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僕の生きている世界には、鳩もいる

確か、現実は、嫉妬にバターを塗って食べる、ということの繰り返しで、バター以外の味付けはないのだった。

バター以外のものをつけて食べてみたいとも思わないのだ。

周りには羊、鳩、2人の巨人、3人の老婆が各々の生活をしていた。皆、自分がどこにいて何をしているのかすらも分からないが、1人(1匹)500gのステーキとサラダ、一切れのパンが支給される。精神は安定し、空腹になることはない。

「あー、面白くないときに面白くないと言える人になりたい。」

と鳩が言う。

「鳩が人?人が鳩?」

それは、今言うことではないわな。面白い

グサグサ、と、友人を記憶から刺していくゲーム。グサグサッ。だんだん減っていく。生きる希望すら、

もしかすると、いや、僕も誰かの希望をグサグサッグサグサッ

「一喜一憂、野球部は嫌い、一喜一憂、基本的に人生は暗い、君のパンは薄いね。ハハッ、僕のパンを分けてあげよう」

塩っぽくて、少し甘いが、足して2で割ったとは思えないほどの加減。

「君と話していると吐きそうだ。でも、多分好きなんだ」

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