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【あひろ場12】占いを超えて――ないしは、占いの結果12(18290文字)

僕も妻も蠍座生まれなんである。

生まれた年はまあ違うわけだが、

誕生日は1日しか違わない。

星占い的にいうなら、

太陽の角度が1度しか違わない

ということだ。

太陽は、

「人生の目的」を象している

と言われている。

だからなのか、

僕ら夫婦には

よく似たところがあったりする。

むかし妻だった別の女性の月(妻を象す)は

僕の太陽(夫を象す)とセクスタイル(60度の調和角)だった――

とあとから知った。

太陽と月のセクスタイルって

伝統的な夫婦関係を暗示している――

らしいので、

よき父やよき母になれる相性だった

ようなのである。

結婚を前提に一緒に暮らしていたまた別の女性の月も、

僕の太陽とトライン(120度の調和角)だったみたいで。

こちらもまた

安定的な夫婦関係を暗示している――。

おまけに、

結婚していた女性の太陽と僕の月は

タイトなコンジャンクション(0度)だったし、

同棲していた女性の太陽は僕の月に対して

タイトなトライン(120度)だった。

つまりどちらも、

「夫唱婦随」になれそうな相性――

ながらかつ

「その逆」にもなれそうな相性で――、

さらには火星と金星の角度なんかもよかったし――、

端的にいってまあ

相性がよかったはずなのである。

――でも、

別れた。

なんでかっていうと、

彼女たちの目指すところと僕の目指すところが

著しく異なっていたからである。

結婚していた女性の太陽と僕の太陽は

クインカンクス(150度)だったし、

同棲していた女性にいたっては

タイトなスクエア(90度)だった。

つまり彼女たちの目指している場所(太陽)は

僕の目指している場所(太陽)じゃなかったのである。

東に沈む太陽や南に沈む太陽を

太陽系第三惑星的に許容できなかった――

みたいなことかな。

――僕は蠍座だから、

よくもわるくも

完璧主義

なんであるよ。

さらには蠍座の太陽に

海王星

だなんて理想追求型の星が

オーブ(誤差)0度のタイトさで重なっちゃってるもんだから――、

よりいっそうの

理想主義者

なんである。

だもんだから、

自分の目指すところを

パートナーの目指すところに合わせて

柔軟に妥協してさしあげる――

みたいなことが、

申し訳ないけどできなかった。

――とはいえ、

僕の月は

へらちゃら

とした双子座なので、

いろんなことに対して感情的には

なちゅらるぼーんなまでにいー加減だし、

合わせられるところは節操なく

なんにだって合わせちゃう――

ってなところもまたあるわけで。

(←太陽と月が矛盾しあっている=「すべき」と「したい」が矛盾しあっている)。

かつての彼女たちはどちらも、

「僕の月」が惹き付けられちゃう位置に

「自分の太陽」を持っていたので――、

人生の目的地が違うことさえ受け入れられたら、

まあうまくやってゆけなくもなかったのかもしれない

けれど、

僕には

スキ/キライみたいな感情よりも

人生の最終到達地点のほうがより大事だったし、

最後の最後に無理なく隣にいてくれそうな伴侶をこそ

選びたかったのであるなあ。

なので選びに選んで

今の妻を得たのである。

妻の太陽と僕の太陽はコンジャンクション(ニアリー0度)なので、

僕らの行く先は一致している。

目的的に似た者同士。

だから

いくつもの些細なストレスに晒されはするけれど、

かつてのような

根本的な譲れなさはない。

一緒に歓び、

一緒に哀しみながら生きている。

太陽同士がコンジャンクションなカップル

にとってよくないのは、

好調なときは相乗的に好調なのだが

不調なときは相乗的に不調になってしまう点だ。

どちらかの不調をどちらかの好調が支えることができない。

冥王星だとか

天王星だとか

海王星だとか、

トランスサタニアンな

すなわち影響力ありまくりのヘビーな天体が

トランジット(現在の運行)において僕の太陽にアスペクトをとっちゃう(有意な角度を形成しちゃう)ようなときには、

そう、

妻の太陽にも

まんまおんなじアスペクトが生じちゃってる

ってわけ。

――ほら、

よく言うでしょ?

