ゲーム感想(ざくざくアクターズ)

作品名:ざくざくアクターズ ※Ver1.81
サークル:   (製作:はむすた氏)
ジャンル:RPG
総合評価:S

あああああああああああああ面白かったああああああああああああああああああ!!
いや、プレイ終了したみたいな叫びをあげたがまだプレイ中ではある。
まだやりつくしていない部分があるためプレイは続行するが、シナリオ部分をクリアしたこと、これ以上のシナリオ更新はないであろうことから、この時点で感想を記す。

とはいえ、もはやフリゲではあまりにも有名な本作品、あれやこれやと自分が言うまでもない。なので、内容のここがこう、といった細かいことは書かない。ふわっとした感想になってしまうだろうけれども、それでいいと思っている。何より、このゲームはネタバレなしでやった方が絶対に面白いのだし。

はむすたさんが、少しずつ、少しずつ、何年もかけて積み上げてきた物語。RPGツクールの容量限界をもって、一つの作品に終わりが訪れた。

まず、最初に。
この作品は「完璧な作品」ではない。
粗を探そうと思えば出てくるし、他の何かと比較して、全てが上回るわけでもない。
でも、これは確かに最上級のゲームであると断言できる。
何故かと問われても言語化は難しい。
シナリオで泣いたこともある。
端々のギャグで笑ったこともある。
真剣になって、頭から煙を出しながら超強敵に相対したこともある。
ただただダンジョンを彷徨い、アイテムを求めたこともある。
でもその一つ一つがどうということではなくて、それら全てが、言うなれば、このざくざくアクターズという世界そのものが、最高に楽しいのだ。

これ以上言う事は本当にないのだけれど、これだけだと何も伝わらないと思うので、蛇足的にざくざくアクターズのここが魅力、というところを挙げていく。

まずはシナリオ。
超ボリュームというだけではない。ゆるい雰囲気でいたかと思えば、しめる所はきっちりしめる。キャラクターそれぞれの行動理由も、その感情も、物語の中でしっかり生きていて、それがプレイヤーの感情を揺さぶる。今、物語を思い返して、印象的な部分がいくつも浮かんできた。一つ一つのエピソードがとても強く心に残る物語である。雪乃関連は泣く。マジで泣いた。

その物語を盛り上げる音楽もとても良い。
フリー楽曲を使用しているので、厳密にはこのゲーム自体の評価に含めるべきではないのかもしれないが、使いどころが上手いのか、物語が音楽と強く結びついて思い返される。効果的、というだけではなく、曲自体をすごく大事にしているように感じられる。自分はオリエンタルピアノアタックとか、すごい好き。

バトル。
バランス感覚が見事。レベルが低くても仲間の特性と装備で乗り切れる可能性があったりするので、工夫で乗り切るのがとても楽しい。……まあ、楽しさと同じくらい辛さもあるので、超強敵を相手にする際に悲鳴も上がるのだが。
また一方で、ステータスアップアイテムは山ほど手に入るし、レベルもすぐに上がっていくので、レベルを上げて殴るパワープレイもできるようになっている。
バトルに関しては序盤に指南が受けられたりと、サポートも充実しており、すごく丁寧。

登場人物。
すごく濃い。仲間のみならず、サブキャラや敵にいたるまで。たこタンクって何さ。いやもうハーピーやケルベロスはともかくこたつに入ったドラゴン出てきた時にはどうしようかと。いや、好きだが。ちなみに自分の最推しはゼニヤッタである。好きすぎてどんな戦闘でも連れていけるように鍛えた結果、マジモンの悪魔といわんばかりの氷魔法を打つようになりました。レプトスも好き。

他に、ミニゲームもかなりの数あったり、とにかく遊びつくしてやる、という情熱が感じられるゲーム。その情熱が、たぶん楽しさとなってプレイヤーに届くのだろうかな、と。

とりとめもなくなってきたので、このあたりで。

最後に。
はむすたさん、素晴らしいゲームを有難うございます。
まだまだ遊ばせてもらいます。


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