2.体の不調、温めるべきか冷やすべきか

前回の記事で怪我してすぐは冷したほうがいいというのは分かっていただけたかと思います。


ですがそれ以外の体の不調を温めるべきなのか冷やすべきなのかがよく分からないという方、多いのではないでしょうか。

大体の健康豆知識はその症状にはこう、というそれぞれの対処法が書いてあるかと思いますがそれを一つ一つ覚えるのは大変ですよね。


そんな私のような方々のために、その症状に温冷どちらをした方がいいかの判断をする際の豆知識をお教えしたいと思います。


【温めたほうがいい症状】
人の体の栄養は血液が全身に巡らせています。
温めるという行為は血流を促進させるため、不調を治すための栄養を不調の部分に送ることに繋がります。

なので、基本的な不定愁訴と呼ばれる体の不調は温めたほうが改善する事がほとんどです。
特に末端冷え性の方、お腹を触ると冷たいなんて方は夏の時期でも腹巻きをおすすめします。
絹で出来た腹巻きは絹自体が保温、調湿してくれる効果もあるので汗をかいてもそこまで気になりません。

肩こりなども筋肉が固まることによって血流が悪くなっているので、あきのチカラ等の手早く温められるようなアイテムがあると便利です。

上記に色々と書きましたが、大まかに言うと『温めて気持ち良ければそのまま温める』と覚えておけば問題ありません。



【冷したほうがいい症状】
基本的には温めたほうが症状が緩和される場合がほとんどではありますが、明確に温めてはいけない症状の場合は冷したほうが適切です。
温めてはいけない痛みが出ている場所が炎症を起こしている場合はなるべく冷やしておきましょう。

では炎症とはどのような症状を言うのでしょうか。


炎症痛みの部分に腫れ、熱感、発赤(赤くなっている)がある状態

を指します。
前回の記事で言った急性期にも同じ症状が出ますが、この症状は負傷した部位の血管も一緒に傷つくからと言うのもありますが、怪我を早く治そうとしすぎるあまり血流過多にしてしまうので腫れが起こったり熱くなったり赤くなったりするのです。

熱くなりすぎてしまった部位を温めてしまうと更に痛みが増すことになるので、こういう時は絶対に冷やしましょう。

温めても楽にならない、悪化している気がすると思ったら冷やす。と覚えておきましょう。

これは有名かもしれませんが頭痛の中の種類に偏頭痛というものがありますが、これも血流が良い方が症状が悪化するので偏頭痛持ちの方は冷したほうが楽になります。


まとめますと、
体の不調は基本的には温めた方が良い場合が多いが、温めた際に症状が悪化したりする場合は冷やす。

このような感じになります。

原因不明の体調不良にどうしていいかわからない場合はまず体を温めてあげる、というのを頭の片隅に入れておいてもらえると嬉しいです。

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