いいこともわるいことも続いておこる

って。

あれは自分のネイタルな(生まれたときの)配置に対して

現在運行中の天体が

よい角度を形成したり

わるい角度を形成したりするゆえ――

なわけですよ。

ネイタルな配置に対して有意な角度を形成している星が

過ぎ去るまでは、

いいことも続くし

わるいことも続くわけ。

だからまあ

逆にいうなら、

そのうち過ぎ去るわけですね――

よいことも

わるいことも

みんな。

糾える縄のごとしなんでありますな――

よいこととわるいこと。

――太陽

っていう重大な天体が

重なり合っている僕らの場合、

影響力のでっかい天体に

葛藤角をかまされたり

対立角をかまされたりすることで、

ふたりそろって

いろいろやられちゃったりするわけなんです。

もちろん逆に

調和的な角度の恩恵を

ふたりそろって

いただけちゃったりもするわけですが。

そう、

【そろって】影響されちゃうのでありますな。

勝利の美酒を分かち合える場面がある反面、

共倒れしちゃいそうな場面もまたあるわけです。

――でもね、

そんなふうに

星占いを信じるみたいに書いてきておいて、

なのに

この記事で

はっきりさせておきたいのは、

なんにせよ占いで

なにかを決めたりは

しないほうがいいかもよ


ってことです。

だって占いは100%じゃないから。

占いに限らないけど

どんなセオリーも

最終形態なわけじゃなくて

発展途上なはずだから。

――つまりですね、

占いで

最悪だ

って出たとしても、

それは、

「要素はある」

ってだけのことで、

つまり、

「そういう部分が確からしくある」

ってだけで、

人や物事の

全体が

ゆるぎなく確定的にそうだ

ってわけじゃ決してない。


――科学でいうなら、

ニュートンの古典力学は

確かに今なお

ある範囲の内側においては正しいのだけれど、

その外側については

相対性理論に頼らなくてはならなくなったし、

じゃあアインシュタインの相対性理論は

ニュートンの古典力学を内包するところの

絶対真理なのか

っていうと、

そうではなくて、

相対性理論ではカバーしきれない例外を

量子力学によって補完してもらわなくてはいけなくなったり――。

そしておそらくは量子力学だっていずれ――。

――みたいにイタチゴッコよろしく

あるいはマトリョーシカよろしく

パーフェクトだと思われていたセオリーも、

それを内包するところの新たなセオリーに

いずれは呑み込まれてゆくわけで――。


「完全無欠」の「絶対真理」

なんてものはたぶん

ありえない。

占いも

当たっている部分がある――ってそれはそれで十分にびっくらくらめーしょんなんだけど――にせよ、

当然ながら

唯一絶対な答え

であろうはずもなく、

常に

それを超えてゆくものにより

包含される形で

バージョンアップされ続けてゆくはず


なのでありますね。

――コペルニクス以前は

精密な望遠鏡で

ここ地球から宇宙を観察して、

でもって地球の周りを星たちが回っている――

って信じて

(ある種の天体はなにゆえか逆行するのだって思い込んでしまえば)なんの矛盾もなかったわけでありますから、

それと同じように

天動説に基づいて成り立っている

たとえば星占いなんかも

遅まきながら

地動説に立脚した修正を加えられるなどして

部分に対しては有効だったけど

全体としては誤謬に満ちたセオリーだったよなあ

みたいに

省みられちゃうようなことが

むしろあって当然だと思うし、

だから星占いを

100%信じて

なにかの判断の礎にしちゃうってのは

非常によろしくない


ように僕には思われるのであります。

星占いを含めた占いは

部分において有意に確からしいけれど

全体としての普遍的妥当性を獲得しては

ぜんぜんいない
のでありますな

ってあたりが

科学的な

ふりに立脚したところの

僕の知見(笑)なんであります。

なので、

占い

といういちセオリーに依存し過ぎることなく、

自分の道は

自分の心に訊いてみる

べきで

直感こそが

セオリーよりも

より真実に近い答え

なんじゃないかと

僕なんかは思うわけです。

だから占いに、

なにか実利的な答え

とかを求めちゃうと

きっと裏切られることになる

と思う。

占いがなんで当たるのか――、

そこんとこはわからないけど、

でも当たってるみたいに思えちゃう不思議

に興味を惹かれるし、

そのメカニズムを探求したいと思う

のであるけれど、

探求しきれるはずもなく、

だから占いを

知れば知るほどに

謙虚な気持ち

になれてしまうのです。

人智を超えたなにかしら

の存在が嬉しいし

なんだか

ほっとできる。

占いは

利益を得るため

じゃなくて、

受容を経て

よい意味での諦めを得るため


にこそあるんじゃないかなあ。

そんなふうに関わっていさえすれば

占いに

惑わされることもないんじゃないかと思う。

ダイバーは

溺れちゃいけない
ってこと。

道は

星に訊くんじゃなくて

自分のに訊けばいい。

――宇宙と人との

また宇宙と出来事との

「共時的な模様」(易者の易でありますな)

に畏怖しながらも惹き付けられて、

なんで?なんで?

ふしぎ!ふしぎ!

おもしろい!おもしろい!

と感じながら

自分や世界のなりたちを

直観的に探求してゆくことは

とてもスリリングなことだけど、

いや、

だからこそ、

占いに驚かされつつ

しかし占いを超えて

自分の直感で

すべてを

選択したらよい

のだと思う。

僕は妻を選択した。

占いによっては

最悪の相性

みたいに書かれていたりもする。

ま、

そういう要素もないことはない

のかもしれないな。

でも、

一部ではなく全体として僕は

占いを超えて

自分の選択で

占いの外側を目指してゆくつもりだ。

――星たちの角度が描く模様は大変に興味深い。

けれども僕らはみな、

たぶんそれらを超えてゆく。

外には外があり、

そのまた外にも外があるのだ。


ここは過渡期で

旅はまだまだ終わらない。



さて、あひろ場で――

Tさんから、Tさんの旦那さまの配置を見てほしい、という依頼を受けました。

出生時刻は不明でありました。
仮定の時刻2つで角度を読ませていただきました。

出生時刻の違いが配置図全体に対して、どのような影響を与え得るのか――🤔?

許可を得られましたので、結果を転載させていただきます。

ご参加ありがとうございました😃!

