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解説するびとろ 第2回 J1・J2第1節②
第2回となった「#解説するびとろ」です!今回もJ1・J2第1節で起こった事象を見てみます。
その中で、ハンドとVARが介入できたかどうかに特化して見ていきます!
ハンド特集
ハンドに関わる5つのシーンをピックアップします。
?新潟鈴木選手のゴールのゴールはハンドだった?
主審山岡良介さん 副審2イサンギさん
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) February 27, 2021
🏆 明治安田生命J2リーグ 第1節
🆚 北九州vs新潟
🔢 1-2
⌚️ 57分
⚽️ 鈴木 孝司(新潟)#Jリーグ#ギラヴァンツ北九州vsアルビレックス新潟
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/RGRROmW907
こちらの新潟鈴木孝司選手のゴールについてですが、ハイライト映像を見る限りはハンドではないように見えます。手は高く上がっていますが、手には当たらずにヘディングしたように見えます。ただ、カメラの角度があまりよろしくないので分からないです。
追記ジャッジリプレイで軽く触れられていましたが、手にあたっていたようです。
主審の山岡良介さんも副審2のイサンギさんに確認したうえで得点を認めました。
◎ナイスジャッジ① 湘南山田選手のハンドでゴール取り消し(主審高山啓義さん)
👏ナイスジャッジ
— Goal Japan (@GoalJP_Official) February 27, 2021
湘南先制と思われた場面、直前に山田直輝のハンドがありノーゴール。#高山啓義 主審は「よく見てるでしょ?」と一言。朴一圭もグータッチでそれに応える。#GoalJ1リーグ
🇯🇵 2021 #明治安田J1 開幕節
🆚湘南ベルマーレ×サガン鳥栖
📺視聴は #DAZN で ▶ https://t.co/DXa7iUapZ0 pic.twitter.com/3PJj98SrEt
SNS上で話題になったシーンなので、皆様ご存知かと思いますが、本当にナイスジャッジです!
湘南6岡本拓也選手がこぼれ球をゴールに押し込みましたが、その直前に湘南10山田直輝選手の右腕にボールが当たっていたため、ハンドを採用しゴールを取り消しました。
ゴールの直前に手や腕にボールが当たった場合には意図や位置は関係なく、当たっただけでハンドになります。この場合「当たっちゃった」というだけで、手や腕を用いて得点しようとしたわけではないので警告は不要です。
◎ナイスジャッジ② 山口岸田選手のハンドでゴール取り消し(主審西山貴生さん・副審1日比野真さん)
🚨 後半ATにネットを揺らすが…
— Goal Japan (@GoalJP_Official) February 28, 2021
高木大輔のクロスに飛び込んだのは岸田和人!しかし、混戦の中でボールが手に当たっており #西山貴生 主審の判定はハンド。ナイスジャッジ。#GoalJ2リーグ
🇯🇵 2021 #明治安田J2 開幕節
🆚レノファ山口FC×松本山雅FC
📺視聴は #DAZN で ▶ https://t.co/DXa7iUapZ0 pic.twitter.com/lGiBuNN5KA
こちらも話題になっていますが、西山貴生さんの超絶スーパージャッジです。ナイスを通り越して本当にスーパージャッジです。ちなみに私は見る自信はありません。(笑)
このシーンでは岸田和人選手がクロスを直接手で合わせてゴールしたため、本来は「手や腕を用いて得点を試みた」ことで反スポーツ的行為で警告に該当するシーンです。
しかし、人が密集していたことや松本GK圍選手が負傷していたことなどから警告を出すことができなかったのは理解できます。仮に人違いをしてしまうと適用ミスになりますし、そうなってしまうとVARの無いJ2では修正することができません。そうなると大惨事なので、警告を出さないのは次善策だと思います。
また、ハンドをしっかりと全員に伝えようとするジェスチャーをして分かりやすさを見せたことや圍選手の治療を優先して試合を終了させたことも含めてパーフェクトなジャッジでした!
◎ PK①栃木面矢選手のハンドはあった?
