The sounds of child-raising いくじのおと

このnoteの対象:今/将来子育てをする人 そして自分
このnoteの目的:育児経験を言語化しておくこと

これを将来子供が見ることがあるのかな。
あふれる情報に埋もれるのかな。

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① 子供が生まれる前の準備
② 育児と仕事の時間の使い方
③ 育児と趣味の時間の使い方
について思うところをまとめていこう。

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① 子供が生まれる前の準備

まず、子供が生まれる前の動きは以下のマトリックスで表せる。
(noteは表形式ができないのか)

やっておくべき× やった      →力の源
やっておくべき×やってない    →後の祭り
やっておくべきでない×やった   →愚の骨頂
やっておくべきでない×やってない →無視

◆子供が生まれる前にやっておくべき×やった
- 無理するくらい仕事に打ち込むこと 
仕事に没頭する時間はなかなかとれないこと。子ども生まれたら全方位でやること多くて無理するから、事前に慣れておくこと!
- 生まれた場所から離れた場所に住むこと
なかなか住む場所変えられなくなるので。
- パートナーと二人で旅行

(まとめ)
家庭に時間をさけない状態になること・小さな子供NGのもの・住環境の変化を伴うものはやっておいてよかった!

◆子供が生まれる前にやっておくべき×やらなかった
- たくさんの海外旅行
- 少しでもやってみたいなと思う趣味
- 空手とか乗馬とか楽器とかクラブミュージック下でやるエクササイズとか!
- 勉強
- 大学院等の通学
- 読書
- ハネムーン 
- 北米へのハネムーンの予約を妊娠によってキャンセルしたことと、キャンセル料50万円をほぼゼロにしたことは一生語れるけどね!
- 北米の代わりに、奮発して国内の高級ホテルに宿泊したのはよかった。何かの事情でハネムーンに行けない場合も、心の記念碑になるようなところは行っておいた方が良い。
- 高級レストランでのディナーたくさん行っておく

(まとめ)
一人で没頭すること・危険が伴うこと・パートナーと一生共有できる貴重な経験・子供NGのものはやっておきたかった。
うちの場合のように、結婚後すぐ子供を授かることができることもあるので、わりと時間ないかも。

子供が生まれる前にやっておくべきでない×やった
- 地方に引っ越した時のハイテンションもあり、いつか飼うかもという理由で「ペット可」の物件に住んだこと。家賃が少し高くついた上、ひょっとしたら勢いで飼っていたかもしれない。常人にはペット&乳児のタッグは無理よ絶対!
- 家のドア開けたらすぐ階段がある、いわゆるメゾネットタイプに住んだこと。妊婦も子供もリスクある。
- フロアコーティング。子供がいると床も壁も結局すごく汚れるし傷つく。子供はフロアコーティング無効化の技を仕掛けてくる。ATフィールド中和とも言う。
- (番外編)妊婦である妻を一人にして遠方に滞在すること。香川県に住んでいて、一泊二日で東京の結婚式に参加した夜に、妻からヒヤっとする連絡があった。かなり焦ったものの、飛行機も新幹線もなく本当にまったく何もできない!

(まとめ)
子供を育てる想定で住居を決めるべきか、必要に迫られてから引っ越すべきか…。あとは、妊娠中はとにかく妻のそばにいること、いてもらうこと。

② 育児と仕事の時間の使い方

◆現在の状況
4歳児…無認可インターナショナル・プリスクール。保育時間は9時~15時または17時半まで。家から自転車で20分。歩いてはいけない。
1歳児…自治体の補助なし企業型保育園。保育時間は8時半~19時の間で自由度高い。家から自転車で5分。歩いても行ける。
0歳児…腰座ってない。

◆育児と仕事を両立した平日の実際
パターンA 朝の送りのみ担当
朝8時半家出る→4歳児と1歳児をそれぞれの保育園に連れていく→9時半前後の通勤電車に乗る→10時15分に出社→仕事→19時退社→20時帰宅→食事/面倒見/寝かしつけ→21時半~23時くらいから自由時間→仕事/読書/個人事業/勉強などをやる→午前2時前後に寝る

パターンB 送り迎え担当
朝8時半家出→4歳児と1歳児をそれぞれの保育園に連れていく→9時半前後の電車に乗る→10時15分に出社→仕事→夕方16時退社→17時に保育園2か所にお迎え→18時帰宅→入浴/食事/面倒見/寝かしつけ→21時半~23時くらいから自由時間→仕事/読書/個人事業/勉強などをやる→午前2時前後に寝る