手書きですみません💦

出生時間が不明であるため、念のために2種類作成させていただきました。

仮定1:極端に、0時生まれで。
仮定2:中央値として、正午12時生まれで。

■仮定1の度数
太陽:水瓶座27度
月:牡羊座26度(推測)
水星:水瓶座11度
金星:魚座21度
火星:山羊座19度
木星:魚座22度
土星:蟹座12度
天王星:蠍座2度
海王星:射手座11度
冥王星:天秤座9度
アセンダント:蠍座20度(推測)

■仮定1の解読
天空図をご覧ください。
青い線(ソフトアスペクト)が6本、赤い線(ハードアスペクト)が1本、コンジャンクション(合一角)が1つ、ノーアスペクト(孤立)が1つです。
天地左右に星がバランスよく配置されています。
ソフトアスペクトがハードアスペクトよりも圧倒的に多く、羨ましいくらいの景色です。
目立っているのは左半分に描かれている複合アスペクト「小三角」ですね。
「小三角」はニアリー120度の大きな調和を、ニアリー60度ずつの小さな調和に切り分けた配置です。
底辺120度ののんびりさに、頂点がほんの少しだけ、しかも調和的にだけれどスパイスをもたらしているありさまです。
マンネリになり過ぎない程度の、嫌な感じではない刺激がもたらされる角度といえましょう。
「知性」を象す水星がらみの「小三角」ですから、コミュニケーションや仕事に関して、この方は、あまり苦労をされずに済むのかなと思われます。
冥王星がらみでもあるので、苦労をしないといっても、やりがいがないわけでもなさそうです。
詳しいことはまたあとで述べます。
――ハードアスペクトは1つだけ。
社会生活を象す上半分において、社会天体である土星と、トランスサタニアンの(個人の力の及ばない運命を象す)冥王星がスクエア(ニアリー90度の葛藤角)です。
「制限」や「束縛」や「年長者」を象す土星も、「破壊と再生」や「生と死」や「徹底」を象す冥王星もなかなかに重たい星ではありますが、個人天体ではありませんし、オーブ(誤差)も3度ありますし、なによりソフトアスペクトだけしかないようでは人生も人柄もふやけてしまい、成長の機会が失われてしまいますから、1つくらいはハードアスペクトがないとかえってよくなく思われますので、このスクエアはむしろ貴重であるといえそうです。
詳しくはまたあとで見ることにいたしましょう。
――プライベートな生活を象す下半分には、魚座における、金星と木星のコンジャンクション(ニアリー0度の合一角)があります。
金星も木星も、古来よりいわれる吉星でありますし、文句なくよい配置でありますね。
そして、この2大吉星の重なりに対して、「男性性」や「攻撃性」や「行動力」を象す火星がセクスタイル(ニアリー60度の調和角)。
モテますね。でも火星の位置するサインは、「真面目」で「節制」が効いて、なんなら「古風」な山羊座でありますから、プレイボーイであったりはしないのでありましょう。
このような男性とお付き合いしたい女性はたくさんいらっしゃるのでありましょうなあ。
――で、結婚についてですが、「人生の目標」や「社会的な自分」や「夫としての自分」を象す太陽が、「感情」や「幼少期」や「母」や「妻」を象す月とセクスタイル(ニアリー60度の調和角)です。
太陽と月のセクスタイルは、古来の占星術にて、「結婚を象す」角度といわれているようです。
ユングなら「ヒエロスガモス(聖婚)」とレッテルしてくださっちゃうのでありましょうか。
下半分にてヒエロスガモス。
結婚らしい、ザ・結婚をなされる方なのではないでしょうか。
詳細はのちに譲ります。
――さて、この方のアスペクトはあと1つだけです。
天王星が蠍座の2度でノーアスペクトですね。
どの星とも有意な角度を保っていません。
しかしこれもトランスサタニアンであって個人天体ではありませんから、個人の人柄云々を象す配置とはいえないでしょう。
詳しくは、以下に、具体的に、他のアスペクトともども各論的に述べさせていただきます。
――アセンダントは蠍座ですが、出生時間のわずかな違いも、こちらは拾ってしまいますので、あまり参考にはならないように思われます。
――概観してみて、恵まれた資質をお持ちで、恵まれた環境において、恵まれた対人関係を紡ぎ、また運命に翻弄されることもあまりなく、恵まれた人生を送ることのできる方かとお見受けいたしました。
一方で、困難を克服して人間的な成長を遂げる――というタイプではなく、のしあがったり、成り上がったり、晩年に大成功をおさめて歴史に名前を遺す――というような方でもなさそうです。
以上、概観でした。
――以下にアスペクトを各論にて詳述いたします。
矛盾する意味内容があるようでしたら、先に述べました全体の配置を参考にアウフヘーベンして受けとめてみてください。

●水星と冥王星と海王星の「小三角」のうち、水星と冥王星のトライン
――
水星:水瓶座11度
冥王星:天秤座9度
――
「知性」や「コミュニケーション」を象す水星が、「徹頭徹尾」や「破壊と再生」を象す冥王星と、オーブ2度で調和しています。
星の影響は、遠い星から近い星に向けて作用するのが一般なので、この場合、「バランス」や「調整」を象す天秤座に位置する冥王星から、「自立」や「博愛」を象す水瓶座に位置する水星に対して、調和的な働き掛けがなされていると読めるわけです。
この方は頭がよく、目立って優秀な方です。
天空のラスボスであり、影響力がいちばんの冥王星のパワーが肯定的に加わって抜群の集中力を発揮します。
タフな交渉能力も身に付けていて仕事ができます。
緻密にして深堀りされた知識により、物事の核心に迫ることもできます。
腰を据えて話し合うことも得意で、軽はずみな言動はしないでしょう。
自立していて、自律的でもあり、平等に、客観的に対人関係を処理してゆけます。
そのようなしっかりさが、しかし天秤座的なバランスのよさと優美さにより発揮されるため、ひとから憎まれることもないのではないでしょうか。