主審 井上知大さん
このシーン本当に際どいシーンです。栃木SC26面矢行斗選手の手や腕にボールが当たっているのは間違いないですが、この面矢選手の意図的なプレーの直後に当たるかということです。
意図的にプレーした直後に自身の手や腕に当たった場合はハンドにはなりませんが、このプレーを意図的なプレーと解釈するかは主審の裁量の範囲です。
質問者じゃないので細かい質問の意図は分かりませんが、手が不自然に体を大きく見せている状況で「自身から意図的にプレーした後」ならノーハンド、「自身から跳ね返った後」ならハンドです!
— 攻劇 (@kogekidogso) February 22, 2021
レフェリーブリーフィング等でも説明されていました pic.twitter.com/7O0aQN2OfY
オフサイドの“守備側意図的にプレー”判断と同じだと思います。
— 攻劇 (@kogekidogso) February 22, 2021
レフェリーブリーフィングで使用された事象はこちらですhttps://t.co/pkVuUx5v6I
攻劇さんと以前この「意図」についてお話しした際に教えていただいた部分ですが、跳ね返りの場合ハンドになる+2ツイート目の映像と酷似していることを考えるとハンドを取ったのは妥当な判定だったと感じます。
〇?PK②千葉岡野選手のハンドはあったか?
主審先立圭吾さん
このシーンについてはカメラの角度のせいで岡野選手の腕がどれほど伸びていたかが分かりません。なので、ハンドをとるのが妥当かが分からないというのが正直なところです。
この場合「手や腕を用いて体を不自然に体を大きく見せた」ことでの反則を取ったと思いますが、岡野選手の手・腕が体の幅より大きく広がっていた場合ハンドは妥当だと思います。
主審の先立さんが角度・距離共に素晴らしいポジションから監視していたため、主審の判定を尊重すべきシーンだと感じます。
VARは介入すべきだった?
2つのシーンについてVARは介入すべきだったかどうか考えてみたいと思います。
判定△VAR◎ 浦和小泉選手は退場?VARは介入すべき?
主審木村博之さん VAR飯田淳平さん AVAR聳城巧さん
DAZN映像1時間38分のシーンです。浦和18小泉佳穂選手がFC東京20レアンドロ選手の足の甲付近に足裏付近に当ててしまったシーンです。木村主審は少し遅れてファウルをとりましたが、ノーカードでした。
このシーンでは、小泉選手はボールに先にコンタクトしていますが、その勢いで足裏がレアンドロ選手の足の甲に当たっているため、警告が妥当だと感じます。チャレンジのタイミングがジャストだったことを考えても退場とするのは厳しいと感じます。
警告とする人がいる以上VARは「退場かどうか」という介入すべき要件に入らなかったと考え、オンフィールドレビューを勧めなかったと考えます。VARの飯田さん・AVARの聳城さんの判断は正しかったと考えます。
判定×VAR× 柏呉屋選手は退場?VARは介入すべき?
主審村上伸次さん VAR小屋幸栄さん AVAR柿沼亨さん
DAZN映像16分のシーンです。柏19呉屋大翔選手が後方からC大阪10清武弘嗣選手にチャレンジし、清武選手のふくらはぎ付近を撫でて足首付近を踏みつけています。村上主審はノーカードで反則を取りました。
映像を見る限り呉屋選手に清武選手をケガさせる意図はないかと思いますが、結果的に必要以上の力を用いて相手競技者の安全を危険にさらす行為で、「過剰な力」を用いたプレーだと思いますし、「著しく不正なプレー」で退場とすべき事象だと考えます。
おそらく村上主審はスタンピングが起こったことを認識していないですし、VARが介入すべきはっきりとした明白な間違いだと思います。このシーンで介入しなかったVARルームの小屋さん・柿沼さんの判断は疑問ですし、オンフィールドレビューを勧めるべきだと考えます。
以上J1・J2第1節で起こった事象についての#解説するびとろでした。いかがだったでしょうか?今後も疑問に思うシーンがあれば是非教えてください!私の見方を解説します!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします
解説してほしい判定に疑問が残るシーンがある時は↓まで!
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