送り迎えはパートナーと分担。
自転車での送り迎えが主だけど、雨が降るとタクシー。でも、雨の朝はつかまらない。そのためにカーシェアリングのオプションも保険として準備してある。
天気によって自転車、自動車、バスを駆使する必要があるので、結構大変。保育園選びにおいて「教育」と「通いやすさ」を天秤にかけざるをえなくなる。そして毎日のことだから、後者を優先したくなる…。さらに第3子が保育園行くようになったら、自転車一台にはもちろん乗れないどうしよう!
とさんざん考えた挙句に、保育園落ちる。本当にどこにもぶつけようのない怒りよ。

結局我が家では保育所選びの際、①保育料高い上に公的補助がない②保育時間は短い③園まで遠い、という三重苦に立ち向かい、教育を優先することにした。子供のためだから。…でも本当に子供のためになっているのかは分からない。答えが出ない。難しい。

(まとめ)
幼稚園や保育園の送迎の担当と、通いやすさと、費用と、保育園の教育のバランスを、勤務時間と、可処分所得と、子供の人数という短期的には所与の制約条件内で最適化する必要がある。

◆現在勤めている会社の環境
勤務先の会社はフレックス制度を採用している。自分の成果が出やすい時間帯に自由に出退勤している。自宅等で仕事をすることも一部認められている。
そんな環境下での私の勤務状況は、出勤は遅く退勤は早い。求められる成果に応じて、夜の自由時間に仕事をするライフスタイル。
厳密な定時概念がないのが本当に助かる。定時が9時~17時で10分前に出社必須!だと、朝はパートナーにもっと依存してしまうし、保育園に連れていくまでに子供がぐずろうものなら定刻出社せんがために激怒すると思う。定時を決めることで会社が勤怠を管理しやすいのかもしれないが、それで不幸な親子が増えないことを願う。

どうしても仕事をしなければならないときは、家でも仕事できる状態が助かる。9時~17時の拘束時間内しか業務ができずパソコンは持ち帰り禁止、自宅用パソコンとのファイル共有は制限される、となると、育児下において仕事に投下できる時間は相当限られる。この場合、強烈な業務効率化や業務分担ができなければ、自分は仕事せざるをえず、そのしわ寄せにより、仕事の代わりに多くの時間を育児に投下する意思決定をパートナーにさせることになる。

(まとめ)
仕事の定時と在宅勤務可否は、親子関係とパートナーとの関係に直結する。

◆何をしておくべき?
自分の人生で達成しないといけないことを明確にする。
- パートナーのキャリア、自分のキャリア、求めるライフスタイル、家族構成等によって、パートナーと分担する育児内容を変える。
- 仕事において求められる成果を明確にする。
- 現在と将来必要な収入を明確にする。時間比例の収入でない場合でも、長期でキャリアや自分のビジネスを築いていこうとすることと、家庭とのジレンマは発生する。
- 仕事外で達成したい目標を明確にする。研究・情報発信・教養・執筆等。

そのために必要なことを明確にする。
- 24時間のなかで、①可処分時間を増やすことと、②育児・家事・仕事・自由時間、をいかに柔軟に組み替えることができるかがポイント。
- 時間捻出のために、時短家電に投資する。食洗器、自動掃除機、コードレス掃除機、ドラム式洗濯乾燥機、調理家電など。
- 時間捻出のために、代行サービスに投資する。家事代行もネットスーパーも活用する。時給換算して、少々高くても時間かかるよりは合理的なこともあると割り切る。
- 育児時間を大切にしつつ、中長期視野を持つ思考に時間を投下する。
その際に気を付けるべきこと。
- 仕事の時間の都合を子供に押し付けない。
- 達成すべき事項に没頭するがあまり、育児に時間を割かないのも、もったいない気がする。子供の成長の早さや、たまに見せる表情や仕草に、一瞬一瞬が本当に貴重だと思わされる。4歳の長男と、1歳の次男と、0歳の長女とは、すぐに会えなくなる。
- 子供の寝顔は脳裏フィルムに焼き付ける。

(まとめ)
自分とパートナーの目標共有、硬直的な時間をなくしたり投資したりすることによる仕事時間の確保、子供との今を忘れないこと。

◆これはつらい!
- 仕事に没頭している人を見るとき。
- 仕事後の時間を公私の目標に投下している人を見るとき。(学校でもセミナーでもネットワーキングでも)

(まとめ)
とにかく、時間を自由に仕事に使える人を見たときは本気でつらい!


