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よすが

11月29日。
なんどもなんども、この日のために生きよう。この日までは生きよう。と歩いてきたのです。

ひとりで居ることが耐えられないような休日もあったし、誰かと居ても心から笑えなくて疲れてしまうこともあって、わたしはどこに生きていればいいのかなあと。

「動かせその欲望を」と言われても、この頃はおなかが空いているのに何を食べたいかわからなかったり、お出かけするのに着たい服がわからなかったりして悲しくなってしまうこともありました。

あぁ、でも、ちゃんと考えてみると、だいすきな人たちといる時はたくさんお酒を飲みたくなるし、歌いたい曲もいっぱいあるし、やりたいことで頭がうめつくされていくね。
ひとりでいることは楽だ!と言いつつ、けっきょくは、ひとりでは生きていけないことはわかってるんだなわたし。

ちゃんと考えることができて、ちゃんと独りじゃないなと思うことができるのは、1年前くらいから聴いているカネコアヤノちゃんのおかげ。

救い、そして、祈り。

幸せなこと言ったり悲しいこと言ったり忙しくてごめんなさいだけど、幸せだなと思うと死にたくなっちゃう時があって。こんなわたしが幸せになっていいのかなという気持ちがひとつ。こんなに幸せならもう死んでもいいかなという気持ちがひとつ。

けれど昨日のあの空間のわたしは彼女の音楽をいつまでも聴いていたいこれからも、とずっと思えていた。

それから、アヤノちゃんの歌はとても小説的で、燦々とした気持ちってなに?
幼いことってなに?
たくさん抱えているってどういう状態?
とほんとうにたくさんわからないことがあって、わたしはまだそれをわからない、わからないまま死ねないなと思います。

「ひとりになりたいこともあるしね
だれにもわからないことだってあるさ」
わたしもわたしのことがよくわからなくなって、わからないことが楽しめるときはいいけれど、わからなくて苦しいときもいっぱいあったなとあるよなと1曲目からわしづかみにされ。

「孤独と祈り」や「栄えた街の」はもうなぜかは忘れたけれど落ち込んでいた時にベランダに小さい椅子を置いてタバコを吸いながら泣きながら聴いていたことを思い出してまた泣いて。

1年前に1ヶ月で振られた恋人が「セゾン」すきだったなぁとか、はじめて彼からすきだと伝えられて泣いてしまったことがあってもしかして1ヶ月で振られた原因それかな?と、でもすきだった人が幸せに生きられることが1番大事ですいまはね、
あんちょすと「ごあいさつ」のはなししたよなぁ、ライブ終わったら、あんちょすなに食べたいかなぁとか、
アヤノちゃんのすさまじい声量があとこの先どれくらい聴いていられるんだろうと不安になったり、
「花ひらくまで」のあの、みょーんという音がとても太陽が昇るイメージだなぁとか、
悲しくなってお母さんに電話するのはいつまでもできることじゃないぞとか、
「閃きは彼方」。「閃きは彼方」。「気づけば怖いくらい強くなったね」というフレーズは彼女がそう認めてくれたような優しい感覚と、わたし自身でも強くなったねと思うことができるわたしに感動してしまって、けれど、「会って話したい 君と」の君がとても思い出せてしまって、本当にすきだったんだなって思ったし、でもその「君」が思い出せること、これはとても幸せなことだと思いました。
「車窓より」の照明がとても美しくて、みんな思っていたと思うけれど、電車の中にいるような感覚になって、
「抱擁」ってきっと物理的なものだけじゃなくて、音楽でも会話でも抱擁は成り立つんだけど、温度はだいじだなぁ、やっぱり時には物理的抱擁が必要だなぁと考えたり、
「カウボーイ」はとても好きな曲で、恋愛していないのに恋愛しているような恋愛っていいなという気持ちになって、
「愛のままを」この大きな武道館、たくさんの人の前で、「みんなには恥ずかしくて言えはしないけど」と大きな声で歌う姿がとても愛おしくて、
アンコールあるだろうなぁ、『「光の方へ」と「アーケード」やってないのに帰れなくない?』と盛大な的中ネタバレをしてしまいつつも、
やっぱり「光の方へ」という曲はわたしをいつも強くしてくれてまちがえないようにしてくれて、
「アーケード」で一気に会場の照明がついて、お客さんがつぎつぎと立って、揺れて、「ここにいる人たちはみんな、いま、しあわせなんだ!これは究極の世界平和だ!」という気持ちで泣いてしまいました。

以前も思ったけれど、アヤノちゃんのライブの後はからだがぼっかぼかになる。ぼかぼかは名古屋弁でした。ときんときんだしとっきんとっきん。

きょうのタイトル、よすが。
漢字だと縁。
意味は「身や心のよりどころとすること」。

わたしはアヤノちゃんのライブ、曲たちをよすがにしていて、そもそもアヤノちゃんを教えてくれたのはなっちゃんで、なっちゃんとは映画館バイトで出会い、でもそれってバイト初日のとき稲葉さんが「なっちゃん入社日近いから仲良くしなよ〜」と言ってくれなきゃ話してなかったかもしれないし、そもそもピカデリーの面接落ちたからそこの映画館に行き着いたわけで。。(と、この句読点を何個もつけちゃう癖はなっちゃんのがうつったんですね、、!)

