地元企業を支援: ChatGPTを活用した事業計画セッション
今日は地元の公的支援機関で、事業計画書のブラッシュアップを目的とした個別相談に参加しました。そこで得た新たな試みや気付きについて記したいと思います。
1.三者三様の事業計画書
当初予定していた4社のうち、1社がキャンセルしたため、結果的に3社の女性経営者との個別相談となりました。それぞれに特徴があり、1社目は読者を引き込む内容、2社目は細部が多過ぎて読むのが疲れる内容、3社目は事業者の意気込みが伝わりにくい内容でした。
各社の違いを振り返ると、1社目は創業間もないものの、計画通りの需要があり、事業拡大を目指しています。そのため、事業者の行うべきことが明確です。2社目は多くのアイデアを持ち、それらをすべて詰め込むことで、全体像が捉えにくくなっています。3社目は、明確な目標がないため、事業計画書の作成前に方向性を定める作業が必要です。
2.新たな試み
今回、初めてChatGPTを相談ツールとして使用しましたが、異なる状況の3社に対しても、提供したアウトプットは高く評価されました。
1社目には、事業計画書には含まれていなかった新たなアイデアや視点を提案できました。2社目には、内容が細かすぎるため、概要を説明した後に詳細に進む文章の構成方法を提供しました。3社目には、経営資源を組み合わせることで、事業者の目指すべき方向が明確になり、事業コンセプトとして提示できました。
事業者からは全体的に高い満足度を感じました。それ以上に、同席した公的支援機関の経営指導員の方々の輝く目や驚きの表情は、これまでにない高評価の現れでした。
3.気づき
事業者や経営指導員から「ChatGPTに対する質問の仕方が上手ですね」とのお褒めの言葉をいただき、私自身も気づかされました。事業者(相談者)の意図を理解し、それを言語化する能力が、仕事を通じて少しずつ成長しているようです。
この能力をさらに磨き、言語化のスキルを高めていきたいと強く感じています。
また、単独でChatGPTと対話するのとは異なり、複数人でChatGPTを交えての会話により、異なる雰囲気や創造的な場が生まれたと感じられました。
恐らく、事業者の方々は、帰宅後もChatGPTに様々なプロンプトを試していることでしょう。
そのほどに、事業者の皆さんの心が弾んでいたのです。
ChatGPTの可能性は、まさに驚異的です。