/entry-45.html

2Fがラウンジだが、
1Fは、「NEO TAKOBALL STAND クセモノズ」
未利用魚や規格外の野菜などを活用した、たこ焼きをはじめとする料理を提供するお店

SDGsの時代に適したお店だけど、おしゃれで、
食べ物も美味しい!
またイベント等で使いたいなぁ🤔




この2Fのラウンジにて、
第一回かがわ里海サロンへ参加。

かがわ里海活動のルーツとなる人、
鹿児島大学の教授・日本漂着物学会事務局長・一般社団法人JEAN代表理事の藤枝さんの講演!



海ごみの研究から見えてくる世界との繋がり。
街から始まる小さな行動が及ぼす、遠く離れた海への大きな影響など、
学びが多かったので、記事にしてまとめてみた。



海ごみ活動っていうと、
ボランティア的な感じがして、
ワクワク感とはちょっと遠い感じがしていた。

でも、
 ・海ごみ活動ではなく、「ビーチコーミング」
 ・漂着物は、タイムマシーンだ!
 ・漂着物は地球外からやってくる!
  ※ウルトラマンみたいな木の実を指す

とか、藤枝さんの偏愛と
ワクワクした表現で聞くと、
「うわ!おもしろっ!」となった!


一見すると、かたいことでも、
こういうふうに変換して伝えていくと、
楽しい気持ちを湧き上がらせて、
関わる人の行動を変えていけるんだなぁ。


藤枝さんが宝物のように紹介する漂着物、
めちゃ面白かった!

最初に紹介されたのは、
なんと「入れ歯」!!!

入れ歯!!!



いつの時代のものか、
どこの国のものかわからないけど、

入れ歯なのに銀歯が入っていたり、
ナゾのほっそい歯が入っていたり(笑)
見知らぬ世界の物語を妄想するのが楽しい!

その他、自然のものとは思えないイルカの骨、
綺麗なピンクや赤や青のシーグラス、
まるでウルトラマンのような「サキシマスオウノキ」の実等。

イルカの骨
シーグラス
浮き
サキシマスオウノキの実
地球外からきた漂着物




その中でも特になるほど!って思ったのが、
100円ライター!

漂着物ゴミでも唯一住所が書いてある。

その流れ着いた100円ライターと、
記載している住所を紐づけて、
アカデミックに分析。

日本海側は、日本のものだけでなく、
韓国や中国からのものも多い。
太平洋側は、日本のものが多い
小笠原諸島も6割が日本のもの。

日本から出たゴミは、
遠く離れたアメリカ近辺まで漂流するようだ。

遠く離れたミッドウェー島の道路上では、
プラスチックゴミが落ちている。

なぜ?
ビーチ際でもない道路にプラスチックゴミ?

その正体は、コアホウドリ。
2000平米の島に50万頭もいる鳥。

コアホウドリの生態では、
親鳥は子供のためにエサ(イカ等)を求め旅立っていき、ヒナはその親の帰りを待つ。

親鳥は長旅から帰ってくると、
口からイカ等を出して、
ヒナ達はそれを食べるという。

しかし、親鳥がえさと間違えて食べたものが、
ヒナにプラスチックのゴミを与えてしまうことがあり、
ヒナは疑似的な満腹感を起こし栄養不良になり、
育たなくなる場合も

島の死んだ鳥の分解すると、
マメカン等が・・・

ショックすぎるよね・・・


こういったゴミは、海から来るわけではなく、
街中から来ている。
伊勢湾の調査でも明らかになったのが、
海ごみは陸域から河川を通じて流れこむこと。


街を綺麗にしないと、
海は綺麗にならない

街のゴミが川を通じて海に流れ出し、
そこから世界中に広がっていく現実を目の当たりにすると、日常が地球規模で影響を及ぼしていることに気づかされたわ。。。



今から何ができるかなぁ?
ゴミを減らす意識はもちろんだが、
もっと幅広くできること。

フレスコボールはビーチスポーツだから、
毎週ビーチに行く。

四国内の各クラブで競い合って、
ビーチクリーンついでに「漂着物選手権」でもやって、年間表彰しようかなぁ!

とか、もやもや考えてたらもう0時超えてたわ!
またじっくり考えよう

#かがわ里海ガイド
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#SICSサステイナブルラウンジ
#フレスコボール

マメカン

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