③ 育児と趣味の時間の使い方


◆子供が3人いる日常の実際
キーワードは「自分最劣後」。

子供1名バージョン。4歳児一人なら、基本は家族のために時間を使っても、平日夜数日+週末1日くらいは趣味の時間がとれるかも。パートナーとの合意次第。4歳は、親1人で対応するのはもう容易な年齢。

子供2名バージョン。4歳児+1歳児なら、平日は早く帰って育児にあたるべき。週末にはたまに数時間の趣味の時間がとれるかも。平日夜のルーティンすなわち:風呂~夕食~遊び~片付け~寝かしつけを見くびってはいけない。親1人で子2人を見る大変さよ。特に1歳児。

子供3名バージョン。4歳児+1歳児+0歳児は、平日も週末も可能な限り育児をすべき。常に子供といるのは楽しいこともあるが、絶えず何かを要求してくるので、常に気が休まらない気もする。ボディブローを絶えず打たれているような。ストレートは打ってこないんだけど。それを親1人で全部背負うのは大変。
ドキュメンタリーで、3~4歳児が0歳児を抱っこしてミルクをあげている大家族の映像を見たことあるけど、あれは錯覚だったに違いない。

そして夜。大人1人と子3人が一緒に寝る場合、だいたい寝相がすさまじく悪いので、0歳児の安全を大人1人でどう担保するか。それが問題だ。そして1歳児寝かしつけの際に0歳児が泣いたら…?0歳児の寝かしつけがうまくいった矢先に1歳児が泣いたら…?などを考えると、親2人で3人を寝かせるか、親2人で分担して別々に寝かせるのが理想的という結論に至っている。

子供4名以上バージョン。やった人にしか分からないはず。誰か話を聞かせて!4人いる場合は歳が離れているから、もう上の子は寝かしつけする側に回るんじゃないだろうか。でないと無理よ。

(まとめ)
子供が二人以上いたら趣味なんて言っていられない気がする。強行した場合、誰かが泣いている気がする。

◆どうするべき?
自分だけの時間を確保して、適度にやりたいことやることが大事。自分を「最劣後」しすぎると限界がくるから。どこかで、「我慢して無理してやっている」という思いが出てしまう。願ってもどうせできないので、自分がしたいことも出てこなくなり、精神衛生上良くない。実際4年で限界きました!

同様に、パートナーにもそうしてもらうことが大事。

ストレス発散方法を見つける。急にアルコール処理能力が減った体感があるので赤ワインも控えて、最近は夜中にひっそり、スナック菓子食べて子供の電子ピアノを弾く毎日。

(まとめ)
多少は我慢と無理をしろと言いたい。同時に無理しすぎるなと言いたい。

◆これはつらい!
- 自分の時間が本当にない。まじでつらい。
- 子供が言うことを聞かなくてイライラする。イライラの2パターンのうち、①自分や他人に実害のある=わざと味噌汁こぼすとかおもちゃ投げるとか他人噛むとか、は、叱らないと仕方ない。
②は①以外で自分の中の決め事や常識、ルールに子供が沿わない=夜早く寝ないとか野菜食べないとか水飲まないとか。これは、程度問題だけど、言っても理解されない場合はイライラしても仕方ない。危険が伴う場合は注意しないといけないが、そうでなければどこかで理解される時がくることを信じるしかない。
とにかく②の無用なイライラは避けたい。
- 叱っても響かない。なぜ叱るのか?そこに「理解して改善してほしいこと」があるから。でも理解しなかったり、理解しているはずだが改善してくれなかったりすることが殆ど。叱った方は叱った分だけ疲れる。1歳児は9割5分響かない。イヤイヤ期前後の特徴か?4歳児は響かないのは2割くらいかな。自己の主張に基づくものが響かない理由であることも多くて、反応の質が違う。
- 全身の筋肉が落ちた。以前より、運動する時間がとれないため。なので、通勤電車でつま先立ちしたり、一駅分歩いたり、4リットル分程度の水のペットボトルを家や会社まで筋トレしながら持って歩いたり、「ながら運動」を探しています。

