フォーアームローテーション

ボディーターンで振るスウィング理論等では、この両腕を返す動きはしないのですが、ショートアイアンやミドルアイアンのハーフショット程度の振り幅で、両腕のローテーション、フェースローテーションは基本の動きとして確認して置いた方が、パワーロスの少ない、掴まった玉を打つのに役立つ動きであり、インパクゾーンのタイミングがズレてしまっている時には、ハーフショットやスリークオーター位のローテションの動きから確認すると修正し易くなるポイントだけなので、取り入れるべき練習の一つです。
フォーアームローテーションとは、
手の位置が、テークバックした右側の肩( 時計軸で9時 )から、インパクトしてフォロースルーで両腕が伸びて左側の肩( 時計軸で3時 )の位置まで振った時の両腕、前腕の返す動きです。
・アドレスで両腕と胸の三角形を意識して、力み過ぎず、両腕と胸の三角形にある程度の張り( テンション )を意識して構えます。
・テークバックして手元の位置が右の肩の位置( 時計軸9時 ここから時計軸での説明にさせて頂きます)まで上げます。(腕だけでテークバックせずに捻転も意識します)
・9時の位置で、捻転、両腕と胸の三角形のテンションを感じて、ダウンスウィングに入ります。( ハーフスウィングの振り幅なので、フルショットや満振りのイメージではなく、気持ちよく振り切れるスピードを出して3時の位置までクラブヘッドが減速しないように振り切ります)
・アドレスで作った位置でボールをインパクトする時に、身体の軸の回転をスウェーしないように、目線、頭を動かし過ぎないように意識します。
・インパクトは一瞬ですが、目線を残してインパクトする時に、グリップの位置がアドレスした身体の中心付近から離れないように意識して、左腕の上腕を、右腕の上腕が、左腕の上腕の上にクロスして腕を返す意識で振り抜きます。( よく誤解されるポイントですが、実際は9時まで捻転した上半身も一緒に回転している動きなので、捻転した分の上半身の回転も時計軸9時から3時の動きで行っている為、両腕だけの動きではありません )
・目線と頭を意識してフォロー、左肩3時のポジションまで振り抜き、腕と胸の三角形のテンションを意識して3時のポジションで止めます。
この動きを力感を60%〜80%位の意識で、ダフらないインパクト、ボールをしっかり捕まえるタイミングを測り練習します。
56° 58°のウェッジならば、50yから60y位いの距離、ターゲットを狙い撃ちする位の意識で練習したいです。
7アイアンでは、80%の力感でダフらず、捕まったフェースのインパクトのタイミングが合って来たら、9時〜3時の振り幅で、出来るだけパワーを出して振って見ましょう。
7アイアン以上の長いクラブでのハーフショットは振り辛く、練習にならないので、ショートアイアンから7アイアンくらいまでの基本の動きの練習のつもりで行ってください。
この、9時〜3時での腕と胸の三角形、インパクトゾーンでの腕のローテーションが、フルショットのトップの位置や、ダフらないアングルでの入射角、ボディーターンでのスウィングを意識するにもクラブフェースがどのタイミングで身体と回転運動していれば捕まった球筋、厚いインパクト、適正なロフト角などを体感し易く、基本の動きなので、練習のメニューには取り入れるべき練習の一つです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?