●水星と冥王星と海王星の「小三角」のうち、水星と海王星のセクスタイル
――
水星:水瓶座11度
海王星:射手座11度
――
「知性」や「コミュニケーション」を象す水星が、「理想」や「夢幻」を象す海王星と、オーブ0度でタイトに調和しています。
この角度は、水星と冥王星のトライン(ニアリー120度の調和)を2つのセクスタイル(ニアリー60度の調和)に切り分けているといえます。
「自由」や「哲学」を象す射手座に位置する海王星が、「自立」や「博愛」を象す水瓶座に位置する水星に働き掛けているありさまです。
海王星のロマンティックな情緒と、水星の冷静な知性がバランスよく調和しています。
冥王星と水星だけではシビア過ぎる面もあるところに、海王星が、柔らかな優しさを投げ掛けているのですね。
たとえていうなら、大企業のCEOである冥王星さまと、若手のホープ水星くんが、馴染みのバーの海王星ママさんに、優雅なスコッチを注いでいただきながら話を聞いてもらえているようなありさまでしょうか。
海王星さまは、バー射手座のママさんなので、自由で、サバサバしていて、哲学的な話なんかもできて、海外旅行に出掛けるたびに珍しいお酒やエキゾチックな土産話を仕入れてきてくれるので、冥王星さまも水星くんも、とことんなありさまで打ち込んでいるビジネスの疲れをいい感じで癒してもらえているのでありました。
会社勤めであれば、豊かな感情を隠してドライに働く一方で、必要に応じた息抜きもしっかりできる方でありましょう。
あるいは、海王星のイマジネーションと水星の知性が響き合い、たとえば文学者として、または音楽評論家として活躍することもできるかもしれません。

●水星と冥王星と海王星の「小三角」のうち、海王星と冥王星のセクスタイル
――
海王星:射手座11度
冥王星:天秤座9度
――
「夢幻」や「集合的無意識」を象す海王星が、「徹底」や「破壊と再生」を象す冥王星と60度の調和角を形成しています。
スピリチュアルなことに理解を寄せる世代の方であります。
トランスサタニアンどうしの角度なので、この世代の方々の共通の特徴ということになります。
ひとの気持ちが読めてしまうタイプかもしれません。

●土星と冥王星のスクエア
――
土星:蟹座12度
冥王星:天秤座9度
――
「制限」や「試練」や「苦手」を象す土星が、「徹底」や「破壊と再生」を象す冥王星とオーブ3度でニアリー90度の葛藤角を形成しています。
土星は克服しなくてはいけない課題を象すともいわれているので、蟹座に土星を持つこの方の苦手科目は「家庭的で親密な愛情表現」ということになるかもしれません。
そのような課題を抱えている土星に対して、天空のラスボスである冥王星が、「ぎくしゃくしてんと、もっと優美に、バランスよく、親密な関係を築かんかい、われぇ」みたいに凄んでいるありさまでありましょうか。
いくつもの失敗を具体的に生きながら、年齢を重ねるごとにこの方は、課題を克服し、親密な優しさを身に付けてゆくはずです。
一方で、この方の育ちは、あるいは貧困、または虐待など、熾烈なものであった暗示がなくもありません。
年長者とのからみで何か、表面には表れづらい葛藤を抱えていた可能性もあります。
職場においては、忙しく「働かされている」ように感じているかもしれません。本人の考えや意思とは別に、ハードワークな環境に置かれがちであるということです。

●金星と木星のコンジャンクション
――
金星:魚座21度
木星:魚座22度
――
「女性性」や「恋愛」や「お金」や「趣味」を象す金星と、「成功」や「豊かさ」や「幸福」を象す木星が、オーブ1度でタイトに重なっています。
サインは魚座。
優しさや癒しを象す情緒的な宮で、吉星金星と、同じく吉星木星がランデブー。
語るまでもなく意味がイメージできちゃう配置でありましょう。
美しい方でいらっしゃいますね。
美的なセンスにも、その他の運にも恵まれています。
生きてゆく上で障害となることがほとんどないほどに幸運な方でありましょう。
ポジティブな光で周りの人まで幸福にできてしまう方です。
特に男性は女性からの人気を博します。
女性を対象にしたビジネスを手掛けても成功するでしょう。

●火星と「金星&木星」がセクスタイル
――
金星:魚座21度
火星:山羊座19度
木星:魚座22度
――
「男性性」や「攻撃性」や「行動力」を象す火星が、2大吉星に対してニアリー60度の調和角を形成しています。
「女性性」を象す金星に「男性性」を象す火星が吉座相なのでありますから、いわずがもがな、異性からモテまくる人です。
恋愛のプロフェッショナルでありますね。
スポーツを楽しむ人も多いようです。
セクシーなのでありますな。
そして、「幸福」を象す木星に対しても火星はセクスタイル(ニアリー60度の調和角)です。
富にも名誉にも恵まれそうです。
冒険心に溢れています。
男性的な魅力があるのでありますな。
金星と木星が、曖昧でロマンティックな魚座で重なっていることもあり、奥さまにおかれましては、夫氏のモテっぷりが気掛かりかもしれませんが、ご安心を。
なんとなれば、この方の火星(男性性)は、真面目でカタブツな山羊座に位置しているからであります。
モテまくるくせにストイック。
なんて素敵な夫氏でありましょうか。
奥さま、幸せでありますよ。
そりゃま少しの浮気はあるやもしれませぬ。だってめちゃモテなのだから。
でも世間一般を基準にするならこの方は、十分に誠実な方であるかと思われます。
山羊座ゆえに野心家で、上昇意欲に溢れているかもしれず、それで少し淋しい思いや、物足りない思いをするかもしれませんが。

