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名古屋商工会議所でペーパレス化~「開物成務」の志で中小企業のDX支援を

 名古屋商工会議所の6月の会頭定例記者会見が30日、同会議所で開かれました。嶋尾正会頭から最近の活動報告があり、すぐ質疑に入ります。
 各記者の机には、記者会見前に会議所の議員である常議員会で討議された資料がありました。いつもの細かな活字と違って、プロジェクターに映し出すような大きめの字で要点が印刷されていました。
 理事に確認すると、この日の第696回常議員会からペーパレス化して、議案は会議場のプロジェクターに映し出すようにしたといいます。
 それならば、記者会見の場でPRすればいいのにと感じたのは、私だけではありませんでした。準備を進めてきた会議所のメンバーも同じでした。
 日本商工会議所がすでに常議員会のペーパーレス化を進めていますので、今更感はあります。
 ただ、中小企業の会員が多い商工会議所としては、ムダな会議時間を減らし、デジタル化を先導していくことで、会員企業の生産性を上げることに寄与できるはずです。

常議員会を傍聴してきた記者にとって隔世の感のある会議のデジタル化の光景

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平成以降の中部財界の日本経済に果たした役割は小さくありません。平成以降の財界を取材してきた新聞記者が、財界人の人となりやその時々の政策の成否を分析しながら、次の時代へのあるべき中部圏や日本の姿を模索していきます。

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