インスタグラムで欲しい人に見つけてもらう商品画像の撮り方

ハンドメイド商品販売で一番重要なことのひとつ。
～商品画像～

私は「ネットショップで商品を売る」ことが一般的では無かった頃に試行錯誤しながら商品撮影を始めました。

当時はデジカメ。
光の調整や背景をぼかすとか全然わかっていなかったけれど、とにかく写真の枠の中が可愛く、ワクワクするような写真が撮りたいという一心で始めた商品撮影。

その後、一眼レフカメラで撮れる写真の魔法に魅了されこともありながら、スマホのカメラがどんどん進化し、

今は「スマホで充分」という結論に達しています。
もちろん、写真のプロなら一眼レフでクオリティの高い写真を撮るに越したことはありません。

でも、個人で全てのことを回さなくてはいけないハンドメイド作家にはやらはければいけないことが埋もれそうなくらいあるので、写真としてのクオリティを追求するより、商品に魅力を感じてくれる人の目に留まる写真を撮ることが重要です。

では自分のブランドを好きになってくれる人が目に留まる商品写真とはどういうものでしょう？

①テーブルの上に背景紙を置き、小物を並べて商品を引き立てて撮影した写真？(これがハンドメイド商品写真として一番多いパターン）

②オンラインショップに載せるための白無地背景の真ん中に商品だけが写っている写真？

上の２種類の商品写真ももちろん必要なのですが、これに追加するべき商品画像は

お客様になるだろう人が

• この雰囲気好き

• こういう生活って理想

• この場所好き(行ってみたい！）

というように、商品そのものでは無く、商品を身に付けて出かける先や、憧れの旅行先、カフェの雰囲気、おうち時間を充実させるためのアイテムなら理想のインテリア…の中に溶け込んでいる商品の写真です。

具体的に言うと、私の商品では海が好きな新郎新婦、海の近くの会場で結婚式を挙げるカップルに大人気だった「貝」をあしらったシリーズはグアムの砂浜で撮影しました。

海が好きで、海がテーマの結婚式をするために準備している花嫁さんには「砂浜×ウェディング」の写真というだけでまずは目に留まります。

もちろん、撮影のために出張というわけでは無く、夏休みの家族旅行です。
旅行に商品一式を持って行き、少し子ども達を夫にお願いする時間を作って撮影、光の加減が悪ければ、早起きして撮影。

海に限らず、旅行やお出かけの際にはその時の雰囲気に合った商品を持ち歩いて、隙あらば撮影していました。

パリジェンヌをイメージした商品を作っているなら、自分もパリが好きなはず。
パリっぽいカフェを訪れる際に商品を身に着けている自分自身や(顔を出さなくても雰囲気は撮れます）、パリの写真集と一緒に撮ってみる。

そう、目に留まる商品写真、ブランド作りは演出なのです。

そういう写真を撮るために必要になってくるのが、お客様になるだろう人達が好む雑誌を決めて研究すること。

＊参考にしてください　↓↓

私自身もテーブルに商品を並べた商品写真もたくさん撮ってきましたが、テーブル撮りの時もいつも同じ小物を並べるのではなく、結婚式でこのデザインのペーパーアイテムを選ぶ人はどんなテーブルコーディネートを好むかなといつも考えてコーディネートしていました。

素敵な写真は溢れています。
今日もテーブルに小物を並べて商品撮影をしているなら、見つけてもらうための商品写真にするための演出を考えてみませんか。