●天王星がノーアスペクト
――
天王星:蠍座2度
――
「変革」や「ハプニング」を象す天王星がポツンと孤立しています。
変化を厭う人ではないです。
他者との距離の取り方が極端かもしれません。
親密な関係を長く続けることが苦手でしょう。
蟹座に位置する土星も、親密な人間関係についての課題を象していましたが、天王星のノーアスペクトもまた、そのあたりのことを象しているかもしれません。
天王星が位置する蠍座は秘密主義なところもありますしね。
何を考えているのか、近くにいる人にもわからないかもしれません。

●太陽と月のセクスタイル
――
太陽:水瓶座27度
月:牡羊座26度(推測)
――
「人生の目標」や「社会的な自分」や「夫としての自分」を象す太陽と、「感情」や「個人的無意識」や「幼少期」や「母」や「妻」を象す月がニアリー60度で調和しています。
夫婦を象す角度であると、古い時代より言われてきました。
この方の月は、太陽としか角度を形成していないのですね。
浮気をするような奥さんではなさそうです。
牡羊座の月ですから、バイタリティ溢れる奥さまかもしれませんが。
水瓶座の太陽なので、クールで、単独行動も好きです。
水星とのからみや、土星が蟹座にあることや、天王星が孤立していること等々に照らしても、この方は、親密な関係よりも、知的で、スマートで、依存し合わない夫婦関係を求めやすいかもしれません。
ともあれ、意思と感情に矛盾がなく、ひとから好かれますし、家族運にも環境運にも恵まれていそうです。
太陽と月の角度も、その他の角度と同じようにソフトアスペクトで、葛藤や対立がないぶん、刺激もなく、夫婦生活のありがたみを夫婦ともに感じづらくなってしまうかもしれません。
実際の奥さまの度数とのシナストリー次第ではありましょうが、この方も、奥さまも、調和的な、あるいは調和的に過ぎる結婚生活を送っているように、ネイタルな配置からは想像できます。
人生全般が恵まれていて、つまりは0地点が高いところにありますため、少しのすれ違いもマイナスに捉えられがちかもしれませんが。

――以上、出生時間が0時であった場合でした。

続きまして、出生時間が正午であった場合を見てみましょう。
仮定1、極端に、0時生まれで。
仮定2、中央値として、正午12時生まれで。
――のうちの、2のほうの景色です。

■仮定2の度数
太陽:水瓶座27度
月:牡羊座26度(推測)→牡牛座2度(推測)
水星:水瓶座11度→水瓶座10度
金星:魚座21度→魚座22度
火星:山羊座19度
木星:魚座22度
土星:蟹座12度
天王星:蠍座2度
海王星:射手座11度
冥王星:天秤座9度
アセンダント:蠍座20度(推測)→双子座20度(推測)

