氷魚5月13日 「保谷和太鼓」

マイイタコバイバイ
さよならマイイタコバイ
太鼓の音はここ
こここの音が
しみるんだだだね

ぼくの全身で
りんご飴に座っていたさ

マイイタコバイ

祭り装束の足が
綿あめから出てきて

ばばんがばんばんて
太鼓のひびきに叩かれるから
ぶんぶん覚まされるみたいで

いびきの向こう
ほそいみこしが運ばれて
露店のくらがり
串を渡し合う心が燃えて
電気がついた

空に振り上げた十二本の腕ばい
空に届かないから
振り下ろされる
ばい
忘れてたこと
体は覚えてばばばば
ちゃんとさよなら
できてなかったのが
触られたみたいバイタイ(媒体、ばいたい)
自力では開けないの開かれたみたい
たんかたんか桜みえた秋みたいとんとん
どこかにあ魚
秋桜ヨイヤサどこどこ
全身のりんご飴を叩きてぱぱっぱ

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