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【千代田区】神田橋

皇居東御苑から銭湯でもいくかと神田にある銭湯を目指してみました。

道中、神田橋があったので東京時層地図をみてみると

なんと、ここにも見附、枡形門があったようなんですね。

神田橋御門。

地図には枡形門の跡がみえました。

門のところは酒井左衛門尉忠発(ただあき)徳川四天王の酒井忠次が祖 家康以前の家臣団を集めているところから重要拠点だったことがうかがえます。
現代の地図
明治9~19年頃

神田橋があり、桝形門の跡があり、現在東側にある商業ビルは印刷局で、橋の北は神田区役所 さらには徳大寺邸と学習院。

この当時の徳大寺家の当主は徳大寺実則は西園寺公望の実兄。

徳大寺実則 宮内卿、内大臣、明治天皇の侍従長 
墓所は多磨霊園にあるも都から無縁仏等改葬公告が出ているとか。うーん。墓の存在意味というものを考えますね。

うちもそうですが、三世代目にはもう墓所の維持すら怪しい。余裕がある人が墓作ったらいいんじゃないのとしかいえませんね。

南は大蔵省 池も見えます。池の畔の石灯篭が将門塚として祀られている灯籠。


旧江戸城写真帖 神田橋門

旧江戸城写真帖 神田橋門は方向的には北から大手町方面をみている図となります。外堀と石垣が張り巡らされていたようです。

神田橋御門があったあたりを川からみてみました。案内板は現在工事中の場所があり、そこの隠れている様子で見えませんでした。


枡形門の中あたり。ビカビカの商業施設で面影を感じさせるものはありません。工事が完了したら案内板が掲示されるかもしれませんね。


ここは、芝崎口門・神田口門・大炊殿橋門(おおいどのばしもん)とも呼ばれ、将軍が上野寛永寺に参詣に行くための御成道となるため、門の警備は厳重であったと言われます。門は、1629年(寛永6年)に下野(しもつけ)真岡(もおか)藩(現在の栃木県)稲葉正勝によって構築されました。対岸の鎌倉河岸は江戸城築城の資材を荷揚げする河岸場だったので、この門の役割は重要でした。
1873年(明治6年)に櫓門(やぐらもん)が撤去され、1884年(明治17年)に木橋が架け直されました。道路の拡張と市電の開通に伴い改修され、関東大震災で焼け落ちた後に新たに架橋されました。現在の橋は1980年(昭和55年)に改架されたもので、木橋風の意匠に、灯籠風の親柱、石造風の高欄を組み合わせています。

案内板に書かれていたと思われる文章 ネット記事より引用。

下野藩真岡の稲葉正勝!!!!

おらが村の殿様じゃないか!!!

門を作れるような力をもった大名だったのかとびっくり。

稲葉正勝は稲葉正成と春日局の子

春日局は徳川将軍家光の乳母。ということで稲葉正勝は乳兄第ということになり、小姓として仕えたようです。

元夫の稲葉正城がなんの縁もゆかりもない真岡2万石を与えられた大名になるのですから、春日局の影響力が大きいですね。

この寛永9年は春日局が従二位になった年で、これは平時子や北条政子と肩を並べる位でもう尼将軍のようなもので大変な権力をもっていたことがうかがえます。

まあ、僕の地元とつながりあるので興味がわいた場所になりました。



橋を越えて銭湯のある場所へ。現代の地図だとちょっと北側の公園の対面が銭湯です。

内神田尾嶋公園 尾嶋夫妻が寄贈した公園とのこと。
ちょっとした遊具がありました。
御宿稲荷神社

近くにお稲荷様があったので参拝してみました。

御宿稲荷神社

御宿稲荷神社は、千代田区内神田にある稲荷神社です。御宿稲荷神社は、徳川家康が御宿した(立寄った)郷士宅に宇迦之魂命が祀られていたことから、御宿稲荷と称されるようになったといいます。

https://tesshow.jp/chiyoda/shrine_uchikanda_onjuku.html

徳川家康由来なんですね。地図には記載が確認できなかったのですが行ってみないとわからないものです。


石碑もありました。昭和8年の石碑です。神田区三河町一丁目鎮座御宿稲荷神社と書かれています。なるほど徳川家康が江戸を拠点としたさいに一緒にきた三河武士の町ということですか。明治に入ってからスラム化したようですが、当然現在の家賃はめちゃ高い・・・
お参りした後に銭湯へ。その名も稲荷湯

銭湯ブームもあってか大混雑。銭湯に入る際に、女の子は常連さんがいるからその人と一緒に女湯に入った方がいいといわれて、娘は半泣き。

結局男湯に入ることになりましたが、男性裸体の数々で、やっぱ銭湯はどこも混んでる時代なんだと痛感しました。

で、娘は風呂場の床で滑ってすってんころりん。
転び方めちゃくちゃ危なかったですが、お稲荷様へお参りのせいか無傷で済みました。

もう小学生になったので一緒に銭湯にはいけません。

行った先で〆に銭湯に入るコースは、もうちょっと早く気が付いておけばよかったですね。

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