違和感①

久しぶりに再会。

迎えは大抵1時間遅れ。

飼っているペットの具合が悪かったそうで世話がそりゃもう大変だったと、騒いでいた。

ペット用品をいつも持ち帰っていたものがあったのだが、彼はいままでそれを知らなかったのか認識がなかったのか、
「なんで持って帰ったの、そういうのやめてよ」といいはなった。

それまで小鳥のようだとぼんやり聞いていたが、小鳥のクチバシでカサブタをつつかれたように、私は一瞬ひりついてしまった。

今までは機嫌が良くなるならと、「そうだね。ごめんね」と下手にでていたのだが、もうそんな必要はわたしにはないのだから、無言を貫いた。

小鳥なのだから、おしゃべり相手など必要ないはずなのだ。

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