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想像上の普通

逆走する美術館
情報量の多さに戸惑い、フィレンツェの美しい街並みには「すごいな」と言うことしか出来なかった

責任を持つということ、何かが残るということ、もはやこの世界に個性など存在しないのではないかと疑問に思うこと

買い物に行く時に個性が出る どこかのラッパーさんが言っていた

考え方は先代・現代の人の言葉を借用していると思う
僕のオリジナルは、誰が決めて、僕の生き方は、誰が決めるの

買い物は楽しい
消費するものと、維持・保持するもので考え方は変わる 消費するものに関しては、責任がない 昨日ビールと焼き鳥を買ったなら、今日はワインとチーズを買う 誰かに見せるための消費に思える 消費するものと写真は相性がいい パッと想像しやすい個性 さほどお金はかからないし、残るのはパック容器や空き缶だけ
維持・保持するものを選ぶのは難しい 優柔不断な僕は、母や友人の一声がないと買うことができない できなかった 自信を失うケースもしばしば デニムを買いたくて3ヶ月くらい悩んでいた シャツや中古のDVD、Switchやハンバーガーのスツール 買えなかった時のショックや売り切れた時のショックは3日くらい続く でも短い方 育てる楽しみはこっち側にある

苦手なリーバイスの店員さん
脇汗が止まらないほど緊張した、代々木上原の優しい店員さん
点と点を線で結んで物語より、線をいろんな場所に書いてみたけれど一本にならない様子を上から見る物語

「後付けでいいから、年末までに一つ一つのストーリーをまとめておけよ。仕事云々よりも大切なことだと、俺は思うからさ」

実際に美術館を逆走する勇気なんてない
歩きながら消化すること、僕にはできないから、せめて想像の中だけでも抵抗させてほしい
もちろん、全力で走るから

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