見出し画像

須坂市「金箱」新しくなった博物館と臥竜公園ふらふら後の黒おでん

店名 金箱
場所 長野県須坂市臥竜2-2-4 臥竜公園
電話 026-245-1990
ジャンル お茶屋さん
バリアフリー ◯
駐車場 あり
食べたもの 「昔味 黒おでんセット(6串)」550円


須坂市立博物館がリニューアルオープンされたと聞いて行ってきた。こちらは臥竜公園内にある施設で、須坂の歴史や風土を扱った博物館。正直なところとても古くて小さな施設だったが、その攻めた企画展示にしびれて、「山下八右衛門家秘蔵資料」なんて地味だが長く続いた薬種商と須坂の歴史をリンクさせた見事なものだった。

画像1


そんなわけだし、近いし安いしという事で、しょっちゅう通い詰めていたのだが、3年ほど前から建物老朽化とリニューアルのために休館となっていた。そしてこの7月にオープンの運びとなった。早速行くしかないではないか。

画像2

スタッフの方にお聞きしたのだが、準備期間に2年、工事におよそ1年をかけて作り上げた新博物館。建屋はそのままに、耐震を施し内部も外部もきれいになってとても気持ちがよい。当然バリアフリーにも対応し、段差がなくなり、エレベーターが新設された。素晴らしい。

画像3

もともと小さいところを様々な改修を加え、耐震や設備、おそらくバックヤード充実させたのではないか。その分展示室が狭くはなったが、1階常設展示室は須坂市の地形や歴史、とくに古墳群の展示などは圧巻ともいえる出来であった。2階の企画展示室はさらに可愛らしくなったし「土器に込められた祈り」展はごく小さなものであったが、その熱情は計り知れないほど熱いものであった。

画像4

そもそも博物館は臥竜公園にある一施設だ。したがって博物館にきたら公園を愛でるのも義務のひとつだ。この公園は1926年造園家 本田静六により設計され、1931年に築造された。博物館だけでなく動物園やグラウンドが併設されている。すべては回る事が出来ないので中央 竜ケ池の周囲を散歩する。さぞ春先の桜は見事であろう、池の鯉の食欲は旺盛だなぁ。などツラツラ考えるうちにこちらの前にたどり着く。

画像5

画像6

画像7


「金箱」

画像8

画像9

臥竜公園にきたらここにお邪魔するのは、ある意味では義務といえるであろう。自動販売機やソフトクリームのポスター、かき氷と大書された看板などが立ち並ぶ店先と、狭い店内をみると『お茶屋さん』という呼び名が妥当であろう。もちろんいただくのはこれだ。


「昔味 黒おでんセット(6串)」550円

画像10


おでん鍋の脇にある説明書には
“臥竜の里 須坂名物”
“昔味”
などと書かれている。セットの内容やら、単品価格、予約のおすすめやタッパーを持参するとおでん汁も入れてくれると、妙に真面目な説明が続くかと思いきや

『静岡黒おでんと並び信州須坂の黒おでんで親しまれています』

と、かなりいい加減な事が記載されている。たしかにここのおでんは有名だがねぇ。という野暮な感想はさていて、…というか私が知らないだけなのかもしれないのだ。


こんにゃく 3串
ちくわ 1串
さつまあげ 1串
たまご 1串

というのがセットの内容となる。想像以上の豊かさに思わず笑みがこぼれてしまう。

黒おでん
というだけあって本当の本当に真っ黒。

画像11

とくに玉子とこんにゃくがすごい。黒光りした玉子はど迫力だし、こんにゃくはとてつもなく美しい。色味ほど濃い味ではないのがよろしい。出汁の旨味はしっかり感ずるが、醤油はさほどでもなし。これはビールが欲しくなる。

画像12

画像13

画像14

臥竜公園ふらふらコースは終了。ここは子連れで来る場所であろう。孫でもできたら桜みながら黒おでん食べに来ようかな。いつのことになるかはわからないが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?