■仮定2の解読
誕生時刻を12時間進めるとこのようになります。
度数の一覧をご覧ください。
社会天体やトランスサタニアンでは数字に変化がないものの、個人天体ではわずかながらも度数がズレています。このことは、少なくともオーブに対して影響を与えます。
個人天体のうちでも、とりわけ月の位置――これは大きく異なっており、オーブどころの話ではなく、0時誕生では牡羊座であったのに、12時誕生では牡牛座になってしまっています。
アセンダントに至っては150度ものズレが生じて、これでは解釈が大きく異なってしまいます。
0時と12時でもこれだけ違うのですから、たとえば1時生まれと23時生まれとでは、大きな隔たりが生じてしまいかねません。
ハウスについても基本同じことがいえますので、出生時刻が完全に信頼できるものでないのなら、アセンダントやハウスについては懐疑的に扱ったほうがよいかもしれません――。
なので、あひろ場では、星たち相互の角度(アスペクト)に重きを置いて解釈をさせていただいています。
――さて、次に天空図をご覧ください。
上半分の配置が多くなりましたね。
上半分は社会的な生活を象します。
こちら12時生まれの方でありますと、社会的な活動に圧倒的なエネルギーを裂きがちかもしれません。
家庭的な暮らしを象す下半分には、妻を象す月と、年長者を象す土星のみ。
朝から晩まで、あるいは休日にまで仕事に、またはその他の社会的な活動に打ち込み、もしくは付き合いに没頭し、自宅には妻、実家には老いた親御さんが置き去りになっている――というような暗示に読めなくもありません。
太陽と月はニアリー60度の調和角を形成していますが、これは伝統的な夫婦関係を象す配置でありますため、上半分に位置する太陽が外で働き、下半分に位置する月が専業主婦として家庭を守っている――、とそんな配置に読めなくもありません。
「知性」を象す水星がらみの「小三角」は、1の仮定と変わらず2の仮定においても成立しています。水星と海王星の、オーブ0度のタイトさはいくぶんか緩み、逆に水星と冥王星の角度は少しだけタイトに振れています。しかしまあ、この程度なら1の仮定との間に差異を認めるほどのことでもないでしょう。
金星と火星のアスペクトはオーブが1度開きました。ほーんの少ーしだけモテ度が下がりましたか。
一方で、金星と木星のコンジャンクションはオーブ0度の、よりタイトな重なりとなりました。魚座の22度で2大吉星が魅惑の大合体であります。
ともあれこのあたりも、仮定1の人物像の大幅な修正になるわけでもなく、無視して構わない誤差でありましょう。
他方で、土星と冥王星のスクエア――、これ自体は変わりませんが、土星の位置が、家庭的な暮らしを象す下半分の配置となった点は注目すべき違いであるかもしれません。
「課題」を象す土星は、もとより、「家庭的な愛着関係」を象す蟹座に位置していますので、この方の苦手分野は「家庭」ないしは「親密な関係性」であると捉えて間違いないように思われます。
水瓶座の太陽(夫)さんですから、自由に社会を闊歩されておられるのかもしれませんね。
――でも、問題となる違いはこれ以降です。
天空図を見てすでにお気付きのことかもしれませんが、そうです、「調停」という複合アスペクトが新たに描かれていますね。
太陽を頂点とする直角三角形。
月と天王星のオポジション(ニアリー180度の対立角)を、太陽が、セクスタイル(ニアリー60度の調和角)とトライン(ニアリー120度のさらなる調和角)に切り分けています。
仮定1の配置図にはなかった三角形です。
月の位置がズレるとこんなことも起こってしまうのですね。
仮定1では、
――
太陽:水瓶座27.18度
天王星:蠍座2.25度
――
でした。
電卓を弾いてみます。
30-27.18+2.25=5.07
オーブは5度までとしていますため、仮定1においては、太陽と天王星の間に有意な角度はありませんでした。
しかるに、仮定2ではどうでしょう?
――
太陽:水瓶座27.48度
天王星:蠍座2.24度
――
30-27.48+2.24=4.76
オーブ5度のうちに入りますので、非常に緩い相関ではありますが、太陽と天王星の間にアスペクトが認められるわけです。
仮定1では、天王星はノーアスペクトでした。
しかし仮定2では、天王星は太陽とトライン(ニアリー120度の調和角)を形成しているのであります。
イメージとして、この違いは大きいですね。
――しかしそれより圧倒的な違いが生じておりますのは、無論、足の速い月がらみのアスペクトであります。
仮定1では、
――
月:牡羊座26度(推測)
天王星:蠍座2.25度
――
でありましたから、月と天王星の間に、無論、アスペクトはありませんでした。
けれども、仮定2では、
――
月:牡牛座2度(推測)
天王星:蠍座2.24度
――
です。
オーブ0度といえそうなタイトさで月さんは、天王星さまに、真正面から睨まれているのでありました!
トランスサタニアンである天王星の影響力は強大です。
誤差0に近いタイトさで、「ハプニング」や「変革」を象す天王星さまに、「感情」や「個人的無意識」や「幼少期」や「母」や「妻」を象す自分が睨まれているのですからもう月さんったらガクブルです。
仮定1とはまったく違う世界に月さんはいるわけです。
そんなタイトな「対立、緊張(180度)」を、「社会的な自分」や「人生の目標」や「夫」を象す太陽が、60度と120度の調和に切り分けてなだめくれている――というのが仮定2の景色です。
しかし、です。
仮定1での太陽(夫)と月(妻)は、
――
太陽:水瓶座27.18度
月:牡羊座26度(推測)
――
でした。
オーブ1度のタイトさでセクスタイルだったのです。伝統的な「結婚」の、安定したアスペクト。
なのに、仮定2では、
――
太陽:水瓶座27.48度
月:牡牛座2.27度(推測)
――
です。
30-27.48+2.27=4.79
オーブを5度まで許容していますから、セクスタイルはセクスタイルなのでありますが、かなり緩いアスペクトです。あとコンマ何度かで外れてしまうような相関なのでありました。
実際の誕生時刻が仮定2よりももう少し遅い時間だったら……、太陽(夫)と月(妻)に有意な相関はないことになってしまいかねません。
また、太陽(夫)と天王星(ハプニング)との相関についてですが、仮定1および2でこんなありさまです。
――
太陽:水瓶座27.18度→水瓶座27.48度
天王星:蠍座2.25度→蠍座2.24度
――
仮定1
30-27.18+2.25=5.07
オーブの許容範囲外なので相関なし。
仮定2
30-27.48+2.24=4.76
ギリギリでオーブの許容範囲なのでトライン。
――ということなので、
――
太陽と月のセクスタイルのオーブ:4.79度
太陽と天王星のトラインのオーブ:4.76度
――
仮定2における「調停」はかなり薄弱なものとなるわけです。
「調停」の三角形の底辺、すなわち「対立」角は逆に、
――
月:牡牛座2度(推測)
天王星:蠍座2.24度
――
というタイトさです。
オーブ0度の「対立」に対して、オーブが5度近い「調停」がどの程度有効であるのか……、なかなか厳しいような気もいたします。
すなわち、この方の生まれが仮定1なら、この方の課題は、土星と冥王星のスクエア(土星が蟹座のサインであることにより、「親密な関係性」についての葛藤であるかと推測された――)だけだったのでありますが、生まれが仮定2でありますと、重要な個人天体であるところの月――と天王星との非常にタイトなオポジション(対立関係)が成立してしまい、こちらのほうこそがより大きな課題(この方の「感情」ないしは「奥さま」――に関わる「変化」や「ハプニング」にまつわる問題)として浮上してくるのでありました。
いずれにしましても、出生時刻が不明でありますれば、この方の月、すなわち「感情」や「妻」について確かなことは言えません。
言えないのではありますが、仮定1においても、仮定2においても、あるいは他の天体たちが描く模様に照らして考えてみましても、恵まれた資質と運命とに守られたこの方の、今生での課題は、「プライベートな家庭環境に関わる何か」であろうことが推測できそうです。
奥さま個人の空模様とこの方の空模様とをシナストリーで見れば、実際の夫婦関係について、もういくらか踏み込んだ景色を読むことができるかもしれませんので、そちらから、この方の月のありさまを逆算的に予想することができるかもしれません。
――ともあれ、仮定2のアスペクトについて、仮定1との重複も多々ありそうですが、各論的に以下に記します。

