花の王国あいち県民運動～６月はスプレーマム

　愛知県やＪＡなど関係団体でつくる「花の王国あいち県民運動実行委員会」は毎月、「今月のあいちの花」を選んでいる。官公庁や事業所で花を飾り、花の出荷額で全国トップの愛知をアピールする狙いです。
　名古屋市中区のＪＡあいちビルを訪れたとき、エントランスロビーに６月の「今月のあいちの花」であるスプレーマムが展示されていました。ＪＡあいち経済連がスプレーマムの産地、ＪＡあいち知多管内の生産者の花を飾りました。
　経済連の担当者によると、スプレーマムはアメリカ原産の多年草で、枝状（スプレー状）に多くの花を咲かせるキクとのこと。英語で枝状を示す「スプレー」と、菊の「マム」から一般的に「スプレーマム」と呼ばれるそうです。
　花の色は、白や黄色、ピンクのほか、赤、オレンジなど多彩です。花形もシングル咲きやデコラ咲き、スパイダー咲きなど種類が豊富だといいます。
生産者のコメントが日本農業新聞愛知版に載っていました。
　「ハウス内の温度管理や遮光に細心の注意を払って栽培している。花の色や形が豊富で日持ちするため、用途や気分に合わせて選び、長く楽しんでほしい」
　愛知県のスプレーマムの産出額は約４５億円。県内の市町村別の産出額順位は、１位田原市、２位豊川市、３位知多市（県園芸農産課調べ、２０２１年産）でした。
　毎月、ＪＡあいちビルへ行きます。「どんな花が飾ってあるのかな」と楽しみにしています。
　ちなみに７月のあいちの花は、アナナス。パイナップル科の植物で、いまからトロピカルな気分にさせてくれます。
（2024年6月27日）