見出し画像

03 : THE EMPRESS / オリジナルタロットカード解説

オリジナルタロット版のカードに込めた物語

自分を深く知るために飛び込んだ自分の中。
ふと思い出すのは母の顔。

あの美しい人に愛してほしかった。
自分をもっと見てほしかった。
愛してほしくて差し出し続けた僕の愛、僕が望むような反応を示してくれず、ずっとずっと不安だった。

あの美しい人は僕の母。色んな人に愛されて幸せそうでいつもあったかい。誰に対しても平等に愛を注いでくれる。

それでも僕は彼女の特別でありたかった。
僕は彼女に愛されていると感じていたかっただけなんだ。

カード『女帝』の意味

タロットカード本来の意味に加えて、私版のオリジナルタロットの解釈も載せています。広義では同じ意味ですので、どちらを採用してもらっても構いません。
ピンときたものを受け取ってください。

タロットカード本来の『女帝』の意味

正位置の意味
繁栄、豊穣、母権、愛情、情熱、豊満、包容力、女性的魅力、家庭の形成、謙虚、結婚、子作り、適度なセックス、妊娠、出産
逆位置の意味
挫折、軽率、虚栄心、嫉妬、感情的、浪費、情緒不安定、怠惰、虚言、過度なセックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オリジナルタロット版『女帝』の意味

正位置の意味
充たされる想い、母の愛情、無償の愛、安心、リラックス、
逆位置
充たされない想い、有償の愛、不安、おちつかない、依存

これは私独自の解釈なので少し飛躍してる部分があります。

愚者が『自分を知ろう』と自分と向き合うことを決め、自分の中に飛び込んでいく旅です。その旅路の途中で、色んなことを思い出します。

幼い愚者にとって一番大好きな人は母でした。

誰に対しても平等に愛することが出来る母なのはわかっており、それが愚者の誇りでもありましたが、それでも彼女の一番になりたかった愚者。
彼女から「深く愛されている」と無償に感じていたかったんですですね。

愚者が彼女にとって特別な存在であると認識するのはもう少し後になりますが、ちゃんと深く愛されていたんですね。

ひとつ前の女教皇はこちら

2024年1月28日
画像やテキストの無断転載を禁じます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?