●水星と冥王星と海王星の「小三角」のうち、水星と冥王星のトライン
――
水星:水瓶座11度→水瓶座10度
冥王星:天秤座9度
――
「知性」や「コミュニケーション」を象す水星が、「徹頭徹尾」や「破壊と再生」を象す冥王星と、オーブ1度で調和しています。
仮定1よりタイトになりました。
「バランス」や「調整」を象す天秤座に位置する冥王星から、「自立」や「博愛」を象す水瓶座に位置する水星に対して、調和的な働き掛けがなされています。
頭がよく、優秀です。
冥王星のパワーが肯定的に加わって抜群の集中力を発揮します。
タフな交渉能力にも長けています。
緻密にして深堀りされた知識により、物事の核心に迫ることもできます。
腰を据えて話し合うことも得意で、軽はずみな言動はしないでしょう。
自立していて、自律的でもあり、平等に、客観的に対人関係を処理してゆけます。
そのようなしっかりさが、しかし天秤座的なバランスのよさと優美さにより発揮されるため、ひとから憎まれることもないのではないでしょうか。

●水星と冥王星と海王星の「小三角」のうち、水星と海王星のセクスタイル
――
水星:水瓶座11度→水瓶座10度
海王星:射手座11度
――
「知性」や「コミュニケーション」を象す水星が、「理想」や「夢幻」を象す海王星と、オーブ1度で調和しています。
仮定1よりは若干緩めになりました。
この角度は、水星と冥王星のトライン(ニアリー120度の調和)を2つのセクスタイル(ニアリー60度の調和)に切り分けているといえます。
「自由」や「哲学」を象す射手座に位置する海王星が、「自立」や「博愛」を象す水瓶座に位置する水星に働き掛けているありさまです。
海王星のロマンティックな情緒と、水星の冷静な知性がバランスよく調和しています。
冥王星と水星だけではシビア過ぎる面もあるところに、海王星が、柔らかな優しさを投げ掛けているのですね。
大企業のCEOである冥王星さまと、若手のホープ水星くんが、馴染みのバーの海王星ママさんに、優雅なスコッチを注いでいただきながら話を聞いてもらえている――というあのたとえ話でいうなら、水星くんとママさんの仲、1度ぶんだけ疎遠になったようです。
でもこのあたりはまあ変わっていないと捉えられそうですね。
会社勤めであれば、豊かな感情を隠してドライに働く一方で、必要に応じた息抜きもしっかりできる方でありましょう。
あるいは、海王星のイマジネーションと水星の知性が響き合い、たとえば文学者として、または音楽評論家として活躍することもできるかもしれません。

●水星と冥王星と海王星の「小三角」のうち、海王星と冥王星のセクスタイル
――
海王星:射手座11度
冥王星:天秤座9度
――
動きの遅いトランスサタニアンどうしのアスペクトでありますから、仮定1と変わりません。
便宜上こちらもコピペをはっておきましょう――。
「夢幻」や「集合的無意識」を象す海王星が、「徹底」や「破壊と再生」を象す冥王星と60度の調和角を形成しています。
スピリチュアルなことに理解を寄せる世代の方であります。
トランスサタニアンどうしの角度なので、この世代の方々の共通の特徴ということになります。
ひとの気持ちが読めてしまうタイプかもしれません。

●土星と冥王星のスクエア
――
土星:蟹座12度
冥王星:天秤座9度
――
動きの遅い天体どうしのアスペクトでありますから、こちらも仮定1と変わりません。
便宜上やはりコピペをはっておきますね――。
「制限」や「試練」や「苦手」を象す土星が、「徹底」や「破壊と再生」を象す冥王星とオーブ3度でニアリー90度の葛藤角を形成しています。
土星は、克服しなくてはいけない「課題」を象すともいわれているので、蟹座に土星を持つこの方の苦手科目は「家庭的で親密な愛情表現」ということになるかもしれません。
そのような「課題」を抱えている土星に対して、天空のラスボスである冥王星が、「ぎくしゃくしてんと、もっと優美に、バランスよく、親密な関係を築かんかい、われぇ」みたいに凄んでいるありさまでありましょうか。
いくつもの失敗を具体的に生きながら、年齢を重ねるごとにこの方は、「課題」を克服し、「親密な優しさ」を身に付けてゆくはずです。
一方で、この方の育ちは、あるいは貧困、または虐待など、熾烈なものであった暗示がなくもありません。
年長者とのからみで何か、表面には表れづらい葛藤を抱えていた可能性もあります。
職場においては、忙しく「働かされている」ように感じているかもしれません。本人の考えや意思とは別に、ハードワークな環境に置かれがちであるということです。

●金星と木星のコンジャンクション
――
金星:魚座21度→魚座22度
木星:魚座22度
――
オーブが0度となりました。
コンジャンクション(合一)がより強調されたあんばいです。
以下ほとんどコピペとなります。
「女性性」や「恋愛」や「お金」や「趣味」を象す金星と、「成功」や「豊かさ」や「幸福」を象す木星が、オーブなしのタイトさで重なっています。
サインは魚座。
優しさや癒しを象す情緒的な宮での、吉星金星と、同じく吉星木星のランデブー。
美しい方でいらっしゃいます。
美的なセンスにも、その他の運にも恵まれています。
生きてゆく上で障害となることがほとんどないほどに幸運な方でありましょう。
ポジティブな光で周りの人まで幸福にできてしまう方です。
特に男性は女性からの人気を博します。
女性を対象にしたビジネスを手掛けても成功するでしょう。

