シソンヌライブを観て
「シソンヌライブ【neuf】」をオンライン配信で観ました。10/28 19時の回と11/1の回と2回鑑賞。6歳の娘ひなあられと楽しく拝見しました。
わたしは子供の頃からお笑いが大好きです。家族でTVでよく観ていました。大阪芸人の漫才に慣れ親しんで育ったので、今までは漫才派でした。そんなわたしが半年くらい前にシソンヌのコントを観て、衝撃を受けました!!「お、おもしろすぎる!!!!」
シソンヌのコントって、始まりは演劇みたいなんです。日常でありそうな設定で、それがどう笑いにつながっていくのか途中までわからない。作品によっては5分以上、コントってことを忘れて、演劇を見ているような感じで観てしまうものもあります。それが、途中からちょっとずつ会話がずれていって、笑いの世界に。そういう世界観全体で笑っちゃう、大きい笑いと併せて、ちょっとした仕草とか言葉使いとかでクスッと笑ってしまうポイントも散りばめられているのも好き。何回も観てしまいます。
今回の【neuf】で一番好きなネタが「かつて愛し合った2人」。ハリウッド映画にありそうな壮大なストーリーっぽいのに、ずっと同じ場面で事足りる設定が面白すぎた。笑 しつこかった。笑笑 詳しいことは言えないけれど、休憩に入る流れが最高に好きです。
そして、今回、コロナ禍という、いつもとは違う環境の中、いろいろ工夫されていたのも興味深かったです。まず、「シソンヌライブ【neuf】」を開催するという告知の段階、ビジュアルが発表された時。もうビジュアルが素晴らしくって…。広い公園に、「sissonne live」と書かれたマスクを付けて、ディスタンスを取ったお二人が立つ、というデザイン。もともとのシソンヌライブのイメージはそのままに、今のご時世もしっかり反映されている素晴らしいデザインでした。
劇場のお客様の数は減らし、オンライン配信も積極的にされていました。オンライン配信が2パターンあったのも興味深かったです。全公演を、1つのカメラのみ(寄り画、引き画はあり)で撮影したチケットが1000円。10/31のみ、いろんなカメラで撮影したバージョンがあり、それは3000円。(sissonne liveのDVDみたいな感じです。)わたしは1000円の方で見たのですが(DVDを買うので)十分見応えのある映像でした。さらにアーカイブで2週間観れます。何度も観たくなるタイプのコントなので、ありがたい。オンラインで観ていると、やっぱり現地でも観たくなる。コロナが終わってから、劇場に足を運ぶきっかけにもなるし、オンラインっていいことづくしなんじゃないかな。
そして、スタイリストとしては、気になるのが“衣装“。いつも「わかる!」「そうそう、こういう職業の人って、こんな服着てるよね!」というツボを抑えた衣装を着ています。それっておしゃれに魅せることよりもむずかしいこと。人間観察ができる人にしかできないことです。そして、「じろうさんって大きいから、女装する時の衣装を探すの大変やろうな〜」「早着替えしやすいようにどんな工夫がされているんやろう」なんてことも思いながら楽しんでいます。
わたしは、ファッションだけのイベントより、お笑いや音楽ライブや映画など、幅広いエンターテイメントの中での“衣装“っていうものが好き。他業種だからって線引きせず、どの業種も繋がっているっていう考え方が好きです。
トップの写真は、じろうさんと長谷川さんが「写真撮って、宣伝に使ってください」とおっしゃっていた場面の写真です。シソンヌライブ【dix(ディス(フランス語で10の意))】は2021/07/07〜08/01@下北沢 本多劇場です。楽しみだな💕
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?