ここからはライブ終わりのことを覚えておきたくて。

あんちょすとあんちょすのおともだちのふうたくんとかえでくんとはじめましてしながら居酒屋さんを目指しつつ歩いて、もちろんライブの感想をはなしながら。

わたしはなんだかとてもおなかがいっぱいで、たくさんお酒を飲んだけど覚えていることは、たのしいなぁ、たのしいなぁってたくさん言ってて、「たのしいなぁって口にすると、もっとたのしくなっちゃうなぁ」とヘラヘラしていたわたし。

たのしいと言うのはひさしぶりな気がしたけれど、去年の10月はしあわせしあわせと言っていたので来年あたりはしあわせと言うくらいまでになりたい。決していまが幸せじゃないわけじゃないよ。たのしい→口に出しちゃうくらいたのしい→しあわせ→口出しちゃうくらいしあわせ、というイメージです。

あんちょすがわたしの紹介をしてくれるように話を進めてくれたり、でもさいきんなんだか恥ずかしくて、わたしはわたしの話をこの場でどれくらいしていいんだろう、長すぎてもおこがましいしなぁという気持ちでいっぱいだったのだけれど、「配給会社ってなんですか!」と聞いてくれてとてもあたたかい空間で、わたしのだいすきな友だちがとてもあたたかい人たちと出会っていることがとても嬉しくてたのしかったの。

「にんげんいつ死ぬかわからないからやりたいことやって生きる!」とふうたくんが言っていて、わたしもそう思いながら生きているなぁでもこの人たちはどうか永く生きていてねと思ったり。

かえでくんはすごくクールな第一印象で、でもポテトフライ頼んでいて安心した。

あと、なめこは赤味噌!全員一致!この瞬間もとても世界平和だった。

反省点は初対面の人に滝行いった話をしてしまったことかもしれん、わたしは変な人だけど最初から変な人だと思われたくないじゃんね。青梅は良い場所という話がしたかっただけ!

それから、「レバー好きですか?」と確認してくれて、いつも友だちにレバー食べられるかどうか確認しがちなわたしは、聞かれることが久しぶりだったので嬉しくてしっかり保存しました。 

わたしはもっと楽しいことをきちんと記憶しておくべきだ。嫌だったことばかりを記憶しすぎて楽しいことを記憶する範囲を狭めてしまっているので。やっぱり楽しいときは楽しいともっと言ってしまおうと。
ただ今回はわたしが2枚チケットを取っており、わたしとなっちゃん、あんちょすとふうたくんという組み合わせで行くはずだったのが、なっちゃんのお仕事の都合で、わたしとあんちょす、ふうたくんとかえでくん、という組み合わせになり、あんちょすとふうたくん2人で行きたかったかもしれない。。と、くどくど考えています。中学生くらいの頃お父さんに、「くどくど言ってないでさ〜」みたいなことを言ってしまい怒られたの思い出した。世界平和を考える身としては、人の幸せを壊していたらどうしよう…ということなんだよ。わたしのせいで誰かがしあわせじゃなくなっちゃうのがいちばんいや。今年の3月くらいにバイト先の人たちとお酒飲んですごく楽しくなって帰る方面一緒だから安川さんと2人で帰り道一緒になりそうで、でも安川さん彼女おったから、「絶対一緒に帰りたくないです!」と言ったわたし思い出した。その時お会計したかどうかは思い出せないのに。

そのあとはカラオケにいって、わたしはあんちょすの歌う「クロノスタシス」がとても好きで、ひさしぶりに聴けて嬉しかったり、わぁでも今になってあの曲もあの曲も歌いたかったなぁと後悔している。だからまたカラオケ行こうね一緒にと思っています。

あぁ、ひらがなが多い。ひらがなすきなんだもんしょうがないじゃん。なまえひらがななことがとても誇りなので!ひらがなはかわいい!ひらがなは見つけやすい!ひらがなは下の名前でよんでもらえる!子どもの名前はひらがながいいな。

朝、気づいたらすき家?吉野家?にいて、機械の操作方法がわからないくらいにはもうヘロヘロで、あんちょすは瓶ビールを頼んでいたなそういえば。小さめの牛丼を食べ終わるころに、あんちょすが泣いていて。わたしは銀杏BOYZがだいすきなくせに一緒に泣くことができなかったし、抱擁のひとつくらいできただろという気持ちでいまはいっぱいだから、今度あったら真っ先にハグしてしまうかもしれないけどよろしくね。わがままを言うと、わたしをあんちょすのよすがにしてくれたらうれしいです。

駅までみんなを送って、その時も「わたしはお会計ちゃんとお金出していましたか?」という確認を何度もして、実際にお金払った記憶はありませんが起きてお財布の中見たら安心した。「姿が見えなくなるまで気づかれないように見送るをしたかったんだと思うんだけど、ばればれに気づかれていたし最後までバイバイしてたあの時間がとても愛おしくて泣いていますあさ」と次の日起きて1番にツイートした。

わたしは夢のある人間がとても好きで、わたしの夢はもちろん映画のこともあるけれど、世界平和を夢にしたい。わたしはわたしの周りのひとたちが少しでも大丈夫に平和になるように存在していたい、こんどは、わたしの周りのひとたちはそれぞれの周りのひとたちにとっての平和でいてほしい。すこし余裕のあるときは、周りの面積を広げてみたりできるかもしれない。

いまは光の方へめざすしかないけれど、
いつか光の中に立っていられるように。

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