●火星と「金星&木星」がセクスタイル
――
金星:魚座21度→魚座22度
火星:山羊座19度
木星:魚座22度
――
「男性性」や「攻撃性」や「行動力」を象す火星が、2大吉星に対してニアリー60度の調和角を形成しています。
火星と金星の相関が1度ぶんだけ薄れましたが、ともあれ、「女性性」を象す金星に「男性性」を象す火星が吉座相なのでありますから、なんにせよ、異性からモテまくる人で変わりはありません
以下コピペとなります――。
恋愛のプロフェッショナルでありますね。
スポーツを楽しむ人も多いようです。
セクシーなのでありますな。
そして、「幸福」を象す木星に対しても火星はセクスタイル(ニアリー60度の調和角)を形成。仮定1と同じです。
富にも名誉にも恵まれそうです。
冒険心に溢れています。
男性的な魅力があるのでありますな。
――金星と木星は、曖昧でロマンティックな魚座で重なっているので、奥さまにおかれましては夫氏のモテっぷりが気掛かりかもしれませんが、ご安心を。
なんとなれば、この方の火星(男性性)は、真面目でカタブツな山羊座にあるからであります。
モテまくるくせにストイック。
なんて素敵な夫氏でありましょうか。
奥さま、幸せでありますよ。
そりゃま少しの浮気はあるやもしれませぬ。だってめちゃモテなのだから。
でも世間一般を基準にするならこの方は、十分に誠実な方であるかと思われます。
山羊座ゆえに野心家で、上昇意欲に溢れているかもしれず、それで少し淋しい思いや、物足りない思いをするかもしれませんが。
だなんて、ここらあたりまではコピペに終始いたしました。

●月と天王星がオポジション
――
月:牡羊座26度(推測)→牡牛座2度(推測)
天王星:蠍座2.25度→蠍座2.24度
――
仮定1ではノーアスペクトであった天王星が、真正面から月を睨み付けてしまっています。
オーブは0度。タイトな対立角です。
「ハプニング」を象す天王星が、「感情」や「妻」を象す月と緊張関係にあるわけです。
蠍座に位置する天王星の「理想」が、牡牛座に位置する月の「現実」に、「変化」を迫っているようにも読めそうです。
この方、束縛されることが苦手です。
一匹狼でありたいし、無頼でありたいのかもしれません。群れることも、安定してしまうこともよしとせず、自由の旗のもとに生きたいのでありましょうか。
自分の知性に自信があるぶん、ひとを見下す面がなくもないかもしれません。

●太陽と月と天王星の「調停」のうち、太陽と月のセクスタイル
――
太陽:水瓶座27.18度→水瓶座27.48度
月:牡羊座26度(推測)→牡牛座2度(推測)
――
緩やかな相関ですが、セクスタイル(ニアリー60度の調和角)を形成しています。
仮定1では、
――
太陽:水瓶座27度
月:牡羊座26度(推測)
――
というタイトさで相関していたのですが、仮定2では、オーブが5度近い頼りなさとなります。
それでも、太陽は、月と天王星のオポジション(対立)に対して、「調停」という三角形を形作る頂点の役割を果たしています。
たとえ話をしてみましょうか――。
牡牛座に位置する現実的な月さんは、配置図の下半分にて、専業主婦を任されています。
蠍座に位置する天王星的な運命が、月さんに問い掛けてきます。
「いいのかい? それで。寂しくないかい? 空しくないかい? ここらで人生を変えてみてはどうかな? 君は君の理想を追うべきではないかな?」
逸脱への手招きでありましょうか?
蠍座からの誘いは、甘く、深く、魅惑的で、しかも真実を宿しているように思えなくもありません。
社会的な上半分で、忙しくも、まあ楽しく活躍している夫の太陽くん、水瓶座的な「知性」で、月さんが「ハプニング」を起こしちゃったりはしないよう、合理的に働き掛けてくれています。
しかしオーブが5度近いありさまでありますから、今一つコントロールが効いていません。
蠍座に位置する天王星からの、オーブが0度な誘いに、月さんの「感情」はどうにも揺さぶられてしまうのでありました――。
だなんて書いていて今、『マディソン郡の橋』という小説を思い出しました。
主人公、フランチェスカとかいう名前のご婦人でありましたっけ。
なんの不満もない暮らしに、運命の嵐が吹くのでありましたね。映画版でいうところの、クリント・イーストウッド氏の登場。
あるいは、映画『Shall we ダンス?』も連想してしまいました。
満たされているはずの日常を揺さぶってくるもの――。

●太陽と月と天王星の「調停」のうち、太陽と天王星のトライン
――
太陽:水瓶座27.18度→水瓶座27.48度
天王星:蠍座2.25度→蠍座2.24度
――
こちらにおいても太陽は、オーブ5度近い頼りなさではありますが、天王星に対して調和的に働き掛けています。
月と天王星の「対立」に対して、「調停」という複合アスペクトを形成しているのです。
180度の対立を、60度と120度に切り分ける頂点として、太陽は、微力ながらもいじましく踏ん張っているのでありました――。
さて、この方自身の人物像でありますが、自主独立を旨とする方であります。
変化の多い人生かもしれません。
変化がチャンスに結び付きます。
ときには、棚からぼた餅なありさまとして、変化が利益に結び付きさえします。
ですから保守的にならず、この方は変化を選び、蠍座の天王星を味方に付けて、破壊と再生じみた建て直しをやってのけてしまうかもしれません。
それだけの力のある方でありましょう。

――以上となります。

――出生時刻次第でいくらかの相違は出てくるものの、違いを含めて捉えてみても、この方、頭がよく、自立していて、仕事に打ち込み、女性にモテて、しかし真面目で、変化に対しても能動的で、課題としてはただ1つ、親密な関係性を、家族との間で懇ろに紡いでゆくこと――みたいな方かと読めました。

羨ましくもなってしまいそうな景色、読ませてくださりありがとうございました!

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