2025年 建築基準法改正(4号特例縮小)は実質、今までと変わりません。

 8月7日、改正建築物省エネ法・建築基準法の円滑施行に関する連絡会議が開催され、議事が公開されました。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000168.html

 令和4年6月13日、「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律案」の関連法案として、建築基準法が改正され、4号特例が縮小されました。2階建ての戸建住宅でも確認申請で構造審査が行われることになりました。

 この連絡会議では「確認審査対象の見直しに伴う提出図書等の合理化」も協議され、『各階床伏図等の提出を求めない代わりに、必要事項を仕様書に記載する形をとる』となっています。

 仕様書とはチェックリスト的なものと思います。設計者(申請者)が「○○は□□の仕様とします。」と記載し、それを審査機関が確認するのだと思います。この文言は「建築基準法を準拠します。」との宣言するのと同じようなものであり、これを確認出来るのが構造図であり、それを確認するのが確認審査である。

 現状の4号特例(審査省略制度)も設計者の性善説、責任に基づき、構造審査を省略する制度ですが、これと全く変わりません。
 実質、4号特例継続です。

 その他、2025年、建築基準法改正の情報は以下をご覧ください。

https://arc-structure.sakura.ne.jp/report36.htm

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