見出し画像

道具があっても庭の雑草に太刀打ちできない話。

あ、あれ?スコップってザクっと土に入っていくもんじゃないの?

小春日和な昼下がり、私はスコップに足を置いて首を傾げた。

移住してから3ヶ月がたった。
家のリフォームで頭がいっぱいで、外構のことまでイメージができず外構については引っ越してから考えようと思っていた。

そんな話を知人にしたら「外構は一緒にやっておかないとなかなか手がつけられないよ」と言われ、わかってる…わかってるけど100キロ離れた場所での暮らしがイメージできないんだよう。と後回しにしていた。

住み始めてから今でも実はあまりいじらなかった外構に不満はない。
むしろあるがままを受け入れてそこを楽しむのが嫌いじゃない私はこの雰囲気を気に入っていた。

がしかし3ヶ月たった。
引っ越した翌日に今季イチの大雪が降っていたこの地域もすっかり春めいてきて、近くの桜は周辺の桜を差し置いて、ひと足先に満開になっている。

気づいたら自宅も購入から一年近く経ち、1年間放置された垣根は他の家よりももっさりして、先日はそんな垣根に鳥の巣が作られていた。春の到来だ。

春になると冬場には気にならなかったものが目に入るようになる。
雪に隠れていた草である。

冬は成長せずただ寒さに耐えていた草も暖かくなって急にニョキニョキし始めた。

この日はそんな草をどうにかしようと思っていたのである。
都内でシェア畑をしていたことがあったのでなんとなく土を耕す工程を知っていた我が家は、持っている軍手を嬉々とはめて草に立ち向かったのである。

……ぬ、抜けない…。

シェア畑ではスポスポ抜けていた雑草も、庭に生えてるは雑草は全然抜けない…。

どうにも軍手をはめた人力ではうまく行かなそうなので、スコップとシャベルと剪定鋏を購入すればどうにかなるんじゃないかとホームセンターに買いに走った。

少し軽く作業しやすそうなスコップとシャベルと剪定鋏を購入し早速草むしりに戻る。

と、ここで冒頭に戻るのである。

普通の庭だと思っていた我が家。確かに雪が溶けて見えている土の上にちょっとした食器の破片などがあり、ちょっと石が多いなとは思っていたが、庭の違う部分では畑をやっていた跡があったのでそうはいってもある程度スコップで行けるもんだと思っていたらだいぶ甘かったのである。

5センチ入ったかな?と思うところで石に当たって全然掘り返せないのだ。
スコップの先っぽし1割しか使えていない…。

今回は笹のような草をどうにかしようと思っていた。
抜き始めたらすごいしっかりした根がそこらじゅうに蔓延っていたので、土を掘り返して柔らかくしたところで、そこから名前の通り根こそぎ引っこ抜こうと思っていたのである。

が、そもそも土を掘り返したくても全然掘り返せない…石が邪魔して全然スコップが入らないのである。

せっかくひとっ走りホームセンターに行ってきたのに。せっかくちょっと長く使うだろうからと良いスコップを買ったのに…まさか雑草ではなく、土によりスコップが太刀打ちできないのは想定外である…。

いろいろなところを掘り返すべくトライするもやっぱり拳よりも大きい石がゴロゴロ出てくるのだ…

どうしたものか。

今回はアシ?ヨシ?というイネ科の雑草を取ろうと思っていた。他の雑草よりも優先的に抜こうと思った理由は、生えている茎が硬いので、今後この場所でバーベキューとかテントを張ってキャンプごっこをするには邪魔になるからというのが理由である。
このアシ、調べてみたら地中にある根がとにかく厄介なものらしい…除草剤を巻く方法もあるみたいだけど、それをトライするのはもう少し後かなぁ…

雨が降る日がありそうなので、土が柔らかくなった日を狙ってまたトライしてみたい。

そもそも外構もどうするか問題はありそうなので、そこについてはまたおいおいnoteに書いていきたいと思います。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?