ゲーム感想(巡るダンジョン)

作品名:巡るダンジョン
制作:handMadeGames
ジャンル:RPG
総合評価:B

シナリオなし、キャラクターはランダム自動生成(手動で個別生成可)の3DダンジョンRPG。10層あるダンジョンで、アイテムを集めたりボスを倒したりするゲーム。
がんがんアイテムを手に入れて、どんどんキャラクターを成長させていくのを楽しむ系統で、自分の好きな分類のゲームだった。

シナリオがないため、キャラクターが育っていくのを楽しむのが主になるが、レベルキャップ200は少々早すぎるようにも思う。10層に届く前に才能限界に達してしまい、終盤は楽しさが半減してしまった。成長が止まってしまうと、アイテム集めのためだけにダンジョンに潜るのはちょっと億劫になる。

ダンジョンの罠の配置で、罠のある場所を行き止まりと開けた場所に限定したのはとても良かったと思う。終盤あたりの広さのダンジョンで、道の途中でまで罠を気にして移動していたら、おそらくとんでもないストレスを感じていただろう。

ダンジョン内でセーブができないのは、仕様上しょうがないのかもしれないが、やはりちょっときつかった。終盤のあの広さのダンジョンになると、出口を探すのもかなりの時間がかかるし、入口から戻るにしても、次のプレイ時には自動生成ダンジョンがゆえに最初からやりなおしになってしまう。かなりまとまった時間がつくれないとプレイするのがきついゲームになってしまっている。

ダンジョンの層が進むたびに、案内のメグルさんが、次はどんな階層ですよ、と説明をしてくれるのだが、その案内があるがために、7階層くらいまでずっとチュートリアルやっているかのような気分になった。そしてゲームは10階層で終わりであるため、決して短くない時間プレイしていたにもかかわらず、物足りないような感覚になってしまった。

決して嫌いなゲームではないが、10層を終えた後の継続プレイにあまり魅力を感じることができず、アイテムコンプは断念して終了。次回作についても、要検討とさせていただき、最終的な評価はB。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?