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太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?

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とある娘は何度目かの転生を果たす。 前々世は異世界にある大和の国で太夫と呼ばれた。 前世はこの世界で傾国の娼妓と呼ばれ、最後はやり手爺に転身。 今世はこの世界で数打ち妃の1人から…
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2024年6月の記事一覧

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第9話〜暁嵐side

「何なのだ……あれは。確かまだ十四歳と聞き及んでいたが……」  この帝国の皇帝である俺、…

嵐華子
2か月前
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【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第8話

「詳しくは丞相にお聞き下さいませ。表向きの事ならば把握なさっておりましょう」  こちらの…

嵐華子
2か月前

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第7話

「一つ。仮に使用人部屋と比較しても、余裕のお粗末が過ぎる小屋を私に割り当てた事。二つ。そ…

嵐華子
2か月前

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第6話

「何者か。名を名乗れ」  寂れた廃宮で対峙した私を睨む殿方。鋭くも凛とした声主の手には、…

嵐華子
2か月前

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第5話

「あう、あうあうあー」 (ああ、瞼が重いですー) 「ふふふ、もうおねむちゃんだね。爸爸の寝…

嵐華子
2か月前
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【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第4話

「ふわわわわ。うわうわ、げふっ、んあううう」 (困りましたね。やっぱり乳を飲むと、ゲフッ…

嵐華子
2か月前

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第3話

「毎朝しっかり飲んでくれるなんて、うちのディーは偉いわ」  無精髭の脅威が遠のいた今、やっと安心して朝食をいただけます。無精髭の主は、どこぞで身支度でもしているのでしょう。  数時間毎に同じ飲み物を口にし続けて、我ながらよく飽きませんね。でも飽きると死活問題。本能に感謝です。  母親も起き抜けは胸が張って痛むようです。お乳が詰まらぬよう、しっかり飲まねばなりません。  痛みに加えて腫れてしまうと、詰まりを取る按摩も激痛を伴うようです。下手をすると発熱も起こります。

【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】第2話

「ばぶぶぶー! あばばばばばばばー! ばぶばばーっば!」 (何てことでありんしょう! 今…

嵐華子
2か月前
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【太夫、傾国の娼妓(やり手爺)ときて今世悪妃とは、これ如何に?】あらすじ、第1話

(あらすじ) とある娘は、何度目かの転生を果たす。 前々世は異世界にある大和の国で太夫と呼…

嵐華子
2か月前