(まとめ)
無用にイライラしないこと。無用に叱らないこと。時間がないことによる負の影響は、スキマ時間で少しでもカバーすること。

◆これは良かった!
- 一緒に趣味を持てるのはよい。電車詳しくなったり、ずっと興味があった乗馬を子供きかっけで一緒にできたり、子供がいたからできることってある。
- 子供とのペアルック楽しい。一人じゃ着られない派手な服でも大丈夫。
- 子供の成長を感じるのは本当に感動する。一人で服を着れるとか靴が履けるとか、単語でなく文章で話し始めるとか、夜一人で寝ることに泣きながら挑戦してみるとか、いちいち胸熱。

(まとめ)
一緒に楽しむ時間や成長を見るのは幸せ。

◆父と母の違い
母親には、妊娠、出産、産前産後育児に伴い仕事ができない期間の存在、夜に熟睡できない、といった母親ならではの大変さはたくさんある。
一方で、絶対に母親にはわからない父親の大変さがあることも事実。子供は母親に接すると泣き止むことが多いが、父親だとそうはいかない。今0歳児も1歳児も、日中はいいんだけど寝る前や機嫌悪くなった時はお手上げ。でも自分しかできない場合は対応しないわけにもいかないので、いろいろ試してみる。これを「一つずつデバッグする」と表現していた人がいた。言い得て妙である。縦に抱っこ。横に抱っこ。揺らす。歩く。スクワット。オムツ変える。電気消す。歌。口笛。ピアノ。ミルク。全部試してもダメならお手上げ。
でも母親だと一瞬で泣き止むのだから不思議。
耳から10センチの位置でギャン泣きされるので、エネルギーを全部吸い取られる。デバック後に10分くらい放心状態になりエネルギーを充填することになる。電動ソファで足伸ばして横たわるのもいい。電気を消した風呂でジャズを聞きながら湯船に浸かるのもいい。無心でお笑い聞くのも…

あと家庭によるが、対子供として、うちは妻が料理と勉強をやってくれるので、私は遊びと英語担当。性差はないと思うけど、なんとなくXは母親、Yは父親みたくなってくる。得手不得手というよりは家庭のスケジュールに依るところが大きい気がする。

(まとめ)
おお、父親ならではの役割と苦しみよ、母親ならではの役割と苦しみよ!

◆買ってよかったもの
- 屋内ジャングルジム 屋内で体使えるので体動くようになった気がする。
- 懸垂器 ぶら下がりとか、鉄棒の練習が家でできる。自分も筋トレできる。なお、屋内物干し竿にもちょうど良いようである…
- 鼻水吸う機械 鼻水が出ていると夜は起きやすいし、乳児はミルク飲むとき息ができないので苦しそう。少しでも楽にしてあげることができる。うまく吸えると気持ちいい!大きくなると子供が自分で持って吸ってくれることもある。
- 電動自転車 必須。なお、電源入れないとかなり重いので、たまにあえて電源なしで自転車を走らせると筋トレにもなる。
- 時短家電とくにダイソン、ルンバ、ブラーバ、洗濯乾燥機、食洗器 時間を買う。
- 電子ピアノ 放っておいても子供が音楽好きになる。
- 子供が興味持ったもの全般。長男は、2歳半くらいから猛烈に書くことが好きだったのでペンと紙を際限なく与えている。ひらがな・カタカナ・アルファベット・漢字少しを自在に操る。いくつか絵本を自作しているのには驚いた。
- 第二子以降には「自分のもの」を。たいてい長男長女のおもちゃが大量にあるだろうから遊ぶものには困らないのだが、「自分のもの」はない。普段は支障ないものの、使いたいものがバッティングした場合には、所有物という意味で長男長女が強い気がしている。モノに対する愛着というか執着というか、「自分のもの」を好んで使っているのは、誰のものかってことを正しく認識しているのではないかなと思う。


◆買えばよかったもの
自動バウンサー 数万円で高いんだけど子供3人いるならあってもよかったかな…

◆tips
- おむつバッチ処理 おむつのゴミ箱が外にある。都度捨てに行くのは大変なので、中間地点にまとめておいて一気に捨てる。
- 夫婦間のGoogleカレンダー共有 予定のほか、保育園手続きの納期とか、お昼ご飯の弁当いらないとか、共有したい情報を入れておく。


◆最後に
とにかく全体とおして時間時間とばかり言ってきた気がする
妊娠出産前にやるべきことはやっておいた上で、
公私の目標確認→協力し合う→時間捻出→育児への時間投下→楽しむ→無理しすぎない→育児外活動への時間投下→楽しむ→無理しすぎない→公私の目標達成
という基本フレームワークは存在しそう。

そして最後に。

時間・時間・時間・時間・時間!


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